市による低周波音測定を予定されている方からコメントをいただきました。
日にちと経過が記入されているので、とりあえずコメントとしては測定実行まで保留とさせていただきます。
お返事としてお伝えしたいことは、他の被害者さんの測定に際して役立つことがわずかでもあればと思い、UPします。
市が測定器を持たずに測定に来る当たり、よくあることです。なぜ揃いも揃ってそういう背信を招く行為をなさるんでしょうね。
うちでも手ぶらはもちろん、振動計を持ってきたり、騒音計を持ってきたり、時間つぶしのごまかしとしか思えない行為を長年繰り返しました。
そしてやっと低周波音計で測定しても、「よくわからないので~~~」とおざなり・・・
思い出すだけでも腹が立ちます!!
ご質問は、次回は低周波音計を県から借りてきての測定にこぎつけたので、事前に出来ることはありますか?ということでした。
とりあえずは役に立たない『低周波音問題対応の手引き』は頭に入れておきましょう。参照値は規制値ではありませんが、苦情があったときの行政が取るべき手順のマニュアルはあります。中にはハナから聞く耳持たない職員もいますので、その時には堂々と詰め寄れます。
ただ、役立たずの参照値は最後までしまっておく事をお勧めします。
数値が参照値以下の場合、切り捨てられる可能性があるからです。
たとえ数値が参照値を超えていても、規制値ではないので解決の保障はありません。
そして参照値の高すぎる数値を境に被害の有無が決まるわけではないことも。
測定まで数日あるようなので、日々どのような経過かメモを取り、測定当日がいつもより圧迫感が強いか、または幾分でも緩いか、明確に伝えられるようになさったらいいと思います。
市が測定に来たら、機材と設定モードを確認します。
行政はSLOWで1分という測り方をすると思いますが、SLOWは最大値最小値が処理され、実際の生の数値と異なります。
低周波音はエアコンや暖房器具などのスイッチを切り、締め切った部屋で測定するのが普通です。
実際には窓などを開けたほうが被害者は幾分楽になるので、開放時も測っていただきましょう。そして壁際・部屋の隅・部屋の中央・和室/フローリングなど部屋の材質が違うところも測り比べてもらいましょう。
家の中でどこのレベルが高くどこが低いか知るためにも、いろいろ出来るだけ多くの場所の測定をお願いしてみてください。市はひどいと感じる部屋1ヶ所というかもしれませんが、生活者は家中を動いています。部屋ごとのレベル差が大きいと部屋の移動だけでとても負担を感じます。そして、レベルがいくらかでも低い場所があれば生活の中心をそこに移動することも出来ますから、怯まずに交渉してみてください。
記録は出来ればその場で、後日となっても必ず入手しましょう。
専門家に相談の機会が得られる時、データは素人の説明の何倍も説得力があります。
低周波音被害は発生源から離れるしか対応が出来ないのが現実です。
それは憩い安らぐべき家から離れること~家で生活できないことになります。
家があるのに、ホームレスになれといわれているのでしょうか?
ローンと固定資産税は徴収されるのに、家での安らかな生活は担保されないのです。おかしな話です。
この方が今回の測定で、いくらかでも凌ぎやすい部屋が見つかるといいと願っています。それしかできなくてごめんなさい。
また何か思いつくことがあったら加筆いたしますね。
寒さが滲み込む季節となりました。
お体気をつけられ、せめてもご自愛なされますよう。