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ハレ時々オンデマンドTV

オンデマンドTVの感想やら日々の見聞録

タミヤモデラーズギャラリー2007

2007-08-05 00:58:55 | Weblog
タミヤモデラーズギャラリー2007
池袋TOBU 10階催事場にて

仕事帰りに池袋を通ったついでに見てきた。
目立つところにRA272の現物展示があり、
おじさん達が必ず「おお!」と言って(ほんとに皆!)
足を止めて見入っていた。もちろん、私も。
押入れに1/20のRA272と1/12のRA273を
1台ずつ眠らせている身ゆえ、しばし離れられず。

かなりキレイにレストアされていたので
どこまでオリジナルなのか、私では判断できないが
やはり、エンジンカウリングははずして欲しかった!

展示の大方は山田氏のAFVジオラマ作品。
1/35であの金属の重量感を出せるのはスゴイ。

その他AFVと車系がほとんどで、ミニ4駆のコースもあった。
ミニ4駆が25周年というのも
今更ながら、時の流れを感じるな・・・
というか、まだ続いていることに感動すらする。

空物が少ないのは
ま、タミヤだからしょうがないけど
出来上がった作品を見ていると
押入れを引っ掻き回して、何か作りたくなってくるね!

真夏の一番いいシーズンに
引きこもってモケイ制作というのも
ちょっと考え物だが・・・


タミヤモデラーズギャラリー2007
池袋TOBU 10階催事場にて 7日まで開催中



白鵬 朝青龍

2007-05-27 22:22:08 | Weblog
大相撲五月場所 千秋楽

はじめて両国国技館で相撲を観戦する。
2階のイス席正面東7列の59番と
かなり上、正面とはいえ東寄りから斜めに観る位置だったので
大迫力とはいかないが
会場全景を見わたすことができ、それはそれで面白かった。

3時少し前、十両の後半戦あたりから見始めたのだが
やはり、テレビで見るのとは違った
会場の独特の雰囲気がある。

幕内力士の入場やら横綱の入場という演出はあるけれど
土俵上の勝負は、淡々と進んでいく。
大型スクリーンやらチアガールのダンスもなく
客は原寸大の土俵を見ながら酒を飲み
ひいきの力士が出てくると声援を送るという
おおよそ格闘技とは思えない、緊張感のない時間が流れる。

とはいえ、さすがに結びの白鵬・朝青龍戦は、
会場の熱気もグンと上がり、全ての視線が土俵に釘付けになる。

昨日優勝が決まってはいても、全勝がかかる白鵬の気合も違うだろうし
朝青龍も、安々と勝たせるわけはない。
両者立会いの、にらみ合いの気迫は
観客にもビリビリと伝わってくる。

長いにらみ合いから白鵬がはずしても朝青龍はにらみ続け
その次の仕切りの瞬間
激しく飛び出してぶつかり合う様は、まるで殺気だっている。

先に白鵬に上手を取られながらも、切り替えして
中央でがっぷり四つに組み、互いにまわしを引きながら
土俵狭しと巨体をゆすりあえば、観客の興奮も最高潮。
ついには白鵬が朝青龍を倒し、会場は怒涛のような歓声があふれた。
惜しみない拍手が送られながらも、座布団が中を舞う。

今場所は白鵬の八百長疑惑が話題の的になっていたが
今日の勝負を見る限り
あの気迫と殺気は、本物だったと思うのである。


・・・表彰式の前に国家斉唱がある。
   いまどき、日常生活の中で、誰も何の疑問も無く
   起立して『君が代』を歌うなんて
   相撲くらいのものだろうな。


平成19年5月場所 千秋楽 両国国技館 
              2階イス席B 正7列59番 ¥4,900(税込)






浅草ロック座でケイトブッシュを聴く

2007-01-30 04:29:21 | Weblog
人間永く生きていると色々とふがいないことやら、
後ろめたいことを多々背負うことになる。
自分にとって、そのひとつが
いい歳をしてストリップを見たことが無い、ということだった。
別に無理して避けていたわけでもないし、機会が無かったということなんだけど
こういう(どういう?)仕事をしていながら見たことが無いというのは
やはり、ちょっとまずいのではないかと思っていたわけです。

で、今日たまたま浅草方面で打ち合わせが終わったあと
知り合いと晩飯を食べていて、ふと、ロック座があるじゃないか、
ということを思い出した。
折角だから一緒に行こうと、知り合いも誘ったのだけれど
あっさり断られ(女性だから、しょうがないか)結局一人で見ることにした。

観客はほぼ自分より年上の、おじさん(おじいさん)ばっかり。
ステージの踊り子さんは、まるで娘か、下手したら孫くらいだろうから
これはまさに学芸会だ。
孫の学芸会のお遊戯を見に来たおじいさん、と思ってみてると
なるほど会場は実に和やかで、ほのぼのとした空気に満ちている。

肝心のステージの方はというと、非常にソフトで
島歌が流れたかと思うとラテンの曲になったりめまぐるしく音楽が変わるのだが
ケイト・ブッシュの曲が出ていたときは、笑ってしまった。
まさかこんな浅草のステージで使われているとは、夢にも思うまい。

この業界がいまどういう状況なのか良くわからないが
少なくとも、この時代にこの職業を選んで踊っている彼女たちは、
それなりに志があるのだと思う。
元来「ストリッパー」という職業にはいわゆる風俗業とは一線を画する
存在感というか、オーラがあるように言われる。

10年ほど前は、かなりエゲツないことまでやっていたらしいけれど
結局それは、いくつもの小屋を潰すことにしかならなかった。
今日見た限りではステージの上で溌剌と踊る女性のエネルギーと
それを見守るやさしいおじさんの和んだ空気があって、
本来の姿(?)に戻っているのかもしれない。

AVやらアニメやらゲームやらバーチャルな世界がひたすら過激化していく一方で
リアルな世界が(ごく一部ではあるけれど)元に帰ろうとしている。

これも一種のデジタルデバイド?



加賀百万石名品展

2007-01-26 23:45:36 | Weblog
平日の真昼間からデパートに行くことなんて滅多にないのだが
たまたま時間ができたので、そごうデパートの横浜店に行ってみた。
所詮、お客さんがいるのは地下の食品売り場くらいだろうと
タカをくくっていたのだが、結構上の方まで客足が伸びているようで驚いた。
それも、割とご高齢の女性ばかり・・・で、上まで上がってみると
「加賀百万石名品展」という、定番イベントの開催中だった。

別に毎度見ているわけではないのでこんなこという資格はないのだけれど、
どうも十年一日というか、あまりにも変わり映えがしないんじゃないかと思う。
というよりも、伝統のものとか本当に価値あるもののよさが、伝わってこない。
地域で生まれ愛され続けてきたもの、あるいは新しく生まれつつあるものを
つくり手の思いやら情熱やらを、もっと感じられるようにできないのだろうか。

ガラス貼りのブースの中で寿司の実演をするより
インターネットで現地のリアルタイムの映像を見せたり
テレビ電話で話をしながら買い物ができたりすると
面白くてよいのではないかと思ったりもする。
あるいは、手描きのメッセージを添えるとか
アナログでナマな手法もあるだろう。

某大手菓子メーカーの例を待つまでもなく
今の時代、生産者と消費者の距離があまりにも離れすぎている。
遠隔地のものや旬のものが簡単に手に入るようになったのと矛盾するようだが
地域性がなくなり、商品が均一化された分
そこに介在する流通システムが、両者の間を分断してしまったのだろう。

めっきり少なくなった町の八百屋さんや魚屋さんの商品が
いかにも新鮮で、おいしく、安全に「思える」のは
売り手(生産者)と消費者が相対することで
距離感を感じさせないないからだ。
そこには「消費期限」や「衛生管理」とは次元の違う信頼関係がある。
いま必要なのは、この信頼関係なのだ。

製品の良し悪しは結局はモノの質によるものと思うが
価値を伝えたり、感じたりするのは生身の人間だ。
それを忘れると道を誤ったり、本来の姿を見えなくさせてしまう。


・・・などと偉そうなことを考えつつ
元気のいいエプロン姿のばあちゃんに笹ずしをすすめられ
化粧の濃いおばちゃんに「食べてみ!」と言われて
差し出された佃煮を断りきれず、
今夜の食卓は金沢・保古町「芝寿し」さんの笹ずしと
金沢尾張町「佃の佃煮」さんの若さぎ浮かし炊きです。

それはそれで、おいしいからいいんだけど・・・



笹寿し/金沢市保古「芝寿し」製 10個入り 1,050円
若さぎの浮かし炊き/金沢市尾張町「佃の佃煮」製 100g 368円
そごうデパート「加賀百万石名品展」にて
※1月30日まで開催中

ボーネルンドの地球儀

2007-01-25 22:20:51 | Weblog
ボーネルンドの横浜みなとみらい店に行く。
ショップに「KID-O-KID(キドキド)」という
プレイスペースが併設されていることもあって
平日の昼間だというのに(だからこそ、か)
ベビーカーママと子どもたちで大盛況だ。

子どもを外で安心して遊ばせることができない今どき
広々としたスペースで、親子で思い切り羽を伸ばせるスペースは
有料(30分/子ども600円、大人200円)でも
安いくらいなのかもしれない。
自分の子ども時代を思うと、本当に隔世の感がある・・・

ベビーカーで外出するときは、水やらタオルやら
荷物が多くて大変だというから、お母さんものんびりできていいのだろう。
顔見知りもいるようで、お母さんにとっては「井戸端」の延長でもある。

ショップも混んでいて、いくつかの玩具は現物を触って遊ぶことができる。
キャラクター全盛、商魂丸出しの日本製のおもちゃと違い
ヨーロッパ製の玩具には大人が知恵を絞ってつくっている愛情があり
そこにも同じ安心感がある。
結構売れているようだが、セール中だったから、
というのはあまり関係なさそうだ。
(道を挟んだ向かいのトイザラスは閑古鳥が鳴いていた・・・)

ついつられてドイツ製ステラノヴァの地球儀を買ってしまったが
北極と南極を軸にするのではなく、赤道面を水平にカットして
横回転はもちろん、縦スクロールもできるところが面白い。
グーグルアースを見るように、縦横無尽の視線で
地球を眺められるところが、なかなか楽しめる。

これひとつで事足りる、というものではないが
気軽で楽しい、という点ではおススメ、だな。


ボーネルンドの地球儀
¥1,836(セールなので1,400円くらいだった)
ボーネルンドみなとみらい店にて


さようならYS-11

2006-10-01 14:05:03 | Weblog
昨日(9月30日)、YS-11が国内線から姿を消した。
北海道にいた頃、出張で一度だけ
札幌(丘珠)-女満別便に乗ったことがある。

ジェット機のように強引な急角度で上昇するのではなく
まさにフワっと浮くようなソフトな離陸は
いつまでも地上が小さくならず、ハラハラする一方で
まるで遊覧飛行をしているような楽しさがあった。
やっと規定高度に達して水平飛行に移ったとき
エンジン音がぐんと低くなり、機内に緊張が走った。
すかさず
「水平飛行に移ったため回転を下げました。故障ではありません」
というアナウンスが入り、皆ほっとして苦笑したのを覚えている。

往時は旅客機にも1機ごとに名前がつけられていた。
写真の童友社の模型は「オリンピア号」。
(自分の乗ったYS-11に名前があったかどうかは記憶に無い)
日本で独自に開発された最初の(結果的に最後の)旅客機という
思い入れが、誰の心にもあるからこそニュースでも取り上げられるのだろう。

現在の経済環境から考えて、
日本が再び独自に旅客機を開発することはありえないし
旅客機に限らず
経済効率を度外視してまで何かを成し遂げようとするパワーが
今の日本には無くなっているような気がする。
(もちろん、一攫千金を狙うベンチャー系の活動とは次元の違う話)

YS-11は
モノづくりにまだ人間臭さが残っていた時代の傑作なのだ。