去年の話。
親友が偶然行った人間ドックで癌がみつかった。
連絡を受けたときは、受け止めきれず。
『え?嘘でしょ?』
って本気で何回も聞いた。
信じたくないことは、信じないようにできてるのね。人間って。
でも、何度聞いても返事は同じ。
『嘘じゃない』
手術するって。
我らの関係性としては、端から見ると、
少し心が弱い親友とポジティブに支える自分。
こんな構図だと思う。
自分でもそう思ってた。
けど、違った。
親友を支えていると思うことで、自分の存在意義を確認できていたんだと思う。
つまり、支えてると同じくらい、いや、それ以上に支えられてた。
今は手術も終わって元気だけど、再発と背中合わせで常に不安だと思う。
どんな人にも大切なひとは居ると思う。
でも、今ある当たり前も当たり前じゃない。
そう思いながら生きていけたら良いな。
と思う。