大和を歩く

大和憧憬病者が、奈良・大和路をひたすら歩いた日々の追憶

057 真神原・・・今はただ国の肇を風が吹く

2010-12-26 14:00:52 | 飛鳥
さて、私とあなた、つまり筆者である私と読者であるあなたは今、ともに「入鹿の首塚」(前々項の写真参照)の脇に立っているとしよう。まず西を向いていただきたい。さっき登った甘樫丘が東麓の緑の壁を見せている。振り向くと、すぐそこは飛鳥大仏が鎮座する安居院。飛鳥寺(法興寺)の跡である。北は明日香村飛鳥の集落が軒を連ねる。そして南は、一面の水田が広がっている。その原を「真神原(まがみのはら)」という。 田 . . . 本文を読む