この冬も信州戸隠へ
もう何年になるのだろう。
毎冬、スキーを楽しみに仲間と戸隠に来ている。
古来から続いている戸隠奥社の背後にそびえる、
厳しい表情の戸隠連山。
その白い峰々はいつも神々しく輝いている。
お世話になっているロッジ、
そのオーナーとも長いお付き合い。
ロッジももう50年以上の年月が経つ。
暖炉の火がからだを癒してくれる。
酒をかわしながら夜更けの談義が
これも恒例になっている。
オーナーもお年を召されているが、
我々はいつもインスパイアを受けているし、
彼もまた我々との出会いを喜んでくれている。
本当に嬉しい。
昨夜は空海を熱っぽく語られていた。
春は名のみの 風の寒さや
東京も冬山なみの冷え込みだった。
東京には週に一度通い始めてもう四年になるのかな。
老い易く学なりがたし。
御茶ノ水界隈は相変わらず賑わっている。
学生達や会社員風、学者先生や弁当売り屋さん。
漱石もこの辺り歩いたのだな。
近くの神田明神は年初めはビジネスマンの年始で賑わっていたけど、筋向いの湯島聖堂にも合格祈願の受験生が来ていた。
季節は動いている。
冬芽が膨らんできた。
恵方巻きってなんだ
恵方に向かって太巻き寿司を食べるのは、
昔からある庶民の行事なのかな。
コンビニの店員が恵方巻きの販売をめぐっての
ノルマ問題が報じられている。
企業も店員もきびしい状況が続いてる。
いわゆるブラック。
太巻きは子供の頃から一番好きなものだった。
意を決して、初めての太巻き作りにトライした。
かんぴょうと高野豆腐は前日に下ごしらえしておいたもの。
あと卵焼きとシイタケとキュウリ。
シンプルな具材でなおかつ巻きがうまくいかなかったけど、
アメリカの方へ向かって頂きました。
願いを込めて。
