馬の気持ち♪

肉体を鍛えるっていうのは物理的な事でまだやり易いというかイメージしやすい。
でも精神を鍛えるのは抽象的な表現が多くなり理解されずらい面がある…

育成の仕事の内とても大きな部分を占めているのは精神面の強化だと思います。

昨日勝った『ベビーネイル』(横山騎手に従順と評価して頂きました♪)は実は精神的危うさを持っていた馬でした。
一歳セリではイライラしてずっと歯ぎしりしていていまにも切れそうな雰囲気でした、でもギリギリで踏ん張って我慢することが出来たのはハピネモさんの手腕による部分が大きかったと思います、人と馬との約束事をしっかりと忍耐強く教えたからです!!
うちに来たら今度はどんどん調教も進みもっともっとストレスもかかってきます、でも馬ってのは思いのほか環境に適応します！
緊張感の中ストレスとの付き合い方を覚えていくんです
その根っこにはハピネモさんで教えられた「約束事」があるんだと思います。


写真：ハピネモさんとベビーネイル（１歳時）
⇒ハピネモさん繋養時の写真集
⇒当場繋養時の写真集

競馬に於いて従順な馬っていうのはただ大人しい馬では絶対無いです!!
極度の緊張感の中で我慢しなきゃ駄目な時は我慢、怒れ爆発しろって時に爆発できる馬が本当に従順な馬と思います。

そんな馬を造るにはやはり若駒時代からしっかり「約束事」を教えこみ(シンプルなのがベスト)、適度に精神的に何度となく追い込み「ストレスとの付き合い方」(要は慣れ)を覚えさせるのが重要と考えています。


気持ちのONとOFF…、今後更に詰めていきたいテーマです!!