光粒子逝く

昨日の夕方、にわかに流れた噂が今朝になって本当だと分かりました。アグネスタキオンが種付け中の心臓麻痺で死亡したそうですね。
以前からずっと（一昨年くらいかな？）書いている通り、私はアグネスタキオンとネオユニヴァースがＳＳ後継として２大双璧の存在になると思っていました。それがタキオンが昨年リーディングサイアーになり、今年、春の牡馬クラシックをネオユニヴァース産駒が連勝したことで、確信に近くなっていたところでこの逝去です。
やはりタキオンと言えば、２歳戦の３３秒台の脚、４戦４勝で皐月賞を勝つという稀代の名馬だったと思います。もちろん高額種付料で、ウチを含め中小には縁の無いところが多い種牡馬ですが、最良の後継を失って、これからＳＳ後継争いが混沌として来ることは間違い無さそうです。もちろん、現時点でリーディングのマンハッタンカフェ、スペシャルウィーク、ネオユニヴァースなどが有力なのは間違いありませんが、末席にいながら、可能性は秘めていると思うカームにも頑張って欲しいと思います。
超音速で逝ってしまった光粒子、タキオン。稀代の名競走馬で、名種牡馬の突然の逝去に心からご冥福をお祈りいたします。