(有)山内牧場

青森県八戸市で競走馬生産をしている山内牧場の生産馬、繁殖牝馬、繋用種牡馬についてのブログです。

気性について

2008-09-09 12:22:00 | Weblog
馬を一頭一頭見て接していると、やはり個々に性格というものはあります。
今日は先日来たばかりのイブちゃんとウタちゃんの放牧地に長くいたのですが、ウタちゃんは2歳なのでまだまだ若いところを見せますが、イブちゃんは非常におとなしく人懐っこい感じで、すぐに鼻をすり寄せて来てくれます。
とはいえ、どちらも扱いやすいのでお母さんとしては向いていそうです。
翻ってデビュー前の馬で考えると、夏のセリで売れたロカイユの2007は本当に気が強く、人の言うことを聞きません。(最近は育成の成果か言うことを聞くようになったようです)でも、競走馬はこれくらいが良いと思います。
ウチの過去の生産馬で浦和桜花賞や関東オークスなどを勝ったシヤドウという馬は本当に気性が荒かったようです。
また、気性はやはり生まれ育った環境なのかもしれませんし、遺伝に因る部分もあるのでしょうね。今は一山牧場さんにいるナスノアケボノの2007、母は女ボスになるくらい気性が荒く、種付けの時に非常に苦労させられる馬なのですが、産駒は非常におとなしいです。その仔に関しては敷地内の乗馬クラブの女の子がかわいがっていたので、女性に扱われた馬は気性が良くなるというのも本当かもしれないですね。
当歳の頃の気性をそれぞれ観察して、それらがレースに行ってどう出るのか、ケーススタディを様々研究してみたいと思います。