縄文語

日本語の起源 著者 笹谷政子  新風社
私は笹谷政子女史の説を取り入れたいと思っているのでご紹介したい。

「カタカムナ文献」

2023-02-24 02:21:50 | 逝きし世の面影
「上古代の日本の地に“アシヤ族”という、高度の文明をもつ種族が存在し、『八鏡の文字』を創り、特殊の鉄をはじめ、さまざまの生活技法を開発していたこと、そして後代の哲学、医学(易の思想や、漢方等)は、その文化の流れに展開したものである」いま目の前にしている巻き物に描かれた不思議な図象こそ、蘆有三道士の語った「八鏡文字」なのではないか、楢崎はこのようにピンときたのである。そして彼は、この図象の筆写を請うた。

平十字は快諾した。もっとも、書き写すと簡単に言っても、なにぶん山中の穴居生活である。充分な準備などあろうはずがない。平十字がでんと腰を据えて「御神体」を監視している傍らで、食器を入れておくミカン箱を机がわりにして、小さなローソクの灯を頼りに、手持ちの大学ノートにわけもわからぬ「丸の絵」を移すのはたいへんな苦労であった。それから20夜というもの、楢崎が一巻の80個の渦巻をすべて写し終えるまで平十字は通って来たというのである。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿