縄文語

日本語の起源 著者 笹谷政子  新風社
私は笹谷政子女史の説を取り入れたいと思っているのでご紹介したい。

「カタカムナ文献」

2023-02-21 00:13:35 | 逝きし世の面影
樋口清之氏も調査した金鳥山
この金鳥山は、高級住宅街として知られる阪急沿線の芦屋と岡本のちょうど中間あたりに位置する標高500メートルの低い山で、一見したところ、この幻想小説じみたストーリーの舞台としては、はなはだふさわしくないようにも思われる。しかし、山の中腹には 神社があり、平安時代に編纂された「延喜式」の「神名帳」にも掲載されていることからすれば、いずれ由緒ある古社にはちがいない。この神社の社殿をとりまいて、巨石を環状に配置した遺跡が鎮座している。いわゆる「磐境」である。

それは社殿などの形式が現われる以前の、神道の原初的段階における祭祀形式とされており、戦前には現国学院大学の教授、樋口清之氏も実際に調査にあたったことがある。また磐境の周辺からは銅鉾が、境内や山中からは土器や住居跡が発掘されており、いずれも弥生時代のものとみられている。磐境については、単なる原始神道的な遺跡というよりは、何らかのオカルト的パワーと密接な関係があるとする確信が、一部のエキセントリックな郷土史家たちの間には根強あるようで、なかなか意味深長であるとこじつけられなくもない。

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