縄文語

日本語の起源 著者 笹谷政子  新風社
私は笹谷政子女史の説を取り入れたいと思っているのでご紹介したい。

約束にとらわれぬ自在の働き

2022-03-16 17:00:25 | 雑学

禅のことばに「大用現前軌則を存せず」ということがある。「現前」というのは大
機を備えた人の大用が発揮されることをいったものである。この大機大用の人
は、少しも訓練や約束ごとにこだわらない。これを「軌則を存せず」という。軌
則とは、訓練、約束、規則のことである。すべての道には訓練、約束ごと、規則
といったことがあるが、その極致をきわめた人は、それらをさらりと捨て去り、
自由自在の働きをするものなのである。

規則を離れて自由自在の働きをするのを
大機大用の人というのだ。機というのは、心のうちで油断なく何事かを準備して
いることをいう。そこで、心のうちの機が定着し、固定してしまっては、かえっ
て心が機に束縛されて不自由になる。これはまだ機が完成されていないからだ。
十分な修行をつめば、機が完成し、全身に伸び、ひろがって自由な働きをするよ
うになる。これを大用と呼ぶのである。

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