今年に入ってから、メアリー・ポピンズシリーズを再読し始めました。
奥付に、1987年に買ったという記載があるので、なんと31年ぶりの再読
ケース入りのハードカバー4冊を、最近、全部読了したのですが。。。
感想は、うーんあんまりときめくものがなかった。
メアリー・ポピンズが有能なナニー(乳母)であることは疑いの余地がないのですが、どうもね、その人柄に魅力を感じなかった自分がいます。
厳しくて、ちょっとでも自尊心を傷つけられるようなことを言われるとものすごい目つきになる。そのくせ、いつもきちんとした身なりでいる自分の姿を眺めるのが好き。
私が子供の頃、このメアリー・ポピンズシリーズを読んだときは、
「こういう厳しい大人にしつけられるのも良いな」
と思ったのかもしれません。でも、今、自分が大人になってみて
「自分はこういう愛想のない、うぬぼれやでいたくない」
と思うところが大きいのかも。
メアリー・ポピンズがバンクス家の子供たちそして読者を連れて行ってくれるマジカルな世界は魅力たっぷりです。
でも、例えば4作目「公園のメアリー・ポピンズ」の最後の話では延々と登場人物の会話が続いてちょっとうんざり
きらきらした、マジカルな世界のエピソードは楽しいんだけど、なんかこう、胸がきゅっとなるような感動がなかった。
それと、私はこのメアリー・ポピンズシリーズを読んで自分はイギリスのライス・プディングのことを知ったのだとずっと思っていたけれど、どうも勘違いだったよう。
4冊読んでも、どれにもライス・プディングなんて出てこなかった(汗)
本棚で場所をとっているだけなら、処分しても良いかなと思うこのシリーズですが。。。
またこれから30年経って、再読してみたら、どういう気持ちの変化があるか
それがちょっと楽しみだったりするので、捨てずにとっておこうと思います(笑)
コメントはお休みですが、読んでくださってありがとうございます