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やいまの島々美しゃ・心美しゃ

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八重山古典民謡コンクール挑戦記 2013

2013-06-20 | 沖縄・八重山・三線
主に、自分のための記録ですが、どんな分野であれ、何か目標に向かって取り組んでいる人にも読んで頂けたら嬉しいです(長いけど・笑)。

まず、3月末までに課題曲7曲を、70%ぐらいの仕上がりに。。。これは一応予定通りOK。4月には全曲暗譜して、GW明けからは唄いこみです。週末は、洲原公園、日高公園、於大公園などで練習しました。

最終的に、課題曲7曲の中から2曲が決まったのは5月30日。ここからいよいよ、本番に向かってラストスパートです!!

今年の課題曲は以下の通りでした。

新人賞 本調子(三本の弦がド・ファ・ド)…鳩間節 
      二揚げ(三本の弦がド・ソ・ド)…夜雨節

優秀賞 本調子…赤馬節
      二揚げ…古見ぬ浦節

石垣入りする前の最後の週末だった6月8日に、本番想定の度胸づけで、刈谷駅前で練習しました。

 

もちろん私もやりましたよ~ とあるおばさまが、「暑いのにがんばってるね~これでジュースでも買いなさい」と言って、1,000円くださいました!(お気持ちはありがたく受け取りつつ、コンクール後に竹富島に行った際、「デイゴ基金」に寄付させて頂きました。)

6月13日に石垣入りしてからも練習して。。。前日の夜はやっぱり眠れませんでした。当日は朝から吐き気がするし。。。こんな思いをしてまでどうしてコンクールを受けるんだろうと、何度も思いましたよ。

着付けをしてもらってコンクール会場である石垣市民会館の庭で声出し練習しているときは、2つのことを思いました。

①何だか、同じように声出し練習している他の受験者全員が、自分より上手く思える
②もう、合否はどうでも良いから、とにかく2曲最後まで唄って、弾き終わりたい!!

この2つは、ちょうど一年前の新人賞の時とまったく同じ心理状態でしたね。

新石垣空港の近くにある、赤馬の像です。

 

今回、自分の出来を自己採点すると、75点かなあ。。。新人賞の時は70点くらいだったので、わずかではありますが今年のほうが良かったです。特に、唄には満足しています。緊張すると声が震える、高い声が出せない(伸びない)という不安があったにもかかわらず、意外と良い感じで唄えました。でも反省点もあるわけで。。。

①2曲とも、全体的に早かった(どんなに緊張しても、ゆっくり弾かないとダメですね。。。)
②赤馬節で、左手は正しく尺の位置を押さえたけれど右手が緊張して動きが硬くて、空振りが2回ほどあった(まあこれはそんなに大きな減点ではないかも)
③本調子から二揚げへの調弦が甘かった(これが一番の反省点)

うーん。。。昨年何とか新人賞合格できた私ですが、優秀賞の審査は厳しかった!!!ぎりぎりでも合格は合格、あと一歩でも不合格は不合格、その差は大きいので、正直、合格したかったですけど、まだまだ優秀賞という実力レベルではない私が今回合格していたら、こんなお恥ずかしい状態で次は最優秀賞を目指すという、とんでもなく恐ろしいことになっていたでしょうから、まあ、長い目で見れば良かったかなとも思っています。

長い目と言えば、私が本格的に八重山民謡を初めてからまだ一年半にしかなりませんしね。。。年齢的にもっと若いころから始めた人、ましてや子供には勝てない、と思うこともありますが、だからと言って焦っても仕方ないし、これから一生、八重山民謡のいろんな曲に、じっくりと向き合っていきたいです。

昨年も今年も、自分に自信が無くて、ビクビクしてコンクールを受験しましたが、今年の悔しい気持ちが、来年、攻めのパワーになると良いなあ。。。そして、ぎりぎり合格でなく、余裕で合格したいです。そうは言っても極度の緊張にさらされる本番では、何が起きるかわかりませんけど。。。

今年のコンクールの日程など。八重山毎日新聞より。

 

とにかく、一年前の今頃、「来年、大学院の修士論文に取り組みながら優秀賞にも挑戦するなんて絶対できない」と思っていましたが、その「できない」ことをやり、あと一歩というところまで行けたことは、自分としても大健闘だったと思います。

そして今年のコンクールの最後の感想として。。。まーさんがコンクールに挑戦する気になったとき、私は「ええっ」と思いました。私が昨年、あんなに苦しい思いをしているのを見ていたのに、よく自分もやる気になるなあと(笑)

でも、まーさんも本当に努力して頑張りました。もちろん私も役に立てることがあればしたつもりですし、最後の最後まで課題曲2曲を練習して、その結果、見事合格でき、本当に良かったです。

今回、二人でコンクールに挑戦したおかげで、二人で八重山民謡のことを以前にも増して語り合えたと思います。そして、志を同じくする全国の仲間にも出会い、その熱い気持ちを共有でき、感謝しています。

長々と読んでくださった方にも、ありがとうございました!!私はまた、前に向かって歩き始めます!!



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