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前を向いて歩こう

 何歳になっても、前を向いて歩いていきたいものだと思います。
 

反哲学史 

2010年06月08日 09時11分26秒 | 
 大学の先生の本なので、まるで講義を聴いてるよう。昔高校の倫理で習ったのから、少し

先の話のようだった。ようだった、というのは、理解できてない言葉があるから。存在、だ

の現象だの。

 ただ、今までの欧州の哲学をプラトンからの、現実世界とは別にイデアの世界があるとい

う系譜でとらえることができて、それが絶対ではなく、相対化できるということのようでし

た。極端な話、 並行して読んだ、「インドで考えたこと」でレーニンが欧州より、むしろ

アジアのほうが進んでいると言ったというようなことが書かれていたが、そういう相対化も

真面目にありえるということだろう。そんな価値の大転換みたいな話をこんな固い本で読ん

だことは、非常に良かったと思う。頭をやわらかくするために学ぶってこういうことかな。

インドで考えたこと (岩波新書 青版)  / 堀田善衛著

2010年05月25日 22時12分49秒 | 
 インドに歴史は無く、そこには「永遠」があり、近代小説家である著者は、「近代小説」

では永遠だけは扱わないので、困るというようなことが書いてあって、感慨深い。195

0年代にインドへペンクラブの会合で渡った著者の記録、エッセイ。日本から西へと行く飛

行機の中から見下ろすデルタ地帯に大河が何本も流れる様子は、自然という言葉に日本人が

感じるものとはまったく別の、野蛮で、手に負えず圧倒されるものと感じさせるもの。

 

パキスタンの様子も出てくる。家財というものがない、家とよぶには慎ましい、土でで

きた家で暮らす人の様子。そこへの道中バスで乗り合わせた老人は、「(日本は)ロシアに

勝った(勝ってすごい)と思ったら、自分ら(インドやパキスタン)から搾取する英国と同

盟を結び、、(云々)」と日本人の著者に言う。50年後の今、世界の日本を見る目は今も同

じかもと思う。

ベニシアの京都里山日記

2010年05月18日 22時35分20秒 | 
 テレビも楽しみに見ています。日曜夜7時半のBSで京都の里山に暮らすベニシアを見て

図書館の本を借りましたが、すごい予約数で、やっとまわってきました。

いいなあ、理想の暮らしです。古いものに新しい命をふきこむこと、ベニシアが、やりたい

ことだそうです。私も同じかも、同じことが好きかもと、ふと思いました。自分の好きな事

って知ってるようで、知らないものだなあ。他に何が好きだろう、私は。

 ところで最近これ以外TVを見ません。何か、マイケルジャクソンが誤解されていたことを

知った最近、顔が広かったり名前のある人、TVにでて話している人のいうことに無意識に同

調していたことに気がつき、怖くなったのです。

街の灯 by 坂田マルハン美穂

2010年05月12日 19時29分18秒 | 
 著者は、私と同年代。しかし、すごいバイタリティを持つ人だ。27歳でニューヨークに渡

り、それまでの編集者というキャリアを生かして、自分で会社を作ってしまい、就労ビザを

自分に出したそうだ。この本はニューヨークでの街のひとコマというか、人々との心のふれ

あいが短編集のように書かれている。自分の人生を切り開きたいと思っている人に、力にな

る本かな。

 そして、ニューヨークは東京より、さらにごみごみしているところだろうと勝手に思って

いたので、著者の、ニューヨークをずっと探し続けた終の住処のように感じるというところ

を読んでそんないいところならとニューヨークに行ってみたくなったのだった。

ソフィーの世界哲学ガイド -須田朗ー

2010年04月25日 19時40分55秒 | 
 ソフィーの世界も手に取った憶えはあるのだが、歴代の哲学者が出てきたことをぼんやり

と思い出す程度だったので、この解説書がいいとどこだかで目にし、2度目にソフィーの世

界をよむかわりに、こちらを読んだのでした。
 
 大変わかりやすく、もうソフィーの世界を読んだ気になりました。哲学の歴史の知識も新

たに強化された気がします。ソクラテス、プラトン、アリストテレスに始まって、デカル

ト、スピノザ、ヒュームら、カント、ヘーゲル、キルケゴール、サルトル、ハイデッガーと

きました。ソフィーは本の中でも、本の中の人物の設定で(いれこのようです)、死があ

る、実際の人間をうらやましがっています。死がある一度きりの生命はすばらしいと。この

先生お勧めの木田元氏の反哲学史も予約してしまったし、来るのが楽しみです。

日本語が滅びるとき、日本語で書くということ

2010年01月18日 10時59分32秒 | 
 予約多数でやっと順番が回ってきた2冊。

 この「日本語が滅びるとき」を読むと、日本語を読むことが出来る

という能力は世界の知にアクセスするのに近代では大変役に立ってき

ていたんだなあ、それというのも近代の日本人が頑張ってイギリスや

フランスドイツなど当時進んでいた国々の言葉を日本語に翻訳してく

れていたからなんだなあという感慨を深くし、近代の日本人に頭が下

がりました。

 慶應義塾大学の創設者である福沢諭吉のまず長崎でオランダ語を昼

夜問わず、時には教室の柱に座ったまま体を預けて寝たりしながら必

死に学び、そのオランダ語を試そうと江戸へ出てみて、実際必要なの

は英語だと分かると今度は英語を必死で身に着けるというエピソード

にも感心しましたが、その大変な事は想像を絶しますが、情熱や集中

力少しうらやましくもあります。

 近代がある意味日本語にとっては幸せな時代であったこと、そうい

う視点で日本近代文学を見たことが無かったので、あたりまえにあっ

た夏目漱石をまた読みたい、まだ読んでいなかった二葉亭四迷の「浮

雲」、幸田文の「きもの」を読もうと思いました。

最近読んだ作家

2009年10月24日 21時40分58秒 | 
 梨木香歩「(題を度忘れ)」ぬかみそから人が出てくる話。すごく面白かった

し、読んでいて快!という感じでした。生命を大切に大切に考えているところが好

きです。同じ作家の、イギリスのホストマザーの話も良かった。こんな人いるんだ

なあと感心しました。作家との交流が、こんなお付き合いもあるんだなあと私もお

すそ分けしてもらった気になりました。

 長嶋有「ジャージの2人」スローに時間が流れる感じの物語の中で、人と人の

間が、何か爽やかな感じがした。読んでいて気持ちの良い小説です。

 連作の東京が舞台の林真理子先生(先生とつけたくなる)の作品は、ピリッと

ちくっとしましたね、本当に、記憶に残る作品です。

 唯川恵さんの軽井沢のワインの話は、フィクションとわかっているけどありそう

な話、いそうな主人公というところが引き込まれました。

 「掃除力」の本、効果絶大!たちまちきれいになった我が家。その前に片付けら

れなかった女性のブログが本になったものを読んだのも良かったのかも。部屋と

心、深い話でラスト泣かされました。

 手当たり次第に読んでいます。

 あっ、そうだ、「あなたの心が光でいっぱいになる本」by鈴木秀子も良かった

です。心理学を修めた作者が語る心を平安に保つ法、毎日寝る前に読みたい本。

エニアグラムももっと知りたいです。それと、海原純子先生の「ハートのウエイク

アップコール」もいかに心の平安を保つかのヒントがいっぱい。心配しすぎで病気

になって亡くなった方の話は怖かった!楽天的に行きましょ。




 

アスペルガー症候群・高機能自閉症の人々のハローワーク

2009年09月26日 20時22分44秒 | 
 題を読んだ。全くそのとおり、と思えることが書いてあった。

1.ソーシャルスキルに頼らず、才能、技術で採用されるようそれを磨くこと。で

きれば人より早く。

2.高校時代ぐらいから、近くの職業訓練になりそうなところに弟子入りするこ

と、そのためには親が近所を回り開拓すること。

フィンランドの教育

2009年07月21日 18時51分02秒 | 
 1.オッリペッカ・ヘイノネン「学力世界一」がもたらすもの。
 
 29歳で日本で言う文部大臣、教育大臣になり、PISA(OECDが行う新学力

テスト)で世界最上位の成績を、2000年、2003年、2006年とあげている、フィンラ

ンドのオッリペッカ・ヘイノネンへのインタビュー。教育の機会平等、質を高める

哲学は立派でした。

 2.フィンランドの理科教育

 教材がすばらしい。内容が高度。

 3.フィンランド・メソッド入門

 筆者は外交官をやめて日本の教育に、貢献したいと国語科教諭になった人物。

簡単に、見やすくまとめてありました。