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前を向いて歩こう

 何歳になっても、前を向いて歩いていきたいものだと思います。
 

続明暗、私小説

2009年07月19日 05時33分16秒 | 
 水村美苗氏の、2冊を読んだのは、1ヶ月ほど前か。記録を怠っていた。

日本語のほろびるとき、は予約多数でまだ読めていない。私小説では、12歳で父親

の仕事の都合でUSAニューヨーク周辺で暮らすことになった作者の実体験ではと

思われるお話が、妹とのやりとりを主にして綴られる。人種差別を肌に感じながら

もエリートコースを進む姉と、やや壊れてしまった妹の電話での会話で、どうやっ

て食べていくか、生きていくかという悩みが赤裸々に描かれていて、ひきつけられ

た。

 続明暗は、夏目漱石の作品の続編ということを試みて書かれているそうで、

浮気する男性主人公の妻の自意識の高さから、自殺するのではないかとはらはらさ

せられ、しかし自殺はせず生きていくのだというクライマックスが、私が言うのも

おかしいが良く書いてあって一気に読んだ。

読書記録

2009年05月10日 11時07分34秒 | 
 カラマーゾフの兄弟亀山郁夫訳、7つの習慣最優先事項、 翻訳夜話、翻訳夜話

Ⅱ、ケープベアの一族(大地の子エイラ)上下、さあ、才能に目覚めよう、天使の

卵、星々の舟、「仕組み」仕事術、ゴールデンウイーク前後に読了。

 村山さんの2作には、泣かされ、震えさせられ、あっという間に読まされてしま

いました。翻訳夜話にもありましたが、売れる小説というのは、文のリズムが読ま

せる重要な秘密のようです。読点の打ち方、目で文を追わせるリズム。すっかり、

気持ちよく、作者のペースにのせられてしまいました。

 秘密を、ちょっときいたからって、すぐ自分にできるわけではない。積み重ね、

なんですね。毎日、毎日、できる好きなことを見つける!そして、苦もなく毎日で

きる仕組みを作る。作家だったら、机、パソコン、いす、採光。

 


 


中谷 巌さんの本と 日経ビジネスオンラインの記事 共に資本主義の将来について

2009年03月09日 20時56分40秒 | 
 中谷巌さんの本では、中谷さんはかつてアメリカで学びアメリカの中産階級の穏やかな豊

かさに憧れ、そこで学んだ資本主義の経済学を進める立場だったけれど、その中産

階級の穏やかな豊かさとは、中谷さんがアメリカで勉強する前の世代の資本主義の賜物

であって、現在の強者のための論理を強化するための資本主義では世界は幸せにな

れないのではないかと書いてあり、共感した。

 同時期に読んだ日経ビジネスオンラインの、2月に一番読まれた記事のランクに

現在の資本主義の危うさを書いた記事がはいっていた。

 どうやらアメリカには私たち日本人とは違う階級意識があるらしい。

 昔、どこかで読んだ言葉で「全体の幸福なしに個人の幸福はありえない。」

という意味の文があって心の底にあるのだが、出典はどこだろう。本当にそう思

う。

エリザベス キューブラー ロスの「人生は廻る輪のように」

2009年02月17日 21時28分42秒 | 
 エリザベス キューブラー ロスは三つ子です。(まず、びっくりしたので。


 死のイメージは、日本の浮世絵でも書かれているものがあるという、さなぎが

蝶になるイメージ、というのをこの人が書いたというのをちらとどこかでみて(確

か河合隼男さんと、柳田邦夫さんの対談本でした。)、熱心な医者が、死を語る本+

アルファを感じて、この人の本を5、6冊図書館から借りましたが、今読んでいるこ

の本が、今の私の精神状態に合っているのか、一番すっとはいってきます。

 死を恐れず、蝶になるイメージで安らかにあの世へ旅立ちたいものです。いつ

か・・・の話ですが。しかし、高層階へ上るエレベーターでも身が縮こまる私は

そのときかなりの恐怖を感じるのではないかと思います。

ジムロジャースのadventure capitalist

2009年01月13日 20時01分45秒 | 
 ジムロジャースの世界大発見(邦題は、たしかこんな感じ。)を読みました。

世界を、自分の足で、(車で)実際に、見て歩き、その国の情勢を肌でつかんだ上

で投資する人=ジムロジャースです。

 前回は、バイクで回ったそう。アラスカから、アフリカ、南アメリカのパタゴニ

アまでそれぞれの国の彼による感想が興味深かったです。

 長い戦争が終わってすぐが一番の投資のタイミングだそう。しかし、投資は、素

人がするものでは無いそう。その国のことをよく知った者がするものだそうです。

 余談ですが、アフリカならタンザニア、アジアならミャンマー、南米なら彼ら夫

妻が大変気に入ったというウルグアイの美しい町に行ってみたくなりました。




角田光代さんの本

2008年12月13日 22時34分06秒 | 
 「あしたはうんと遠くへいこう」を読んだ。対岸の彼女、幸福な遊戯、それとエ

ッセイ集に続き、5,6冊目か。主人公栗原泉は、大学時代から音楽誌に名前つき

コラムを書いていたが、その大学の音楽サークルで好きだったバンドの男との関係

に行詰まり、アイルランド自転車一周のたびに出てしまう。その前後高校時代か

ら、32歳までの彼女の恋愛遍歴を追った小説。

 アイルランドから戻って、恋人が別のバンドの女と一緒になっていて、その

後の恋愛相手の一人からは、セックスドラッグロケンロールかっこ情念系かっこ閉

じと評されるような荒れた生活を送る。

 年下男との生活に疲れて、二股で尽くした男にそれがばれ、切れられて、熱が冷

め別れた後もストーカーされたり、さんざんであるのだが、彼女は自由を求めてい

るのである。

 ところで、高校時代からの親友の町子の十年来の不倫相手の5歳の次女を行きが

かり上誘拐のように連れまわしている間、その子は一度も帰りたいといわず、むし

ろ楽しんでいるかのようだったのに迎えに来た父親をみたとたん、大声で泣き叫ん

だという描写がリアルだなと妙に感心した。

3つの才能

2008年11月17日 20時09分43秒 | 
 マーカスバッキンガムのいう3つの才能

努力する才能、そのひとの「なぜ」を説明する才能。なぜ毎日ベッドからおきあが

るのか。傑出した存在になりたいという欲望が、その動機なのか。

考える才能、その人が「どうするか」を説明する才能。どのように考えるか、さま

ざまな選択肢にどのようにして重要度をつけるのか。

人づきあいの才能、その人の「だれか」を説明する才能。だれを信頼しているか、

だれと人間関係を築いているか、誰と衝突し、誰を無視しているか。

「まず、ルールを破れ」より

2008年11月06日 20時35分30秒 | 
優れたマネージャーは才能をみる。欠点を成長するようにもっていこうとしたり

はしない。

才能には、努力する才能、競争する才能、などなどいくつもあげられている。

優れたマネージャーは部下に厳しい愛情を注ぐ。

「厳しい」とは「成長する見込みがないまま平均点をうろうろしているレベル」の

パフォーマンスを「そんなに長くは見逃しておけない」という態度だ。 


続・般若心経 リービ英雄英訳

2008年11月05日 20時00分00秒 | 
不生不滅

不垢不浄

不増不減

是故空中

無色無受想行識

無限耳鼻舌身意

無色声香味触法

無限界乃至無意識界

無無明亦無無明尽

乃至無老死

亦無老死尽

生じず減ぜず

けがれず浄からず

増ぜず減ぜず

このゆえに空中には

色もなく、受想行識もなく

眼・耳・鼻・舌・身・意もなく

色・声・香・味・触・法もなく

眼界もなく、意識界もなく

無明もなく、また無明の尽くることもなく

また老死もなく

老死が尽くることもなく

They are not mere things

that appeare or disappeare.

Nor are they things impure or pure.

Nor do they merely increase or decrease.

And so, within that emptiness,

there is no form, there is no sensing,no imagining, no willing, no

conceiving.

There are no eyes, no ears, no nose, no tongue, no body, no mind.

There are no sights, no sounds, no smells, no tastes, no objects felt, no

realms conceived.

There are no twelve causes of pain, from"there is no ignorance, and there

is no extinction of ignorance."

to "there is no decay and death,

and thereis no extinction of decay and death."

・・・続・・











大地の子エイラの英語版

2008年11月04日 19時56分15秒 | 
THE CLAN OF THE CAVE BEAR を読み始めたが、自慢ではないが、1ページに30

個も知らない単語が出てくる。

TOEIC対策の重点はLISTENNINGに、移ったが、その際、聞き取れない単語は確かめ

なければ、身につかず、わからないままだ、という、TOEIC対策の言葉に納得した

ので、スクリプトありの文を聴くことにしたのだが、READINGのほうも調べたほう

が、身につくんでは?英語の授業を受けてたときのように、と思い直し、先日の

LIFE STRATEGIES は飛ばし読みしたが、今回は調べていくことにした。

 それは、いいがいっこうに進みません。

 文は英文読書暦浅い私が言うのもなんですが、すごく凝っているというか、場面

が流れるような、文で楽しく読めそうです。