水村美苗氏の、2冊を読んだのは、1ヶ月ほど前か。記録を怠っていた。
日本語のほろびるとき、は予約多数でまだ読めていない。私小説では、12歳で父親
の仕事の都合でUSAニューヨーク周辺で暮らすことになった作者の実体験ではと
思われるお話が、妹とのやりとりを主にして綴られる。人種差別を肌に感じながら
もエリートコースを進む姉と、やや壊れてしまった妹の電話での会話で、どうやっ
て食べていくか、生きていくかという悩みが赤裸々に描かれていて、ひきつけられ
た。
続明暗は、夏目漱石の作品の続編ということを試みて書かれているそうで、
浮気する男性主人公の妻の自意識の高さから、自殺するのではないかとはらはらさ
せられ、しかし自殺はせず生きていくのだというクライマックスが、私が言うのも
おかしいが良く書いてあって一気に読んだ。
日本語のほろびるとき、は予約多数でまだ読めていない。私小説では、12歳で父親
の仕事の都合でUSAニューヨーク周辺で暮らすことになった作者の実体験ではと
思われるお話が、妹とのやりとりを主にして綴られる。人種差別を肌に感じながら
もエリートコースを進む姉と、やや壊れてしまった妹の電話での会話で、どうやっ
て食べていくか、生きていくかという悩みが赤裸々に描かれていて、ひきつけられ
た。
続明暗は、夏目漱石の作品の続編ということを試みて書かれているそうで、
浮気する男性主人公の妻の自意識の高さから、自殺するのではないかとはらはらさ
せられ、しかし自殺はせず生きていくのだというクライマックスが、私が言うのも
おかしいが良く書いてあって一気に読んだ。