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「妊娠は病気?」  「働く女性の4人に1人が流産の経験」 《流産の後始末は漢方で》

2016-02-27 18:59:40 | 日記
 漢方 健康相談 食養生で健康な体づくり 専門店 静岡県藤枝市 至誠堂薬局です。日本人、日本の気候・風土に合わせた健康に関する情報で、皆さんの健康づくりのお役に立ちたいと願っております。

 健康でじょうぶなお子さんを授かるために、、マイナス2才からの子育て相談(子宝相談)をおこなっています。お気軽にご相談下さい。

 「妊娠は病気?」
 中国古代医書の『金匱要略』に、「婦人妊娠病篇」と「婦人産後病篇」の項目があげられています。
 先日「働く女性の4人に1人が流産の経験がある」という記事が新聞紙上に載りました。
 漢方的に考えたとき、妊娠という状態は、赤ちゃんを育てるために子宮に血液が送り込まれる状態といえます。しかし、仕事をするということは、頭や手足など子宮以外に血液を送らなければならない状態で、必然的に子宮への血液の供給は不足がちになると考えることができます。
 そのため、今までと血液の流れの状態が異なるため、女性は妊娠すると体調を崩しがちになります。悪いケースの場合は流産という結果を招くことになります。

 『金匱要略』の「婦人妊娠病篇」に、「婦人は妊娠したら、当帰散を常服しなさい」という条文があります。妊娠したら、「当帰散」を飲みなさいということですが、日本では「当帰芍薬散」が一般的に勧められます。日本の気候・風土を考えたとき、「当帰散」より「当帰芍薬散」の方が日本人に合っているということです。

 また、妊娠は女性にとって一大事業で、自らの体を犠牲にして赤ちゃんを育てる、言い換えれば栄養分やエネルギーを持って行かれてしまうということになります。また体内のいらないものも胎盤を通して赤ちゃんに行ってしまいます。できればきれいな羊水の中で赤ちゃんを育てたいものです。

 健康に出産するためには、事前に十分体調を整えておくことが必要です。体のお掃除や必要な栄養分を蓄えるなど、受胎までの約1年、出産までの約1年、合わせて少なくとも2年前くらいから、自分の体を正常な状態に整えておくことをお勧めします。

 また流産をしてしまった場合、その後始末が重要になります。漢方で言う瘀血を残さないよう、また瘀血を生じさせないよう、昔の漢方書にはその対策が述べられています。
 妊娠は自然の営みで、自然というものはある意味では厳しい点があります。自身の体が妊娠・出産できる状態でない場合は排除し於てしまう、すなわち流産がおきてしまいます。
 妊娠・出産するということは、様々な奇跡が重なることによると考えることができます。そのために、十分に事前の準備をすることをお勧めします。
 漢方的養生法がお役立ちます。
 
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