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健康的に痩せる

2009-07-31 15:41:49 | 日記
 漢方 健康相談 食養生で健康な体づくり 専門店 静岡県藤枝市 至誠堂薬局です。日本人、日本の気候・風土に合わせた健康に関する情報で、皆様の健康づくりのお役に立ちたいと願っております。

 夏は体を露出する傾向になるためか、体形が気になる季節です。最近少し肥満気味の方が健康で長生きという情報を見かけます。肥満はメタボの原因の一つで、そこから続く高血圧、脂質異常、糖尿病などへの入り口であることは間違いないことです。しかし、最近若い女性の中に、やせるためか、食事のバランスが悪いために栄養失調状態になり、体調不良を起こす場合があることが指摘されています。肥満であることを容認する情報は、極端なダイエットへの警鐘なのかもしれません。
 しかし、肥満であることは、体にとって、特に循環器系に負担をかけることは明らかです。やはり太り過ぎは改めなければなりません。なぜ太るか。単純に考えれば、摂取カロリーが消費カロリー(代謝と運動)を上回れば体重は増えることになります。この基本を無視して、漢方薬やサプリメントを使用して簡単に痩せようとしても、うまくいかない場合が多いのではないでしょうか。
 痩せるためには、まず食べること、飲むことを見直して、食べ過ぎ・飲み過ぎかどうかを判定することが必要になります。食べ過ぎを防ぐための一つの方法として、早食いを避けることです。ゆっくり食べることで、満腹中枢が刺激され、食べ過ぎの抑制になります。
 次に体内にある余分なものを速やかに体外へ排泄することです。排泄方法は、大便、小便、皮膚からの発汗、呼吸があり、女性はこれにさらに生理が加わります。これらがうまくいっているかを確認する必要があります。排便が行われるだけで、2キロ程度は体重が減少します。
 防風通聖散は、この排泄をうながす漢方薬の代表的な処方の一つですが、使う場合「証」(条件)を確認しなければなりません。服用して、下痢になる(お腹の調子が良くない)、皮膚に症状(発疹、発赤等)が現れた場合は服用をやめて、専門家に相談することをお勧めします。

クローズアップ現代の「がんとともに」に思う

2009-07-29 17:14:50 | 日記
 漢方 健康相談 食養生で健康な体づくり 専門店 静岡県藤枝市 至誠堂薬局です。日本人、日本の気候・風土に合わせた健康に関する情報で、皆様の健康づくりのお役に立ちたいと願っております。

 28日(火)NHKクローズアップ現代「がんとともに」。いつもならニュースを見た後、テーマを見て他の番組へ行くところ、サブタイトルの「“働き盛り”失業の不安」が気になって見てしまった。高齢化社会を迎え、二人に1人がガンにかかる可能性があるという。しかし、高齢者ではなく、働き盛りの世代でガンにより職を失う人が増えていることは、治療法だけでなく、別に意味での問題を抱えていることになる。
 6月21日付の『静岡新聞』に掲載された浜松医科大学公開講座2009「長寿社会を元気に生きる!早期発見・早期治療」の中では、ガン予防のためのガン検診の定期受診をすすめている。ガンにならないための予防法、養生法を守り、定期的に健診を受け、早期のうちに治療を受けることが求められる。
 しかし、NHKのアンケート調査では「がん患者の3人に1人が、仕事を失っている」実態が報告された。治療と仕事の両立の問題がそこにあるとのことである。残念ながら、現在ガン治療はこれが絶対確実という方法があるとは言えないため、可能性の高い方法を採用することになる。ガンを治療することは、外科的であれ、化学的であれ、物理的であれ、同時に自身もダメージを受けることになる。このダメージを如何に少なくすることができるかが、治療を成功に導く可能性が高いのではないか思う。少ない経験ではあるが。
 日々の健康であるための、努力の積み重ねが求められるところである。

見直されるバイプレイヤー  食物繊維の役割

2009-07-28 17:53:17 | 日記
 漢方 健康相談 食養生で健康な体づくり 専門店 静岡県藤枝市 至誠堂薬局です。日本人、日本の気候・風土に合わせた健康に関する情報で、皆様の健康づくりのお役に立ちたいと願っております。

 昨日に引き続き『日本経済新聞』夕刊 らいふプラスの≪抗加齢を学ぶ≫京都府立医科大学大学院吉川敏一教授の連載から。6月19日付「食物繊維、もっと摂取を」
≪食物繊維は「人の消化酵素で消化されない食物中の難消化成分の総体」と定義される。腸内細菌の餌となり、善玉菌であるビフィズス菌を増加させて腸内環境を改善する。また排便促進作用のほか、耐糖能改善作用や血清コレステロ-ル低下作用などがある。心筋梗塞のリスク低減、肥満抑制なども期待され、生活習慣病の予防やアンチエイジングの切り札ともいえる。
成人の場合、20~25g程度の摂取が望ましいが、最近の日本人はその半分くらいしか取っていない。低下の原因の一つには米などの穀類をあまり食べなくなったことがあげられる。・・・(食物繊維を)野菜一品からとるには難しいが、豆類を始め、寒天、ヒジキなどの海藻類にも多く含まれている。
 米を中心とした昔ながらの日本食には多くの食物繊維が含まれており、腸内環境の整備には適している。糖尿病や肥満などの予防のため、日本食を見直し積極的に食物繊維の摂取を心がけるべきだ。≫

 戦後は栄養不足を補うという目標で、三大栄養素の炭水化物・脂肪・タンパク質をバランスよく、かつ所定量取ることが目標でした。その後ビタミン・ミネラルの不足が言われ、さらに微量ミネラルにポイントが移り、最後は何の栄養価値も持たないとされていた食物繊維の働きが注目されています。
 食物繊維には水溶性と不溶性があり、それぞれの役割があります。健康維持のため、腸内環境を整え、腸の働きを活発にして、不要なものを速やかに体外へ排泄させるために、食物繊維を含む緑黄色野菜をとることをお勧めします。

漬物を見直そう  塩にもこだわりましょう

2009-07-27 18:38:05 | 日記
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 25日の土曜日は、急に出かける用事があり、ブログをおお休みしました。

 7月24日付『日本経済新聞』夕刊 らいふプラスの≪抗加齢を学ぶ≫京都府立医科大学大学院教授吉野敏一先生の「漬物の有用性 見直す」より
≪野菜の栄養価を高めて体にいい成分を効率よく摂取する方法に漬物もがある。・・・漬物からは野菜に含まれるビタミン類や食物繊維を豊富に摂取できる。中でも日本特有の「ぬかみそ漬け」は、米ぬかを乳酸菌や酵母などによって発酵させて作っている。米ぬかに含まれるミネラルやビタミンなどの豊富な栄養成分が漬物に移ってくるほか、発酵の際に微生物群によって新たに生成されるビタミン類も野菜に吸収される。牛乳などに豊富なカルシウムも多い。
 発酵した漬物には体に有用な乳酸菌が多く生息しており、これらが腸管内に入り便通などの腸の健康を助けてくれる。また、腸管内においてもビタミンを産生するため、貴重なビタミンの供給源になる。
 漬物として摂取した食物繊維は糖尿病などの予防に役立ち、また腸内の善玉菌の餌として、善玉菌を増やす。生活習慣病予防の観点から漬物の有用性を見直したい。≫

 不足しがちなビタミン・ミネラルの供給源である野菜を上手にとることができ、さらに食物繊維や漬物に付随して摂れる乳酸菌などの発酵物質が腸内環境を整えることも期待できます。
 色々な漬物が作られていますが、ご家庭では塩漬けや糠漬けが基本になるのではないでしょうか。最近は浅漬けの素などが販売され、より簡単に漬物ができるようになっているようです。漬物の基本になる塩漬け、使う塩にこだわってみてはいかがですか。海水から作られた「ゴールド海の精」を一度お使いください。海のうまみを含んだ味は、一味違います。また食べてものどが渇きません。

健康で長生き  介護するのは誰?

2009-07-24 14:58:16 | 日記
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 7月19日付『日本経済新聞』朝刊 「くらし安心」欄より
2009年4月フィデリディ投信が30~59歳の女性に行った調査結果より
夫を介護するつもりがある 51%  わからない 27%
自分の両親を介護するつもりがある 57%
夫の両親を介護するつもりがある 3割弱
同時に行った「介護への不安は何か」の質問に
「自分が介護負担に耐えられるか」 58%
「お金が足りるかどうか」 27%
「適切な施設が見つかるかどうか」 9%

介護はゴールの見えない競走のようなもの。ゴールが見えないから不安がつきまとう。介護状態にならないために、いつまでも健康で自活できる状態を維持するための養生が求められます。身体を動かす。手先を使う。頭を使う。栄養のバランスをとれた食事をとる。命あるものをいただく。体に負担をかける行動、食事などは極力避ける。義理を欠くことも必要なことかもしれません。
 暑い時は体力の消耗がはげしく、体内に熱がこもりがちになります。また食欲が落ちると、消化吸収力が低下し、エネルギーの補給が不足することになります。食欲不振になったら、食べたいと思うものを、少しづつ食べることも選択肢の一つです。