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唾石散

2009-09-17 11:32:25 | 日記
 漢方 健康相談 食養生で健康な体づくり 専門店 静岡県藤枝市 至誠堂薬局です。日本人、日本の気候風土に合わせた健康に関する情報で、皆様の健康づくりのお役に立ちたいと願っております。

 昨日お電話で唾石散についてのお問い合わせがありました。大塚敬節著作集(春陽堂刊)に記載がありました。

 唾石に唾石散
 昭和3年生まれの婦人。(中略) 主訴は、舌下に唾石ができ、ときどき痛む、唾石散を与える。排膿散の桔梗を梔子に変えたものを私は唾石散と命名している。 服用七日目、大豆大の唾石が出てきた。
(大塚敬節著作集第5巻治療編)

(大塚敬節著作集第4巻・治療編)
(略)  10月19日、梔子枳実甘草芍薬を配合した処方を与える。この処方には方名はない、私の考案だから。今から30年ほど前に、唾石に梔子枳実芍薬湯という処方を創作して用いて著効を得たことがあり、そのことを拙著『漢方診療三十年』に次のように書いた。
「一昨年、またこれと同じ例があった(梔子甘草湯で出た例)。患者は埼玉県某町の八百屋の女主人である。しばらく前から、舌の下がふくらんでいたが、数日前より急に大きくなって、だんだん痛みがひどく、口をつむることもできないという。外科医には、手術しなければ治らないといわれた。診ると、前の患者と同じく、舌下腺の唾石である。そこで、今度は排膿散の桔梗のかわりに梔子を入れた梔子枳実芍薬湯という処方を作って与えた。前の患者の時は、始め唾石というはっきりした診断がつかなかったので、消炎のつもりで梔子に甘草を入れて与えたが、唾石ならば枳実と芍薬を入れた方がよかろうと考えたからである。ところが、この患者も、翌日になってそら豆大の唾石を自然に排出して治ってしまった。」
 今度の患者は、さらに、甘草を加えて、梔子枳実芍薬甘草湯として用いたのである。二十日後に患者は、大豆大の薄い茶色の唾石を包み紙から取り出し、これは家宝ですといって、私の机の上に置いた。

 医師の指示に従って対処することを勧めします。

防災訓練に参加して  救急薬として備えたいもの

2009-09-01 17:38:12 | 日記
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 今日9月1日は防災の日。地元の防災訓練に参加しました。三角巾の使い方、簡易担架の使用法、消火訓練等、約1時間の訓練でした。
 その中で、腕を骨折し、雑誌等で副え木をして三角巾等で固定する訓練で、担当の方のお話。この程度のケガでは、三日位はほっておかれるとのこと。黄連解毒湯と桂枝茯苓丸位は、常備しておく必要があると感じました。
 担当の方のお話で、自分は自分で護るという内容の言葉が繰り返し出てきました。普段の準備が大切とあらためて感じました。