キノコ狩りはキツネに化かされる？

東照温泉の付近でもキノコが色々と採れるようです。

こちらでは、ハツタケが人気だそうです。
女将さんに言わせれば、キノコなんて食べられないものを探す方が大変なくらい何でも食用になるそうな。
身内にキノコ博士がいて、ベニテングダケだって下処理を行えば食べることができるそうです。

で、ちょっと毒成分について調べてみました。
これは私の専門分野です。
結論からして毒成分の化学構造は、アミノ酸、1級アミン、4級アミン、サイクリックペプチドに分類されます。
したがって、これらを除去すれば食用となります。
これらを化学的に分離することは容易ですが、食材として塩漬けにする技法は、あまりにもアバウトな方法です。
ま、しかし異なる物性の化合物を総合的に除去するには、塩漬けも仕方ないかなという見解です。
ポイントとしては、人体に生理作用を発現させない程度まで毒成分を減らすことが（旨味とのバランスで）コツなのだと思います。


本論にもどります。

この地図上で、明確に林道と区別される範囲は、実質1km×2km程度です。
運良く？最大の距離を選びひたすら画面の右方向に進むと、途方もない距離にはなります。

こちらはナビによる航空写真です。

ここで道に迷うポイントしては、川の存在です。
画面からは分かりませんが、無数の川が流れています。

これは広めの川なので、ナビに映っています。

現地の人は、この川を渡らない範囲でキノコを採っているようです。

しかし道無き道を進むと、いつの間にか川にあたり、下流に向かうと支流の間に挟まれる場所に行ってしまいます。

川沿いに歩き、起伏を迂回すると、180度別の方向に進んでいたこともありました。
気がついて、まったく逆に歩くと、帰る道になります。

今回、道に迷ってしまったのは、近道をしようと思って笹薮を通り抜けたことが原因です。

これで、方向感覚をすっかり失いました。

で、川に出会います。

この川はナビには表示されないほどの狭いものですが、それでも川幅は3mほどあります。
そして靴を濡らさずに渡ることはできない深さがあります。

女将さんも、キノコ採りで迷ったことがあるそうです。
東照温泉所有の林は、たかだか数百メートル四方です。
それでも、迷います。
自分の考えた方向が、まったく逆になる、私も東照温泉所有の林で迷いました。
キツネに化かされた？
ほんと、そんな気がします。

校長先生の泣き所

ここは、出口から数十メートルの所です。
しかし出口が分からなくなるのです。

迷った範囲は、20m×30m四方の範囲です。


迷宮って、案外身近にあるものです。

人生に通じる所があるかも？

だから、人生も洞窟探検さ。

キツネに化かされないように・・・。