あべっちの思いをこめた雑記帳

旅に出たら、それなりに

 現在「旅を楽しむ会」という、出かけることの好きな人たちの集まりの会を主宰している。
 スタート時の春に10名たらずだった会員が、今は158名にもなって私自身が一番びっくりしている。思い返してみると、開設後わずか半年間でプラス50名とは予想もしていなかった。だからというわけではないけれど、7年目に入る来年の春頃にはいったい何名になっているのかなどと心の片隅で思ってもみる。

 世に出ている旅を真似するのではなく、自分でいいなと思った所を自分で思うままに、好きなように作りたい。その観光地を独り占めにしたいという気がないといったらウソになるけれど、その場所にみんなを連れて行って、たとえ少しでも本音でよろこんでくれる人がいたら、それだけでいいと思っている。

 だから誰からもつっこまれないような無難な旅、優等生のコースは私には向いていないかもしれない。ある面、ひねくれているのだろうか。それでもわかってくれる人はいるし、わからない人は仕方ない。

 決して戻ることのない、よろこんでくれる人たちのためのプランニングをどんどん作成し、これからも進んで行きたい。後ろを振り向くのはまだまだ先のことだろう。

 旅に出たら、今までお金を払って楽しんでいたような青い空、きれいな空気、そびえる山々、澄んだ水、癒しの緑、里山の香り、自然そのものの景色。そういうものをほとんどお金を使うことなく、無料でいっぱい接してほしい。
 それが「旅を楽しむ会」のささやかな願いだと思っている。

 今まで気にしなかったような道ばたの花や、ふるさとに帰ったような田舎の良さを存分に味わっていただけるのは、旅のプランナーとしてうれしいの一言につきる。
 名所はおまけだと思ってくれてもかまわない。

               「心に残る旅(32)旅に出たら、それなりに」

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