あべっちの思いをこめた雑記帳

真ん中で朝食

 

 久しぶりに友人と朝食をした。
 前日に場所はどこにしようかと電話で相談し、前回利用した同フアミレスの店舗違いに決めた。お互いに住んでいる所の中間がいいだろうと、車でそれぞれ40分ずつの中間点のお店にする。

 9時半という待ち合わせに遅れずに着いたが、彼はもう窓ぎわの席でゆうゆうと新聞を広げている。以前に利用したことのあるチェーン店なので、店内のノウハウは心得ているから、さすがに待つ身でありながらも余裕の姿に見えた。

 1ヶ月ぶりの対面にあれこれ話の花が咲く。健康のこと、趣味のこと。でも一番のメインは旅行のコースの関係である。
 人生の半分前後を旅行の仕事をしている同士だから、それだけでもすぐに時間は特急電車のように過ぎてしまう。

 目玉焼きにベーコン、ウインナー、サラダ。
 ライスは大盛りにした。スープとソフトドリンクの飲み放題も魅力だ。

 着いたばかりの時は空席が目立ったが、11時を過ぎるとけっこう入店者の数も増してくる。若い人や家族連れ、それに年配の人もちらほら。

 朝食を町のレストランなどとは、ひと昔前まではとても予想ができなかった。旅行の時以外はわが家で食べるのが当たり前の時代に育ったものにとっては、落ち着かない心地もいくらかしたものの、まんざらではないなあと心の隅にはいくらか満足感が残る。
 そしてこんな平和な時代に生きられてることを実感としてありがたく思う。
 
 これはだいぶ前の話なのだが、今さらながら今度は機会をみて家族に提案してみようかとさえ、この文章を書きながら思う。

                    「つれづれ(110) 真ん中で朝食」

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