秋もいよいよ深まり、関東も紅葉の最ピークを迎えている。と同時にこれからが本格的な寒さの季節となる。いやだな～、寒いな～と言っても何も解決しないので、あえて言わないようにしている。やせ我慢と言われてもいい。
冬で思い出すスポーツといえば、やはり筆頭はスキーだろうか。生憎スキーはやらない私にとって、それは別の世界のことにも思えるので、２番目にマラソンを思い浮かべてみる。
そのマラソンだが、夏だけはカンベンしてよとなるのだろうと思う。春夏もいいけれど、１１月くらいから４月くらいの間がやはり走るには最適なのだろう。この時期に開催されるマラソン大会は多い。
ところが面白いことに「マラソン」は俳句の世界では「冬の季語」には見当たらない。どうして冬ではないのかわからないが、春夏秋冬いずれもないのである。一般論として「マラソンは冬」のイメージが定着してても、俳句ではまだ認知されてないということになる。まことに不思議な現象だ。
１３日には「おかやまマラソン大会」が開催された。以前にいただいた資料によると日本三名園のひとつ、後楽園の付近を最初と最後の頃に走るようだ。
３２キロ地点には私の川柳作品も掲示されたことがあった。どれくらいの方が自己ベストを出して走ったのだろうかなどと、ふと思ってみる。そして、自分の川柳を見て、しみじみと思ってもみる。
同時に、毎年４月に開催されるかすみがうらマラソン大会時に使用された川柳も思い出している。
出る汗と 一緒に出したい 自己ベスト
(平成２９年１１月１２日) おかやまマラソン２０１７川柳
おかやまマラソン実行委員会
順位より 大事だっぺな 着くごとが
(平成２８年４月) かすマラ応援川柳
かすみがうらマラソン実行委員会
あわでんな つんのめんなよ 石ころに
(平成２６年４月) 同上
「つれづれ(80)マラソンの季節」
