MilanoからLondon、東京に移り住みましたが、変わらず日常生活を書き記そうかと。。
ミラノ通信 - 我が為すことは、我のみぞ知る



2002年の時に、SARSが大流行したが、その時の騒動よりも明らかに今回のコロナウィルスの方が影響が大きい。

そう言えば、2002年は、Deloitteに居たが、PJの合間にNYに散歩に行き、一人で休暇を満喫していたら、急にSARSが大流行し始めて。。。帰国する頃には、アメリカからの入国に厳しい目が向けられることになり、とうとう、帰国したあとは暫く出社するな、と御触れが出た。いや、もちろん、自宅で仕事をしていたような記憶があるが、出社後はアホ程仕事させられた覚えがある…。まぁ、実際には自分自身はなんともなかったし、兆候なんて欠片もなかったが、皆が慎重になっていたのは間違いない。


翻って、今回のコロナウィルスは、政府の水際政策が物の見事に失敗した訳だが、海外から日本は危険国扱いされるまで成り下がってしまい。。。


メルカリ社は、2月入って早々に在宅勤務にすることをアナウンスしたりしたが、こういう事を言う効果は大きいなぁと。なんだろう、在宅勤務と言う仕組み自体は、なんてことはない話なのだが、それよりも、自身の会社の社員を人混みや満員電車の中で罹患することを避けさせ、守っている、と言うことをきっちりと副次的にアピールすることが出来ているからである。実際問題として、目に見える訳ではないウィルスに触れる可能性は劇的に減る訳だから、当然、罹患する可能性は減るわけだ。


一方で、物理的に出社させねばならない訳でもないのに、自社の社員が罹患して、となるともう鬼の首を獲ったかの如く、悪者扱いして報道される。残念だがあの会社は、、、と皆がネガティブな面持ちで見るのは間違いない。N社とか今日判明したD社とかね。。。と言うのも、どうしてもあとから判明するので、発生するまでに出張に行ったりしていることが結果的に分かったりすると、あの会社は人使いが、、、となる。有給休暇とは別に、疾病休暇を自主的に使って仕事を休むことを良しとしない日本企業の場合、特にね。怪しいなぁと思ったら風邪なんで休みます、とすれば良いのにね。





全然場所は違うが、ItaliaはVeneziaのカルネヴァーレを中止としたし、Milanoなんかは学校など公共機関を休ませている。


国民性と言えばそれまでだが、休ませるか、いや、どうするか、なんて考えることもなく、Milanoの場合なんかは、いやいやいや、休み、休み、もう俄然休み!と即決だったんじゃないかな、と(邪推、含)。結果的に休めるのでね。いや、良いんですよ、休めば。こういう時の即決度合い、ちょっと日本も見倣うべきなのではないかなと。


10年前でも可能だったと思うが、今であれば、殆どどの企業であっても、かなり安価にリモートアクセスでの仕事は可能であると思われる。


いや、どうしても訪問販売などをせねばならない小さな企業だってあるから、全社が在宅勤務になるとは思わないし、有り得ないと思っている。が、この先半年ずっと休まねばならない訳でもあるまい。ここで暫し、忙しい中で立ち止まることもね。小さくても頑張って仕事をしてきただろうが、なんとかここで仕事の在り方を変えようと試みるのもあり。別に結果変わらなくとも良い。ちょっと立ち止まる勇気を持つだけの話。それに仕事をしない訳でもない。


と言うことで、先週から在宅勤務を率先して導入しているが、改めて今後暫くはWork at homeで。



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