MilanoからLondon、東京に移り住みましたが、変わらず日常生活を書き記そうかと。。
ミラノ通信 - 我が為すことは、我のみぞ知る



不覚にも、今日、マジギレしました。。。。
イタリア人に…

クラスの目の前にある個別ブース(パーティションで区切られてるだけ)で思いっきり大声でぶち切れました。。。そこにいた人全員ビビってた…(苦笑)いや、当たり前です。あれだけ大きな声出したのですから。机も思いっきりぶっ叩いたし。相当大きな音が出たと思う。パーティションの上、ツーツーだから。こんなことしたの後にも先にも人生初めて。イタリアに来てぶち切れるなんて思いもよらなかった。若干インテショナルに切れたんだけど90%以上マジでキレました…仕事でぶち切れるなんてあり得ないからなぁ、日本では。てか、コンサルファームでは怒る人よくいるけどそんな切れ方しなくて、もっとネチっこいし(苦笑)。あ、一度ボスがイスごと部下を蹴り飛ばしたのを見たことあるけど…(苦笑)

ストレス溜まってる証拠だなぁ。。。皆その後声掛けてくれたけど、大丈夫か?って言う顔してた。

おいおい、KENが切れちゃったよ、みたいな。。(苦笑)

何でキレたかって言うと、彼らの余りにも慇懃な態度と人を馬鹿にし続けた態度にもう耐えられなくなったから。

状況的には、明日一つ大きなプレゼンがあるのですが、これは3月の入学の頃から決まっていた。それぞれの国についてプレゼンをしろ、と。正直内容は大したことないんだけど、キレたのはイタリア人がそれについて何もしないから。4ヶ月間、ホント奴ら何もしてない。。。と言うかその態度が本当に気に入らなかった。

こっちはこのBlogにも散々書いてたけど、イタリア人は仕事をやらないのじゃなくて、そもそも能力がないことを悟ってるから、もう一人の頼れる日本人哲雄さんと一緒にミーティングしようとか、分からないことあれば聞いてくれとか言ってきてた。構成も全て考えて、プレゼンのフローのロジック、関係性も全部考えて、それぞれ関係する資料を集めて、関係するサイトのURLも全部送って、資料と構成の関係する番号まで附番してやって渡してきた。そしてイタリア人の講師が内容をチェックしたいと言うから奴らと一緒に見せに行って何を作るかについてアグリーまでしてる。

けど、用事があるからと度々設定したミーティングには来ず、来たら来たで何も改善してこない。一度も資料を作ってこなかった。いついつまでにファイル送るとか言っても、終ぞ一度も送ってこない。我々のパートを送ってこないからどう言うレベルで作ったら良いのか分からないと言うから送ったのに読みもしない。挙句の果てに、これは俺たちのパートか?と昨日聞いてくる始末。。。

プレゼンは明日だぞ!!!

僕らのパートに関しては最終チェックしてるところ。夕方の時点で奴らは殆ど始めてもいなかった…いややってきてたのは事実だけど考えてやった構成とか丸っきり無視して勝手なもの作ってきてこれで完成だとかぬかす。そんなのはやったうちには入らん。で、昨日送るはずの最終版も送ってこずに外でタバコ吸ってて、吸い終わってブースに来た時に、

Hi!

だからキレた。それはないだろ?送ってなくてゴメンなさいだろ?何がハイ!だっつーの!ここには書ききれないくらい色々と小馬鹿にした態度を取る。奴ら悪気もなくそれをするから余計に腹が立つ。

  *昔刑法の時間にパラドキシカルなことを議論したの
   だけれども、量刑は刑法の規定通り課されるしその
   分服役するのが、自分の犯した罪を認識していない
   まま服役した者は更生の度合いが低いと言うことだ
   った。逆に重罪でも自分の犯した罪を認識した者は
   更生し易いと言うことだった。

僕らは既に4-50ページ作成していて、彼らは凡そプレゼンとは言えない代物を14-5ページ作っただけ・・・そして今日の夕方資料を作ってきたけど殆ど進展なし。一度目はファイルを送った後に見てくれたかと殊勝なことをしてきたけど、リバイズしろと言って自分のところに戻った後は、何も言ってこない。帰りやがった。

帰るか、普通?

ぶっちゃけあれじゃ使えない。けど哲雄さんは優しいからこれでよしにしましょうよ、と(笑)。でも僕は正直耐えられない。。。恥ずかしいから今から直す。そして削る。だって要らない。ロジックがまるでなくなる。。。

断言できるけど、完全に僕らが正しくて、彼らイタリア人が悪者。僕はクラスの皆がストレスに感じてることを代弁しただけとは言え、何て言うか、ちょとクラスの皆から色眼鏡で見られちゃったかなぁ、キレたし。。。けど、救われたのはクラスの皆がその後色々と気遣ってくれたこと。それは正直ホッとした。。。

ま、何事も一筋縄ではいかないよ。。。(苦笑)

ふぅ、、、、


コメント ( 2 ) | Trackback ( 0 )



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コメント
 
 
 
Unknown (SD)
2004-06-30 17:08:44
イタリア人に限らず、さぼれるところはさぼろうというのはラテン系はありますよね。。。

でも、たまにがっつりきれたほうがいいっすよ。

そのほうがこっちの真剣さも伝わるし。

がんばってください!
 
 
 
難しいですねぇ。 (まっく)
2004-06-30 22:10:00
多くのイタリア人がそんな感じなんでしょうか?

それとも彼がたまたまそんな人間なのでしょうか?

いずれにしても全く異なる文化の中で育った人間同士が共同で物事を行うっていうのはすごく難しいことなんですね。

国際経験豊かなKENさんでもそのように難しく感じられているのですから並大抵のことではないんですね。



私もNWの仕事がら日本-タイ間をつなぐ案件があったりするのですが、タイ側のいい加減さ、お客様主義のなさにはあきれるときがあります。



そういう意味では日本人というのは本当に勤勉な民族なんですね。その代わり他にはいろいろと問題もあるのかもしれませんが。
 
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