MilanoからLondon、東京に移り住みましたが、変わらず日常生活を書き記そうかと。。
ミラノ通信 - 我が為すことは、我のみぞ知る



今や唯一のSeire A日本人プレーヤーとなった柳沢の所属するMessinaの試合をSan Filippoで観戦した。

San FilippoのBilightteriaはスタジアムを正面に見て左側に上る坂の上にある。その前のゲートはAとCで、CurvaとBは大逆にあり、買ってから一度坂を下りて、再び上らねばならず、結構大変だ。僕らはBの席を買ったのでまさに正反対まで行かされた。

前回のMilan vs Sienaで書き忘れたが、今年からSerie Aは身分証明書が必要となる。よって、非常に危険だが、日本人の場合、パスポートなどを持っていく必要がある。今回San Filippoはチケットに名前を印字するシステムが導入されないと言うことでホームの開催権を剥奪されそうになったのだが、結局チケットに手書きで書かれていた。チケット売り場で買うときにパスポートを見せて、そのまま名前を手書きでしていた。何ともはや、イケてないシステムだ…(苦笑)と言うか、このシステム、多分どのチームからも苦情が出て遅かれ早かれなくなると推察する。。

試合だが、この日は物凄い暑かったのである。南国らしい真夏の天気で干乾びるかと思ったくらい暑かった。それでもチームカラーの赤黄のユニフォームを身にまとったサポーターが炎天下の中スタジアムを埋め熱狂的に応援していた。今シーズンは開幕前に税金未払い問題でSerie Aへの登録が一度は拒否され、あわやチーム解散の憂き目に遭いかけたMessinaであったが、サポーターは変わらずに声援を送り続けていた。Curva Sud(南側のゴール裏)に集結したウルトラズは見事なまでに手拍子が揃っており、アウェイのFiorentinaに対しては容赦のないブーイングを試合中も浴びせ続けていた。Messinaのサポーターは地方独特の〝おらが街” 的な雰囲気を醸し出しており、シチリアの天気と同じくらい暑かった。

試合を簡単に振り返ると、正直この戦力ではきついなぁ、と言うのが実感である。MessinaのGKは前半の最初の頃はとても動きが悪く、日本のそこらへんの大学生の方がよっぽど上手い。実際、トーニに先制点を決められたのは明らかにポジショニングミスであり、普通なら絶対に入らない失点だった。DFも結構ガタガタで全く決め事がないように思えて仕方ない。前日にMilanの試合を観ていたせいで、そんなにサッカーについて詳しくない僕の彼女も、何だか下手ねぇ、なんて言っていたくらいだ。実際、素人目に観ても決して良いとは言えない。Fiorentinaも正直相手がショボかったせいもあってか、精彩を欠いていた。ただ、自力に勝るFioの方が2点を先制したのは流れ的に当たり前だったかも知れない。

それでもMessinaのサポは変わらず声を出していた。。

実際2点を先制された後同点に追いついたのはMessinaサポーターの熱狂的な応援による勢いのおかげとしか言いようがない。正直この戦力では強豪Fiorentina相手に2対2と言うのは御の字であったと思われるが、それはMessinaサポーターも分かっていたのではないだろうか。一点目を綺麗に決めた後、2点目はサポの声援に押されてか?FioのDFの裏に出たボールを2-3歩早くMessinaの方が反応して蹴りこんだ。それにしてもFioのDFのパンカロは酷い。MilanはFioに放出して正解だ。あんなの要らない。有り得ないくらい反応できていなかったしね。。。何度もまた抜きされていたが、恥ずかしいよ、ホント…(苦笑)



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コメント
 
 
 
Unknown (yui)
2005-09-17 18:37:28
凄い、メッシーナまで行ったんですね!

柳はベンチですか?しかし、パラグアイ戦で2点取れるような彼が(たまたまかもしれませんが)、このチームで出れないとは、なかなか不可解。ナンバーにもそんな特集が載っていましたねー。
 
 
 
行きました(笑) (KEN@London)
2005-09-26 09:06:14
メッシーナまで行ったんですけどね、、、

柳沢は出番なし。。

このチームで柳が控えになる理由を知りたいですね…

正直、相当レベル低いですから。。
 
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