『議論のフレームワークと情報収集…』

某所にてMTGに参加。

月例であるMTGなのだが、たまに議論白昼…。いや、これは建設的な話である。今までの経験上、MTGに参加しているのに一言も話さないような人もおりそう言う人は議事録係りでないのであればある意味出席の必要性なしだ。そのMTGの1時間、2時間の稼働時間当りのコストを考えると決して安くないからだ。しかし実はこれボランティアの集まりであり、よってコスト感覚はない。一人専従担当者がいるのであるが、その人にコスト感覚を、と言っても多分詮無い話になってしまう…ｗ。

議論好きの人が議論のために議論をすると言うのは本気で馬鹿馬鹿しくなる。そうならないためには、ある程度アジェンダを決め、フレームを定めておかないと話が発散してしまう。MTG時間が限られている場合にはこれはある意味最悪なシナリオだ。フレームを決め、その限りで議事進行をするのは議長の裁量と言うか腕の見せ所だ。この時点でMTG開催の主催者と議事進行をする担い手はある程度の準備をしていることになるが、問題はやはり参加者だ。置かれている状況やそのエンティティーのレゾンデートルを考慮した上で更に情報収集を適切にし、加えてそれを消化してから責任ある発言をするようにしないと議論が噛み合わなくなる。

収集された情報に差異があり、またその咀嚼自体に差があると最早致命的だ。申し訳ないが、大概そう言う人は情緒的な物言いに落ち着いてしまい、失笑を買ってしまうのだ。悲しいかな失笑されていることに気付かない場合が多いのだが…。

加えて、Onの状態で如何に責任持った発言をするか、だけではなくOffの状態で如何にトガった部分を柔らかくし、次回以降に禍根を残さないようにするか、と言うのもある意味とても重要だ。そうでなければ、日本人の場合、余程議論が上手い人でなければ個人的なものとして捉える人が多いからだ。表面上の働きかけが必ずしも万全でないことは無論そうなのであるが、最低限話しができる遡上を築き上げることもある意味重要だ。オフィシャルなMTGよりも実はそちらで話が決まると言うことは世の中ではある意味当然となっている…。いわゆる、

〝タバコ部屋会議〟

だ。そうは言っても昨今、タバコを吸うのは知的レベルの低い人間、と言うレッテルが以前のアメリカのように言われてきているし、そもそも吸える場所がとても限られてきているからタバコ部屋会議と言うものが以前よりも存立し得なくなってきているとタバコ吸ってる一部から聞いた。全然機能しているよ、と言う人もいるけども。その他、ゴルフ場会議やキャバクラ会議など、オフの場で話が決まることは意外と多い。これは別にその場が好きだから、と言うよりも、そう言う場でしか本音を言わないと言うところに依存していると思う。邪推かも知れないが。

いずれにしてもそう言う場所であったとしても情報を集めると言うのはとても重要なことだ。Offの場に移ってから、〝いやいやさっきは、、、〟と言うことを昔は余り好んでしていなかったのだが、最近そう言うことを努めてするようになった。仕事をしていく上ではある意味仕方ないことなのかなぁ、と。




昨日はOnの場よりもOffの場での議論の方が個別案件に関してはむしろ話しが進んだ。一つ一つの案件を話すにはやはりそう言う場が必要なのかも知れないが、そこで重要なことはいくつかの情報を基にその考え方など、共有観念を持つことなのかも知れない。結局議論の本質的なところは、考え方が根底でズレがあるといつまで経っても平行線で結論に至らない。俯瞰的に見ている人はいわゆる

〝落としどころ〟

を途中で見出すことはできるが、前述情緒的になる人には100％無理だ。妥協ではないが、折衷案を見出せるかどうかは重要だ。そのためには情報収集・分析能力が必須になるんだよねぇ。。。