黄斑円孔+白内障の手術のため、入院した記録を残していこう思います。


黄斑円孔と診断されてから、半年が経った今年の4月、手術日が4月22日と決まり、前日の21日午後に入院しました。
入院した日のブログはこちら💁♀️
入院初日の夜は、手術を控えた緊張よりも、環境が変わったせいか(部屋の温度や病室の廊下に響く患者さんの声など)ぐっすり眠ることは出来ませんでした。
【手術当日】
手術は局所麻酔のため、食事制限もなく、朝食はしっかり頂きました。
朝食後、執刀医の診察があり、体調の確認、所要時間や手術内容を再度説明されました。
手術の順番は2番目で、手術開始時間は10時30分の予定でした。
診察が終わってから約2時間、ラジオを聴いていても、頭の中をすんなりすり抜けたラジオパーソナリティの方の声や音楽。
やはり緊張していました。
落ち着こうと思って、入院前にAmazon musicにダウンロードしていた大好きな今井美樹さんのベストアルバムを聴きながら、口ずさみ、「平常心、平常心」と心で唱えていました。
1番目の患者さんの手術時間が伸びたようで、看護師が病室に迎えに来てくれたのは10時40分を過ぎていました。
いよいよ手術です。
抗生剤や抗菌剤の点滴をしていたので、手術室には看護師に車椅子で連れられ向かいましたが、手術室入り口から手術寝台までは歩いて行きました。
これまでも、婦人科疾患で大学病院での手術経験がありましたが、正気のある状態で手術室に入るのは初。
手術室ってこうなっているのね!
緊張が高まって、風邪でもないのに、無意識に咳が出るようになりました。
「どうしよう」
「深呼吸、深呼吸」
必死に身体の力を抜くように、意識しました。
だってね、本当に繊細な部分の手術なので、絶対に動いちゃいけないと分かっていたから。
案の定、執刀医から「咳をしたい時は教えてくださいね。繊細な手術ですから」と言われました。
看護師から、カスタネットのようなもの(既に仰向けで目を塞がれていたから見えなく)を手に握らされ、「何かあれば鳴らしてください。先生が手を止めますから」と。
心臓のモニターにつなぐパット、血圧計を付けられ、手術する左目だけが見えるように顔に被せ物をされ、目の周りを消毒、目を見開きにするための器具を頑丈なテープのようなもので止め、目の中に麻酔をして「始めます」と執刀医が補助の医師や看護師に伝え、黄斑円孔+白内障の手術開始です。
白内障ではないのですが、目の奥の方の手術をするため、白内障になりやすいというのと、年齢的にも早くはないとのことで、同時に行うと説明がありました。
白内障の眼内レンズを入れ、その後に黄斑円孔の手術となりました。
時折、「ここ、押されるように痛いところですよ」「我慢出来ない時、握っている物を鳴らして、教えてくださいね」と執刀医から言われました。
たしかに、目をグーーーーーっと押されたように痛い感じはありましたが、我慢は出来ました。
執刀医が「ふぅ〜」と一呼吸息を吐くこと数回、助手の医師への問いかけ、手術室のBGMのクラッシック音楽、私の心臓の音が「ピッピッピ・・・」と手術室に響き渡っていました。
仰向けで微動だにしない状態で、約90分。
全て聞こえるって、逆に緊張するもので、全身麻酔の方が良かったかもと後悔しましたが、無事、12時半に手術が終わりました。
緊張が解けて、手術室を車椅子で出る時は腰抜け腑抜けの状態。手の指が真っ白で、とても冷たくなっていました。

顔の半分くらいの眼帯。
眼帯の下はどうなっているんだろう?
ドキドキしました。
1時間ベッドにうつ伏せで安静。
ここから、耐え難きを耐える、うつ伏せの療養期のスタートでした。

昨年、緊急入院した術後イレウス。
予防のために病院管理栄養士が、通常のメニューから変更して下さった食事。
入院期間中、毎食撮っておきました。
つづく