「菊花の香り -世界で一番愛されたひと-」DVDにて

『菊花の香り　-世界で一番愛されたひと-』をDVDで観ました。 主演は『オーバー・ザ・レインボー』の「チャン・ジニョン」、『殺人の追憶』の「パク・ヘイル」、共演に『美術館の隣の動物園』の「ソン・ソンミ」、「チョン・ウナ」。 帰国子女の『イナ（パク・ヘイル）』は大学帰りの電車の中で一人の女性に一目ぼれをした。先輩の勧誘でサークルに参加した『イナ』、資料を探す古書店で彼の前に現れたのが電車の中であった女性『ヒジェ（チャン・ジニョ）』だった。海辺の合宿で『イナ』は彼女に告白するが、『ヒジェ』に拒絶される。 七年後、結婚間近の『ヒジェ』は両親と婚約者の四人でドライブに出るが旅先で事故に遭い、彼女だけが生き残る。絶望した彼女は生きがいと笑顔を忘れてしまう。ラジオ局のプロデューサーになっていた『イナ』は自分の担当する番組に自らの思いを綴った葉書を投稿し、ラジオで彼女に呼びかけていた。今も彼の胸の内には『ヒジェ』しかいなかった。 『ヒジェ』の親友『ジョンミン（ソン・ソンミ）』のアドバイスで『ヒジェ』の前に現れた『イナ』。彼女はようやく彼の愛を受け入れる。『イナ』の努力で笑顔も戻り、赤ちゃんを授かった彼らにようやく幸せが訪れたかに見えたが・・・ 詰め込みすぎの感もあり、正直なところ素直な涙は出ませんでした。（ウルウルとはきますけど） いろいろな前情報で『ヒジェ』の結末が分かってしまっているので、それがマイナスに作用している気がします。展開にも泣かせようという意図が見えて、それが逆に泣けない理由かな、という感じです。 『イナ』は良い意味でまっすぐな男でした。（今の時代一歩間違えればストーカーです。）映画では触れられていませんが、彼女の現状を知っていたのでしょう。 『イナ』の愛を受け入れてからの『ヒジュ』の立場は女性にとっては究極の選択でしょうね。やっとたどり着いた自分の幸せと、新たな命のどちらを取るか。女性としてはやはり子供を選ぶものなのでしょうか？男としては彼女自身に少しでも長く生きて欲しいとも思うんですが・・・ 劇中ではそこまでは描かれていませんが、『ジョンミン』の立場はなんとなく『イナ』に通じるものがあるような気がします。語られていない物語の後、この二人が結ばれてくれればな、なんてことも思ったりしました。 『ヒジェ』を演じた「チャン・ジニョン」ですが、年相応の後半より『オーバー・ザ・レインボー』と同じように大学時代に違和感がないというか、かえってはまってます。恐るべし！です。 「パク・ヘイル」『殺人の追憶』で容疑者を演じていましたが、イメージが違うので全然気づきませんでした。まっすぐに一人の女性だけを見ている男性を好演していました。 この作品で一番印象に残ったのは実は『ジョンミン』を演じた「ソン・ソンミ」の美しさでした。 劇中DJを演じたのは現役のTVアナウンサーの方らしいですね。ハングルの美しい響きにうっとりしてしまいます。 評価　星　みっつ 公式サイトはコチラ ・菊花の香り 世界でいちばん愛されたひと＠映画生活 P.S. 『イナ』『イナ』と呼ばれるたび返事をしたくなります。私xina→x+inaですから・・・ このエントリを気に入ってくれた方はポチッとヨロシク Amazonで買う Amazonインスタント・ストア　xina-shinのぷちシネマストア 菊花の香り ~世界でいちばん愛されたひと~ タキコーポレーション このアイテムの詳細を見る 菊花の香り―この世でいちばん愛されたひと PHP研究所 このアイテムの詳細を見る チャン・ジニョン関連 パク・ヘイル関連 ソン・ソンミ関連

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