チャットの不快

2019-10-08 22:22:15 | 働き方改革

仕事でのプロジェクトをすすめる上で、部下の気持ちを考慮しないとコミュニケーション不足に陥り業務に悪影響が出ます。

プロジェクトを推める上で、部下が「私がいない間に物事が進んでいる。しかも、私には何も知らされていない。」そう思っている場合、当然ですが、その部下は不快な気持ちでいっぱいです。

そういう気持ちになると、「もうあなた方でなんとかしろ」と思ったり、「後のことは、知りません」と心の中で言っています。

そして、「このプロジェクトを私無しでなんとかできるものならやってみろ」と思うわけです。

その後、部下はプロジェクトにまったく力を入れなくなりその人が持つアイデアや効率のいい仕事進め方を、実行してくれなくなります。

コミュニケーション不足というのは、そのように肥大していきます。

プロジェクトは、どんな関わり方であろうと関わっている限り情報は共有するに越したことはないということです。

「自分だけが除け者」だと思わせないようにすすめることはリーダーテクニックです。

除け者」は、勘違いなのかもしれません。しかしその人は、「このプロジェクトチーム(上司)は不信だ」と思う気持ちは拭えません。

どこかにシコりが残った状態で仕事をしています。

リーダーは、プロジェクトを勝手に進めればいいのですが、勝手に進められるのは嫌なものです。

最近では、LINE含めたチャットツールを使った方法で業務報告などを行っていますが、こういった様々なチャットツールは更に露骨です。

チャットツールの場合、仲間を指定しその中だけで業務指示が出ます。その場合、そのチャット作成されているということ自体知らされず、自分以外のひとはプロジェクトチームのチャットで指示を受けています。

これは、チームハラスメントと言うべきなのか。チャットを作成したリーダーが「除け者」を作成したことになるので、それはパワハラと言うべきことなのかもしれません。

しかし、そのことを知られるとリーダーは「いやいやそういうことじゃないんだよー」と言い訳を言います。

おそらく、プロジェクトのリーダーからしてみればその人をチャット参加させると都合が悪いことがあるのでしょう。

もしくは、リーダーからすれば「こいつ面倒くせぇーなー」と思ってチャットに参加させていないかもしれません。

今日では、口頭で指示を出していた時代とは違い、様々なSNSツールが利用でき便利です。

しかし、便利になって口頭で指示を出していたときより露骨に、仲間外れを感じさせることができます。業務でのチャットツールは、使い方次第で、部下を不快にさせる可能性があります。そして、業務上でチャットが作成された場合エビデンスとして残すこともあるので削除も簡単にできません。

仕事でのチャットは、細心の注意を払って使っていくことが、デジタル化された時代の課題ではないでしょうか。

 

 



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