以下は、ヴォイス・オブ・ババジ(以下、同書)に書かれているババジへの祈りである。 先ずは同書から引用する。
◇◇◇
オー、偉大なヒマラヤの大師(ババジを指す)よ、
全ての宗教の主にして精髄である方よ、
我々はこの世へのあなたの出現を喜んでお迎えします。
そしてあなたの力とあなたの美しさが地上の全てに輝き渡りますように。
我々があなたを知る為に、我々の眼を開いて下さい。
あなたを愛することができるよう、我々のハートを浄化して下さい。
我等の自我が消えてあなたを確認できるよう我等の内に命を宿して下さい。
疲れ果てた国々があなたの王国に入り、世界中に正義と平和が流れ出すよう、
あなたの幸せの福音を広める力を我々に与えて下さい。
◇◇◇
筆者は、ここ一年ほど、この祈りを繰り返していたのだが、同書の中のどこに書かれていたのか、そしてそれに対して著者がどのように書いていたのかを全く忘れていた。この祈りをブログに掲載しようと思い立ち、N氏にその許可を求めると同時に、同書のどこに書かれたものであったのかを訪ねたところ、27頁であることが判り、改めて読んでみた。すると、続きは次のようであった。「ババジはヴィジョンとなって現れ、二人にこのメッセージ(一語一句そのまま記録された)について熟考するよう伝え、姿を消した」と続いていた。つまり、各自で良くその意味を考えなさいということで、これに対する解説はない。
当初は、この祈りの言葉だけ掲載するつもりであったのだが、瞑想していたら、その解説の言葉も浮かんできて、それも付け加えた方が良いのではないかと思い立った次第である。以下、筆者の理解である。
二行目の、「全ての宗教の主にして精髄である方よ」は、このように解釈できる。即ち、世の中にはキリスト教、仏教、ヒンドゥー教、イスラム教など様々な宗教があるが、その意図するところ、或いはその真理はただ一つであり、ババジとはその「真理」そのものである「存在」なのだという意味であろう。
次の、「我々はこの世へのあなたの出現を喜んでお迎えします」は、ババジが寛大にも、ラヒリマハサヤ、その他の偉大な指導者(ヨガナンダジやヨーギラマイヤ達も含む)を通して、その教えのみならず、その技法を我々に告げて下さったことに対する感謝の言葉である。
「我々があなたを知る為に、我々の眼を開いて下さい」は、「真理」そのものであるババジを知るために、我々の「霊眼」、或いは「第三の眼」を開いてください、即ち「成就」へと導いて下さいと解するべきであろう。
「あなたを愛することができるよう、我々のハートを浄化して下さい」という部分は、潜在意識の浄化を意味している。無論我々は、日々のサーダナ、特に金曜日に行われる瞑想法でこれを行っているのであるが、最終的には、前世想起なども含め、かなり深い瞑想に達しないと、これはそう簡単に出来るものではない。そこで、少しでもババジの助けをお借りしたいとの趣旨であろう。
「我等の自我が消えてあなたを確認できるよう我等の内に命を宿して下さい」ここで、「自我」と言っている意味は、アートマンではなく、我々の潜在意識やサンスカーラなどを含む普通我々が自分自身であると考えている自己であり、アハンカーラと言っても良いと思う。この自我を消すということは、当然潜在意識の浄化も含め、大変な作業なのであるが、それをやり遂げた時、初めてババジ、即ち「神」を確認できるようになる。その為に、ババジの「命」を宿して下さいという願いは、ババジの「恩寵」を求めるものだと理解する。
最後の、「疲れ果てた国々があなたの王国に入り、世界中に正義と平和が流れ出すよう、
あなたの幸せの福音を広める力を我々に与えて下さい」との部分は、我々に希望を与えてくれる文章である。現在世界中の国が色々な意味で病んでおり、戦争や飢餓或いは差別や不平等が蔓延しているが、このババジの福音を広めることで、正義と平和が世界中に行き渡るようになるのだ。その為に、我々はババジの教えを学び、その福音を広める必要がある。そうした世界人類に奉仕する為の偉大な力を我々に与えて欲しいとの趣旨であろう。
尚、同書には、このような素晴らしい文章が沢山掲載されているので、未だ読んでいない人は、是非アマゾンで買い求めて頂きたいと思う。
最後に、上記引用の下訳は筆者が行ったので、文章がこなれていないのは筆者の責任でもあるのだが、筆者なりに少し修正を試みたのが以下の文章である(殆ど変わらないが)。
オー、偉大なヒマラヤの大師よ、
全ての宗教の主にして精髄であるお方よ
我々はこの世へのあなたの出現を喜んでお迎えいたします
そしてあなたの力と美しさが地上の全てに輝き渡りますように
我々があなたを知るために、我々の眼を開いてください
あなたを愛することができるよう、我々のハートを浄めてください
我々の自我が消え、あなたを確認できるよう、我々の内に命を宿してください
疲れ果てた国々があなたの王国に入り、
世界中に正義と平和が流れ出すよう
あなたの幸せの福音を広める力を我々に与えて下さい。
以上
◇◇◇
オー、偉大なヒマラヤの大師(ババジを指す)よ、
全ての宗教の主にして精髄である方よ、
我々はこの世へのあなたの出現を喜んでお迎えします。
そしてあなたの力とあなたの美しさが地上の全てに輝き渡りますように。
我々があなたを知る為に、我々の眼を開いて下さい。
あなたを愛することができるよう、我々のハートを浄化して下さい。
我等の自我が消えてあなたを確認できるよう我等の内に命を宿して下さい。
疲れ果てた国々があなたの王国に入り、世界中に正義と平和が流れ出すよう、
あなたの幸せの福音を広める力を我々に与えて下さい。
◇◇◇
筆者は、ここ一年ほど、この祈りを繰り返していたのだが、同書の中のどこに書かれていたのか、そしてそれに対して著者がどのように書いていたのかを全く忘れていた。この祈りをブログに掲載しようと思い立ち、N氏にその許可を求めると同時に、同書のどこに書かれたものであったのかを訪ねたところ、27頁であることが判り、改めて読んでみた。すると、続きは次のようであった。「ババジはヴィジョンとなって現れ、二人にこのメッセージ(一語一句そのまま記録された)について熟考するよう伝え、姿を消した」と続いていた。つまり、各自で良くその意味を考えなさいということで、これに対する解説はない。
当初は、この祈りの言葉だけ掲載するつもりであったのだが、瞑想していたら、その解説の言葉も浮かんできて、それも付け加えた方が良いのではないかと思い立った次第である。以下、筆者の理解である。
二行目の、「全ての宗教の主にして精髄である方よ」は、このように解釈できる。即ち、世の中にはキリスト教、仏教、ヒンドゥー教、イスラム教など様々な宗教があるが、その意図するところ、或いはその真理はただ一つであり、ババジとはその「真理」そのものである「存在」なのだという意味であろう。
次の、「我々はこの世へのあなたの出現を喜んでお迎えします」は、ババジが寛大にも、ラヒリマハサヤ、その他の偉大な指導者(ヨガナンダジやヨーギラマイヤ達も含む)を通して、その教えのみならず、その技法を我々に告げて下さったことに対する感謝の言葉である。
「我々があなたを知る為に、我々の眼を開いて下さい」は、「真理」そのものであるババジを知るために、我々の「霊眼」、或いは「第三の眼」を開いてください、即ち「成就」へと導いて下さいと解するべきであろう。
「あなたを愛することができるよう、我々のハートを浄化して下さい」という部分は、潜在意識の浄化を意味している。無論我々は、日々のサーダナ、特に金曜日に行われる瞑想法でこれを行っているのであるが、最終的には、前世想起なども含め、かなり深い瞑想に達しないと、これはそう簡単に出来るものではない。そこで、少しでもババジの助けをお借りしたいとの趣旨であろう。
「我等の自我が消えてあなたを確認できるよう我等の内に命を宿して下さい」ここで、「自我」と言っている意味は、アートマンではなく、我々の潜在意識やサンスカーラなどを含む普通我々が自分自身であると考えている自己であり、アハンカーラと言っても良いと思う。この自我を消すということは、当然潜在意識の浄化も含め、大変な作業なのであるが、それをやり遂げた時、初めてババジ、即ち「神」を確認できるようになる。その為に、ババジの「命」を宿して下さいという願いは、ババジの「恩寵」を求めるものだと理解する。
最後の、「疲れ果てた国々があなたの王国に入り、世界中に正義と平和が流れ出すよう、
あなたの幸せの福音を広める力を我々に与えて下さい」との部分は、我々に希望を与えてくれる文章である。現在世界中の国が色々な意味で病んでおり、戦争や飢餓或いは差別や不平等が蔓延しているが、このババジの福音を広めることで、正義と平和が世界中に行き渡るようになるのだ。その為に、我々はババジの教えを学び、その福音を広める必要がある。そうした世界人類に奉仕する為の偉大な力を我々に与えて欲しいとの趣旨であろう。
尚、同書には、このような素晴らしい文章が沢山掲載されているので、未だ読んでいない人は、是非アマゾンで買い求めて頂きたいと思う。
最後に、上記引用の下訳は筆者が行ったので、文章がこなれていないのは筆者の責任でもあるのだが、筆者なりに少し修正を試みたのが以下の文章である(殆ど変わらないが)。
オー、偉大なヒマラヤの大師よ、
全ての宗教の主にして精髄であるお方よ
我々はこの世へのあなたの出現を喜んでお迎えいたします
そしてあなたの力と美しさが地上の全てに輝き渡りますように
我々があなたを知るために、我々の眼を開いてください
あなたを愛することができるよう、我々のハートを浄めてください
我々の自我が消え、あなたを確認できるよう、我々の内に命を宿してください
疲れ果てた国々があなたの王国に入り、
世界中に正義と平和が流れ出すよう
あなたの幸せの福音を広める力を我々に与えて下さい。
以上