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見た目じゃないよナンゴクウラシマソウ

2018年04月25日 | 識別が難しい花

[ サトイモ科 テンナンショウ属 ]

福山市草戸町 五重塔の横から少し入った竹藪に

ウラシマソウ(後でナンゴクウラシマソウと解る)の群落があると聞いて行って来た。

※雑談「中国大陸でナンゴクウラシマソウを初発見」



一部を除いてテンナンショウ属は雌雄異株。 イモの栄養状態によって性転換 すると言われている。
普段 県北東部で目にするナンゴクウラシマソウは葉の主脈が白くて葉が細長い。
なので 簡単にそれがナンゴクウラシマソウの特徴だと考えていた。

しかし ネット検索では付属体の基部にある縦しわの有無でウラシマソウと
ナンゴクウラシマソウを区別しているようだ(ウラシマソウの付属体の基部は黒紫色で平滑
なので もう一度自生地に行って仏炎苞を開いて付属体基部のしわを確認した。

雌株  付属体の基部の縦しわを確認できたので ナンゴクウラシマソウと判断した。 

雄株にも縦しわ 





釣り糸の先え金魚のおもちゃをぶら下げると 妖怪の釣り人

葉だけを見ると見慣れたナンゴクウラシマソウの面影は無い


仏炎苞の下に小さな隙間があるのが雄株。花の上から入ったコバエが花粉を付けてここから這いでてくる。
見た目 雄株が多かったが 性転換するから正確には解らない。
雌株の隙間は塞がっている事で区別ができる。一見 発育が良い株はみな雌だった
雄株

 

6月11日県北東部のナンゴクウラシマソウ
細長い葉の主脈が白い そして付属体が白く 基部に僅か縦筋が見られた。
白くスポンジ的な付属体は雄雌株の区別なく見られる。スポンジが無い個体もあるが基部の縦筋はかならずある。





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