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花、昆虫、風景など

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北海道地震に因る厚真町地すべり 断面図 2018年11月5日,7日,8日

2018年11月19日 | Weblog


北海道地震に因る地滑りの特徴は土粒子が火山灰であることが挙げられます。

どの現場を見ても同じ様なパターンで流れ落ちています。

流れ落ちるという表現がピッタリくるほどの地滑りはなぜ起きたのでしょう。

地震の周波数が固結していた土粒子を離反させる周波数に同期した可能性が考えられます。

分離して単粒化してしまったほぼ均一な土粒子は、重力に従ってまるで水のように流れ落ちて行ったのでしょう。

その証拠に一緒に堕ちて行った木々は土の上に乗ったまま流れ落ちています。

土粒子が分離していなければ土塊と共に滑り面の途中に残っていても良さそうなものですが、地滑りの先端部まで流れているものが多く見受けられるようです。

これは比重がほぼ1.8程度の土粒子の流れに比重が1.0以下の木々が浮いて流れたと考える方が理屈に合っていると言えます。

一般の土石流でも含水比が上がり流体と化した土石の流れに木々は巻き込まれながらも浮揚って流下していきます。

今回の北海道の地滑りは、現場の土の含水比が高くないという特徴が見られます。

これは土粒子が単粒化して、夫々が摩擦力を失って撥水の性情を発揮し単独の粒子として動き、水と同じ挙動を取ったからだと考えられます。

それ故勾配が緩くなった場所でも勢いよく流れ下っているのです。

本来単純な地滑りであれば内部摩擦角周辺で流れの勢いは収まる筈です。

その原則を無視して流れ下っているのは流下土体が流体化しているからに他なりません。

所謂含水比が異常に大きくなった土石流と同じ性情を表しているのです。

地震の周波数が土粒子の結合力を土塊と共振することで破壊するとしたら、これは一般の法面においても起こり得る現象だとも言えます。

大規模震災が懸念される昨今、地質を調査して地震動と共振する可能性のある地域については何らかの手を打っておく必要があるでしょう。

法勾配が緩いからと安心して居たらとんでもないことになることを今回の地震は示唆しているとは言えないでしょうか。