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お米の話

2021-09-17 10:16:00 | 第一次産業
 食糧自給率の話でカロリーベースでの話が出てくると,眉唾である。生産額ベースでは6割ぐらいなので,そこまで心配する必要があるのか。生産額ベースで4割輸入しているのでそれが心配だという人もいるかと思うが,中身で判断する必要がある。
 実際の農業の補助金では,自給率を高めるための施策をきちんと打ってはいるのだが,補助金申請するのは,あまり自給率に関係ない園芸作物だったりする。
 今のところ自給率をあげるモチベーションは農業者にはないのではと思う。農林水産省にしても,農業者にしても自給率の話で補助金の予算確保を図っているのであろう。
 だからといってすべてが無駄というわけでもない。例えば畜産業のための飼料米というものがある。お米を作って牛に食べさせるという話である。海外の輸入飼料よりずいぶん高いので補助金を出しているのだが,これのメリットは米を作っていても減反の対象外である点である。米を作っているため水田が維持できており,もし日本が海外からの食料輸入が何らかの事情により出来なくなった場合に,すぐに食料としての米にすることが出来る。米というのは玄米で食べるとかなり優秀な食品で,米と野菜とタンパク質として魚介類を取りさえすれば日本人の食事としては不足は少ないだろうと思われる。
 米と味噌汁,あと何かおかずがあれば良いというのが日本人ではないだろうか。
 それがわかっていたから米を守ると言うことが日本の食糧安保につながり国民を守ると言うことにつながるのである。


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