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牛乳,肉の話

2021-09-18 08:43:00 | 写真
貿易摩擦の関係で日本の農産物の中で聖域とされているものが米,大豆の他では,牛乳や牛肉である。
 この中で,大豆と米はわかりやすいほうだと思うが,よくわからなかったのが牛乳と牛肉が聖域とされていることである。マスコミの報道を見ててもさっぱりわからなかった。
 事実として聖域なのだとされ,守らないといけないとしか報道では出てこなかったのである。これ農水省もちゃんと広報してたのかどうかわからない。
 実際に自分で納得いく説明を受けていなかった頃は,牛肉は安い方がいいじゃんと思っていた。最近は安い方がいいんだけどおいしくないんだったら,豚や鶏でいいよねとは思っているが。
 牛肉で守りたいのは高級牛肉では無く,国産の安い肉の方である。特に乳牛を廃用牛にしたときの肉や,乳牛の雄牛の肉についてとなる。牛乳を安定的に安く購入できるようにするには,乳牛が数多くいる。そしてその乳牛が乳が出なくなったとき肉となるのだが,ある程度の値段で売れてくれないと牛乳の値段が上がってしまうことになる。つまり牛乳の安定供給のため牛肉が聖域化されているのである。
 それではなぜ牛乳が聖域化されているのであろうか。これは,例外もあるが学校給食と関係がある。横浜市は給食が無いようであるが,日本全国だいたいどこでも給食がある。
 給食により,日本の小中学生は,健康が保たれているのである。時々給食の量が多いと感じたことはないだろうか。あれは1日の必要栄養量の3分の2を給食で摂取できるようにしているからである。給食によって児童虐待などで栄養が不足することが無いよう,不足してもなんとか生きていけるように考えられた量なのである。
 夏休みについて教師の心配事の一つとして,食事を満足に与えられない子供が出ないだろうかというものがあるくらいなのである。
 そして,この給食の栄養を支える一つが牛乳なのである。牛乳は完全栄養食品として知られている。牛乳を一本つけることにより,必須栄養が大幅にカバーできるのである。日本の子供たちの生活を守るために牛乳の生産は守らなければならないのである。


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