私の中の 体内リズムが
少し 崩れはじめ
夜遅くまで起きていても
翌朝 決まった時間に目覚める
目覚し要らずのルーチンが
壊れてしまった
歳末の仕事の負荷が
体内リズムに影響はじめた
慌てふためく私に驚いた
同居人トムとチィ
あきれ顔で じっと見てる
6時には起き出す人が
8時前まで寝てしまって
仕事が休みを忘れて慌てふためく姿に
落ち着きなさいよ と言わんばかりに
目で追っている
やっと 月曜日だと気づいて
馬鹿だなぁ
月曜日は 仕事しなくていいんだ
窓の外は 冬色
暖炉はないが
五年越しのアンスリュウムが
部屋の一部となって 年中花を切らさない
味気ない暮らしの
ささやかなアクセント
何もないけれど
今日も 平和で
< 馬鹿だなぁ > の一日がはじまった
少し 崩れはじめ
夜遅くまで起きていても
翌朝 決まった時間に目覚める
目覚し要らずのルーチンが
壊れてしまった
歳末の仕事の負荷が
体内リズムに影響はじめた
慌てふためく私に驚いた
同居人トムとチィ
あきれ顔で じっと見てる
6時には起き出す人が
8時前まで寝てしまって
仕事が休みを忘れて慌てふためく姿に
落ち着きなさいよ と言わんばかりに
目で追っている
やっと 月曜日だと気づいて
馬鹿だなぁ
月曜日は 仕事しなくていいんだ
窓の外は 冬色
暖炉はないが
五年越しのアンスリュウムが
部屋の一部となって 年中花を切らさない
味気ない暮らしの
ささやかなアクセント
何もないけれど
今日も 平和で
< 馬鹿だなぁ > の一日がはじまった
アンスリュウム(赤)
花言葉 情熱
白地図を広げて
今の位置をマークする
夢は そこから始まる
眼を瞑って画鋲を投げる
車に乗って スタートする
ナビはつかわない
最初の目的地は
画鋲がさした場所
そこに何があるのか
誰も知らない 街
あったことのない人々
だが なぜか 懐かしい
いつか 来たことがあるような
どこかで 会ったことがあるような
眼が合えば 微笑を交わす
すれ違えば 手を振る
それ以上は 尋ねない
また会う約束などない
また訪れるつもりもない
交錯する想いの中で
懐かしさだけが大きく育つ
心に 意味を尋ねない
時間の中を 駆け抜けて
何かを 待っている
強くひきつけるもの
激しく燃え立たせるもの
白地図の上の 夢想旅行は
おもむくままに
無計画がいい
無目的がいい
そのうち 何かに出会い
何かがおこり
大きく変化する時がくる
・・・かもしれない。
今の位置をマークする
夢は そこから始まる
眼を瞑って画鋲を投げる
車に乗って スタートする
ナビはつかわない
最初の目的地は
画鋲がさした場所
そこに何があるのか
誰も知らない 街
あったことのない人々
だが なぜか 懐かしい
いつか 来たことがあるような
どこかで 会ったことがあるような
眼が合えば 微笑を交わす
すれ違えば 手を振る
それ以上は 尋ねない
また会う約束などない
また訪れるつもりもない
交錯する想いの中で
懐かしさだけが大きく育つ
心に 意味を尋ねない
時間の中を 駆け抜けて
何かを 待っている
強くひきつけるもの
激しく燃え立たせるもの
白地図の上の 夢想旅行は
おもむくままに
無計画がいい
無目的がいい
そのうち 何かに出会い
何かがおこり
大きく変化する時がくる
・・・かもしれない。
アロエ
花言葉 苦痛・悲嘆
哀しみは どのようにして
心に 忍び込むのだろう
涙は どうやってつくり出されるのだろう
深く考えたことはないのだけれど
哀しみと 涙は
いつもセットで 現れて
しばらく 心の そこかしこに
漂って いたずらを繰り返す
楽しさは 心を弾ませるのに
哀しさは 暗い世界に誘い込み
余計な 杞憂を呼び起こし
涙と 握手せよと言う
心のシェルターを
用心深く 準備しようとしても
すべての哀しみの種類に合致する
シェルターなどないので
とりあえず 哀しみを拡散させて
薄めて なんとか
その場をしのごうとする
歌をうたうとか
映画を見るとか
お気に入りの小説の世界に逃げ込むとか
旅行に出かけるとか
買い物三昧をして発散するとか
突然のように
物理的なアクシデントがおこり
たとえば 何でもないところで
転んだり
どこかへぶつかり 怪我をしたり
なくし物をしたり
どこかへ 大切なものを忘れてきたり
日ごろ言葉にしないことで
誰かを傷つけたり
そんなことたちに 救われて
哀しみを 忘れる時間を持てるから
また 違う明日を 期待できる
心に 忍び込むのだろう
涙は どうやってつくり出されるのだろう
深く考えたことはないのだけれど
哀しみと 涙は
いつもセットで 現れて
しばらく 心の そこかしこに
漂って いたずらを繰り返す
楽しさは 心を弾ませるのに
哀しさは 暗い世界に誘い込み
余計な 杞憂を呼び起こし
涙と 握手せよと言う
心のシェルターを
用心深く 準備しようとしても
すべての哀しみの種類に合致する
シェルターなどないので
とりあえず 哀しみを拡散させて
薄めて なんとか
その場をしのごうとする
歌をうたうとか
映画を見るとか
お気に入りの小説の世界に逃げ込むとか
旅行に出かけるとか
買い物三昧をして発散するとか
突然のように
物理的なアクシデントがおこり
たとえば 何でもないところで
転んだり
どこかへぶつかり 怪我をしたり
なくし物をしたり
どこかへ 大切なものを忘れてきたり
日ごろ言葉にしないことで
誰かを傷つけたり
そんなことたちに 救われて
哀しみを 忘れる時間を持てるから
また 違う明日を 期待できる
パフィオぺディルム
花言葉 思慮深い
嬉しい プレゼントが届きました。
家の トムとチィの子供 マイクの
素敵な写真 はじめて 披露します。
題材は ”くつろぎ ”
京都へもらわれていった 三兄弟のひとり
京都は 夏は暑いし 冬は寒い
どうしてるか
可愛がってもらっているか
心配の種でした。
飼い主の愛情を 一身に集めて
大切にされている様子が
時おり Facebook にアップされ
《元気ですよ》とのコメントも!
今回 特別を感じたのは
クリスマスの月
いつもは カラーなのに
白黒写真
そして 早朝 庭の掃除をしている最中に
額を 出窓にぶっつけて
痛くて アイスノンで 冷やしながら
痛さをこらえながら開いた パソコンから・・・
一気に 痛さを忘れて ニマニマ・・ ウフフ・・
ウフフ・・ の 幸せを おすそ分け
家の トムとチィの子供 マイクの
素敵な写真 はじめて 披露します。
題材は ”くつろぎ ”
京都へもらわれていった 三兄弟のひとり
京都は 夏は暑いし 冬は寒い
どうしてるか
可愛がってもらっているか
心配の種でした。
飼い主の愛情を 一身に集めて
大切にされている様子が
時おり Facebook にアップされ
《元気ですよ》とのコメントも!
今回 特別を感じたのは
クリスマスの月
いつもは カラーなのに
白黒写真
そして 早朝 庭の掃除をしている最中に
額を 出窓にぶっつけて
痛くて アイスノンで 冷やしながら
痛さをこらえながら開いた パソコンから・・・
一気に 痛さを忘れて ニマニマ・・ ウフフ・・
ウフフ・・ の 幸せを おすそ分け
遠くから コツコツと
靴音が 近づいて
突然 スポットライトを浴びたように
白いひげをたくわえた
サンタとしか見えない姿が
現れると
にぎやかな しかし 透明感のある
心に響く音楽が 聞こえてくる
信じてもいない サンタクロースを
目の前にすると
幻を見つけたように 胸の鼓動が
激しく はやくなり
急に 怖気づいた子供のように
尻込みする気持ちがもたげ
これは 夢想だと
これは 幻覚だと
心が 繰り返し叫ぶ
その瞬間 子供になった私の心は
空から 降ってくる
たくさんの プレゼントを
すべて 手にしたいと願い
寒い 冬の夜を 駆け回る
凍える指先に 触れるサンタの
思いやりは
ハイパービームのように
心を 強くし
生きている価値を詠いはじめ
この世で一番幸せな時間の中を
夢遊病のごとく ただよう。
わたしの中の
奇跡を知る夜
メリークリスマス
靴音が 近づいて
突然 スポットライトを浴びたように
白いひげをたくわえた
サンタとしか見えない姿が
現れると
にぎやかな しかし 透明感のある
心に響く音楽が 聞こえてくる
信じてもいない サンタクロースを
目の前にすると
幻を見つけたように 胸の鼓動が
激しく はやくなり
急に 怖気づいた子供のように
尻込みする気持ちがもたげ
これは 夢想だと
これは 幻覚だと
心が 繰り返し叫ぶ
その瞬間 子供になった私の心は
空から 降ってくる
たくさんの プレゼントを
すべて 手にしたいと願い
寒い 冬の夜を 駆け回る
凍える指先に 触れるサンタの
思いやりは
ハイパービームのように
心を 強くし
生きている価値を詠いはじめ
この世で一番幸せな時間の中を
夢遊病のごとく ただよう。
わたしの中の
奇跡を知る夜
メリークリスマス
ユーカリ
花言葉 新生、再生
あなたを 思うとき
それは それは 遠い先の
不思議の国に ひっそりと住む
王子様のように
実体のない
だけど 私にとっては
大きな 存在なのを 知っていますか
わたしたちは もう
夢を見る時代を過ぎて
現実の 重みに
打ちひしがれる時さえあり
明日を考えるとき
バラ色の雲に乗ることは決してなく
けれども
何故か 夢見ることだけは
心の一部に 許されていて
これがある限り
いつか少女の心を
取り戻せるという 幻想を
くり返し 繰り返し
そうして 目覚めると
いつのころからか 仕組まれた
ルーティン を たどり
きりりと 顔をあげて
トロイのヘレンさながらに
わたしの戦場へ 今日も出かける
これが
生きているということなのですね
それは それは 遠い先の
不思議の国に ひっそりと住む
王子様のように
実体のない
だけど 私にとっては
大きな 存在なのを 知っていますか
わたしたちは もう
夢を見る時代を過ぎて
現実の 重みに
打ちひしがれる時さえあり
明日を考えるとき
バラ色の雲に乗ることは決してなく
けれども
何故か 夢見ることだけは
心の一部に 許されていて
これがある限り
いつか少女の心を
取り戻せるという 幻想を
くり返し 繰り返し
そうして 目覚めると
いつのころからか 仕組まれた
ルーティン を たどり
きりりと 顔をあげて
トロイのヘレンさながらに
わたしの戦場へ 今日も出かける
これが
生きているということなのですね
君子蘭
花言葉 情け深い 誠実
糸車を繰る 背の丸い祖母の姿
思いおこすと
いつもその傍で
赤い靴・・をうたいながら
祖母の手元の毛糸が
丸まって ボールになっていくのを
ながめていた。
毛糸のボールは
母の手にゆだねられ
数日後には
わたしのセーターになった
いくども 解いては
染め直し 糸車にかけ
ボールになって
母が竹の編み棒で
夜なべをして編み上げ
私は いつも喜々として手を通し
友達の前でスキップして見せた
何気ない繰り返しだが
とてつもなく重い
意味のある時間が 流れていた
私の生き方の中で
この光景は ひとつの指針となり
迷いの中でも 堅実な方向へ
私の人生を 形づくる
よすがとなって 支えてくれる
縁側の 陽だまりの
宝物の 思い出なのだが
頭を撫ぜてくれた
祖母の手の 温かい感触も
母の いつくしみのまなざしも
今もなお 生き生きと
蘇って来る
あの時の母の年を
とっくに越してしまった今も
思いおこすと
いつもその傍で
赤い靴・・をうたいながら
祖母の手元の毛糸が
丸まって ボールになっていくのを
ながめていた。
毛糸のボールは
母の手にゆだねられ
数日後には
わたしのセーターになった
いくども 解いては
染め直し 糸車にかけ
ボールになって
母が竹の編み棒で
夜なべをして編み上げ
私は いつも喜々として手を通し
友達の前でスキップして見せた
何気ない繰り返しだが
とてつもなく重い
意味のある時間が 流れていた
私の生き方の中で
この光景は ひとつの指針となり
迷いの中でも 堅実な方向へ
私の人生を 形づくる
よすがとなって 支えてくれる
縁側の 陽だまりの
宝物の 思い出なのだが
頭を撫ぜてくれた
祖母の手の 温かい感触も
母の いつくしみのまなざしも
今もなお 生き生きと
蘇って来る
あの時の母の年を
とっくに越してしまった今も
ゴモジュ
花言葉 勤勉
限りなく続く 遠い道のりを思い
ため息の出る日もある
ため息を拾い集めて 篭に盛り付け
ながめては さらに
困惑の想いに 胸ふさがれる
過ぎた日々の 楽しかったことだけが
くり返し心を 通過し
幸せ感で 満ち足りると
世の誰よりも 良い生き方をできていると
万感の喜びに包まれる
人は 一人では生きていけない
一人を この上なく愛するなどと
嘯く(うそぶく)のは やめよう
それは 兎にも角にも 欺瞞(ぎまん)でしかない
人恋しい想いを 隠すのは もう止そう
人を思い焦がれる気持ちがあれば
それは まだ生きているということなのだから
日々 生き生きとあり続けるために
素直に 恋しいと伝えよう
そこからさきへ 何を望むわけでもないのだから
ただ、恋しいと思うことを
誰が咎めるだろう
ため息の出る日もある
ため息を拾い集めて 篭に盛り付け
ながめては さらに
困惑の想いに 胸ふさがれる
過ぎた日々の 楽しかったことだけが
くり返し心を 通過し
幸せ感で 満ち足りると
世の誰よりも 良い生き方をできていると
万感の喜びに包まれる
人は 一人では生きていけない
一人を この上なく愛するなどと
嘯く(うそぶく)のは やめよう
それは 兎にも角にも 欺瞞(ぎまん)でしかない
人恋しい想いを 隠すのは もう止そう
人を思い焦がれる気持ちがあれば
それは まだ生きているということなのだから
日々 生き生きとあり続けるために
素直に 恋しいと伝えよう
そこからさきへ 何を望むわけでもないのだから
ただ、恋しいと思うことを
誰が咎めるだろう
シャリンバイ
花言葉 愛の告白
誰かが泣いている気がしたのだが
泣いているのは
もう一人のわたし
傍を駆け抜けて
後戻りし
声かけようとするが
声がでない
たくさんの 人たちが
通り過ぎるのに
誰も気にしない
人の流れの外側で
ひたすら 腰をかがめて
涙をぬぐう姿は
哀れを誘うのだけれど
哀れを感じるひとは
誰もいないようで
皆が笑っているようにも見える
枝から 離れかけた紅葉が
蜘蛛の巣にかかったような
不器用さが
笑いを誘うのだろうか
年の瀬のあわただしさの中で
溺れそうな
頼りない気持ちを
口の端に詠わせて
平静を保つ
よすがとする智恵を
不器用と 笑わないで
良くも悪しくも
これが
私流の生き方
泣いているのは
もう一人のわたし
傍を駆け抜けて
後戻りし
声かけようとするが
声がでない
たくさんの 人たちが
通り過ぎるのに
誰も気にしない
人の流れの外側で
ひたすら 腰をかがめて
涙をぬぐう姿は
哀れを誘うのだけれど
哀れを感じるひとは
誰もいないようで
皆が笑っているようにも見える
枝から 離れかけた紅葉が
蜘蛛の巣にかかったような
不器用さが
笑いを誘うのだろうか
年の瀬のあわただしさの中で
溺れそうな
頼りない気持ちを
口の端に詠わせて
平静を保つ
よすがとする智恵を
不器用と 笑わないで
良くも悪しくも
これが
私流の生き方
セイロンベンケイ
花言葉 無言の愛