春風の囁きは
心の中に 新しい種をまく
明日を夢見る 少女のような心が
荒々しい青年の 深層にさえ 芽生える
たとえば 老いた男女が
労わりあいながら 散策する
川べりに芽生えた土筆に
目配せして 二度三度 振り返る仕草は
初々しくもあるように
たとえば たとえば ・・・
秋風の囁きは
心の中に 沈黙を
待機を そして 静止を求めてくる
太陽に熱した想いを
今一度 沈思せよという
夢物語を 語りつづけた舌は
すこし 呂律(ろれつ)がおかしくないか
夢旅に出かけたままの
タイムテーブルは
英気を補充する時ではないか
こうして 冬が来る前に
心は ふるさとに
帰っていく
いつものように
また 春風が囁くことを
疑いもしない
心の中に 新しい種をまく
明日を夢見る 少女のような心が
荒々しい青年の 深層にさえ 芽生える
たとえば 老いた男女が
労わりあいながら 散策する
川べりに芽生えた土筆に
目配せして 二度三度 振り返る仕草は
初々しくもあるように
たとえば たとえば ・・・
秋風の囁きは
心の中に 沈黙を
待機を そして 静止を求めてくる
太陽に熱した想いを
今一度 沈思せよという
夢物語を 語りつづけた舌は
すこし 呂律(ろれつ)がおかしくないか
夢旅に出かけたままの
タイムテーブルは
英気を補充する時ではないか
こうして 冬が来る前に
心は ふるさとに
帰っていく
いつものように
また 春風が囁くことを
疑いもしない
葛の花
花言葉 芯の強さ、活力、恋のため息