おもむくままに・・・!

ゆったりと、流れのままに、拾いもしない、捨てもしない・・・。 おもむくままに・・・そして私がいる。

優しさのこと

2018-03-20 18:01:28 | Weblog






人が老いるということは

見かけの顔や姿が

弱々しくなることと直結して

その優しささえ

哀しみをさそう





人が優しくなるときは

心の中からにじみ出た想いが

表情にまで 表れることと

優しくなければと思い

つとめて優しく

振舞うことに分かれ




突然の優しさに

戸惑う時

哀しみが じわーと滲んできて

涙の向こうへ溶けていく




傷ついた心が

自然治癒するまで

心のやり場を逃がすすべを

経験から学んだけれど




春の陽だまりに

うつら うつらと

心も体も 揺蕩(たゆた)うて

時間が過ぎることなど

意識せずに

まったりと 過ごせたなら

息をすることすら 至上のものとなる




くりかえし 繰り返し

優しさが欲しいと 呟(つぶや)けば

木漏れ日の陽射しのかげで

微笑む 花の姿のいとおしく

今年の春は こうして・・


サンショウバラ
花言葉 温かい心
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2 コメント

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Unknown (もんて)
2018-03-21 01:59:31
老いと優しさ、因果関係は
わからないけど、
ひさしぶりに見る人に老いが
感じられたとき、淋しさを感じます。
Re. (withkei)
2018-03-21 08:05:14
もんて さま

墓参の日に 旧知の人と行き会い
胸ふさがれる想いを 詩にしました。

コメントありがとうございました。

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