出産後に体調を崩したり,なかなか母乳の出ない体質であったりして,粉ミルク育児に移行される方も多くいらっしゃいます。
また,母乳は頻繁にあげなければならず,睡眠不足やストレスで育児が手につかなくなる方もいらっしゃいます。
自然なことなので,母乳で育てられたらいいのかもしれませんが,私は,母乳育児の大切さを語るよりも,
どれだけ 子どもを愛せているのか
を語るほうが好きです。
母乳をあげないからといって,子どもに愛情がないわけではないと思います。
栄養的には,免疫などの面で母乳のほうが優れているといわれています。
でも,母乳をあげないから,哺乳瓶で粉ミルクをあげるからといって,子どもに愛情がないわけではありません。
では,母乳をあげることのできないパパやジイジバアバは,子ども(孫)に対して愛情が薄いのでしょうか。
そんなことはないですよね。
母乳育児を推進するならば,もう少し,支援体制を整えて欲しいものです。今は御姑さんや母親と一緒に暮らしておらず,一人で子育てするママさんが増えています。母乳をあげるにしてもわからないことだらけです。
わからないことだらけなので,気まぐれママも,自分の体験で母乳育児について語ってみようと思い,この記事を書き始めました。
2 母乳を止めるとき
(1)母乳を止める時期
知っていますか?モンゴルでは,好きなだけ,母乳をあげています。量ではなく,年齢の話しです。ですから,14歳くらいの子がお仕事や学校から帰ってきて,母乳を含む,とということもあります。先日,テレビでやっていました。
おお,これこそ,究極の母乳育児・・・。と,思わず見入ってしまいました。
でも,今の日本では考えられませんね。たぶん,マザコン,といわれる以前の問題になってしまうでしょう。文化の違いですね。
ところで,母乳育児を行っている方が母乳を止めよう,と思うきっかけはどういうことでしょうか。
●離乳食をなかなかたべてくれない。食べる量が増えない
●母乳より牛乳のほうが栄養がありそう
●離乳食も食べるようになったし,そろそろ解放されたい
●ママさんとベビちゃんが離れなければならない時期がきたから
●精神的にも体力的にも疲れてきたので,粉ミルクを使いたい
ママの思いはいろいろとあると思います。
母乳を止めて粉ミルクにかえる場合には,そのまま少しずつ移行していけばいいと思います。
母乳から接種する「食事」としての栄養は,粉ミルクで充分代用することができます。
もし,離乳食が始まったから母乳を止めよう,と考えているならば,まずは,母乳の役割について確認してみてください。
母乳は,栄養を取る「食事」の代わりだけではなく,水分補給の役割も負っています。
ベビちゃんは,哺乳瓶やストローマグまたはコップ,スプーンなどで水やお茶を飲むことができますか?
これができれば,もし母乳を止めようとママさんが考えても,まずは第一条件は突破です。
もし,まだ母乳以外に水分が取れないようならば,別の手段でベビちゃんが水分を取れるようになってから,母乳を止めるようにしてくださいね。
水分補給ができて,離乳食もいただけるようならば,母乳を止めてもよさそうですね。もちろん,早くやめればいいというものではありません。
その子にあった母乳の離れ方があると思います。
そして,離乳食を食べる量が増えないから,母乳を止めようかと考えている方,もしお時間があれば,地域の役所などの保健師さん(福祉保健センターや保健センターに常駐)や助産師さん,子育て支援をされている方(保育園の先生など)に一度ご相談されてみてください。
母乳が好きで,母乳を飲む量が多いから離乳食が進まない場合もありますが,食が細く,必死で食べて必死で足りない分を母乳から補っている場合もあります。
まずは,一度,誰かに相談されてみてください。
理由はどうにしろ,いつ母乳を止めるかは,ママさんとベビちゃん次第なのです。
一組一組のママさんとベビちゃんによると思います。
ちなみに,我が家の場合は,9ヶ月くらいで急に怪獣君のほうが急に授乳を嫌がるようになりました。特に人のいるところ(授乳室など)ではあからさまに気まぐれママの胸を隠して,「いやいや,いらない」と,顏を遠ざけて拒否の姿勢を貫きました。
で,そのまま卒乳するのかと思っていたのですが,11ヶ月くらいから,また急に母乳をほしがるようになりました。離乳食の量が極端に変わった覚えはないのですが,それから1歳9ヶ月で断乳のようなことをするまでは,ずっと離乳食と一日1回の授乳(寝るとき)が続きました。どうして母乳育児が終わったのかは,追々。
(2)卒乳と断乳
母乳を止めると一口に言っても,卒乳と断乳があります。
卒乳とは,ベビちゃんが「いらないや」
と自分で思ったり,自然に飲む回数が減り,最後には欲しがらなくなるっという状態です。
断乳とは,ママさんが「やめよう」
と決めてベビちゃんと戦う日々を選ぶ状態です。もちろん,戦わず,断乳してみたらあっさり「いらない」というベビちゃんもいるようですが。
①卒乳
卒乳といっても,完全に,自然に卒乳できる場合もありますが,少し,ママの努力が必要になるもののようです。
例えば,離乳食の量を増やしていって,なおかつ,定期的に水分を上げてお腹がいっぱいな状態にして,離乳を促す。
母乳が欲しそうな時間になったら,母乳に目が行かないよう,外をお散歩したり,楽しい遊びをしたりする,などです。
あと,ママさんが一緒にお風呂に入らないようにしたり,母乳の時間になるとパパさんに面倒を見てもらってママさんが外出したりと,いろいろと努力もされるようです。
こうして,ベビちゃんが「あれっ,母乳ってなんだっけ」と思うまでひそやかな努力をされて卒乳される場合があります。
また,ある程度理解のできる年齢まで授乳をし,「もう,おにいちゃん,おねえちゃんだから,授乳はいついつで終わりにしようか」とお話をして,納得の上で授乳が終わる卒乳があります。これは,とっても平和的な解決ですね。
②断乳
断乳は,ママさんなどの考えや離乳食などとのバランスから,欲しがっているけれど,やめようとママさんが考えて授乳を止める状態です。
よく昔は,乳房に怖い顔を書いたり,からしやわさびを塗ったり,赤チンを塗ってママさんがおけがをしたといったりしたようです。
これは,日々ベビちゃんとの戦いになる場合もあるので,ママさん,余力をつけておきましょう。あとは,卒乳でも書いたような,なるべくベビちゃんが授乳を思い出さないようにする努力をして,泣くのをひたすら耐えて,歌を歌ったり,絵本を読んだり,遊んだりしてベビちゃんとママさん自身の気を紛らわせる努力をします。
気まぐれママの周りには,断乳のつもりで授乳をやめたら,次の日からあっさり欲しがらなかった子。ママがお薬を飲むので,授乳を一時的にやめようと思ったらそのまま授乳が終わってしまった子,ママの努力のもと卒乳した子,ママと知恵比べの末,断乳した子などさまざまです。
ちなみに,気まぐれママの弟は完全母乳でしたが,「はい,今日から牛乳ね」と,コップで牛乳を上げたら,後引きもせず,そのままその日から母乳を欲しがらなかったそうです。あっさりした性格なんですね。
それから,気まぐれママのパパつまり,気まぐれジイジは手間取ったようです。気まぐれ大ババの話しによると,断乳をしようと怖い顔を書いたら,布巾をもってきてふき取ってから飲んだそうです。からしを塗っても同様。悪戦苦闘の末,赤チンを塗って,「ママさんおけがしちゃっていたいの」といったら,やむなく授乳を断念したそうです。これは,二昔前くらいのお話ですね(^_^;)
では,怪獣君は・・・というと,それは,母乳育児(後編)をお楽しみに。
また,母乳は頻繁にあげなければならず,睡眠不足やストレスで育児が手につかなくなる方もいらっしゃいます。
自然なことなので,母乳で育てられたらいいのかもしれませんが,私は,母乳育児の大切さを語るよりも,
どれだけ 子どもを愛せているのか
を語るほうが好きです。
母乳をあげないからといって,子どもに愛情がないわけではないと思います。
栄養的には,免疫などの面で母乳のほうが優れているといわれています。
でも,母乳をあげないから,哺乳瓶で粉ミルクをあげるからといって,子どもに愛情がないわけではありません。
では,母乳をあげることのできないパパやジイジバアバは,子ども(孫)に対して愛情が薄いのでしょうか。
そんなことはないですよね。
母乳育児を推進するならば,もう少し,支援体制を整えて欲しいものです。今は御姑さんや母親と一緒に暮らしておらず,一人で子育てするママさんが増えています。母乳をあげるにしてもわからないことだらけです。
わからないことだらけなので,気まぐれママも,自分の体験で母乳育児について語ってみようと思い,この記事を書き始めました。
2 母乳を止めるとき
(1)母乳を止める時期
知っていますか?モンゴルでは,好きなだけ,母乳をあげています。量ではなく,年齢の話しです。ですから,14歳くらいの子がお仕事や学校から帰ってきて,母乳を含む,とということもあります。先日,テレビでやっていました。
おお,これこそ,究極の母乳育児・・・。と,思わず見入ってしまいました。
でも,今の日本では考えられませんね。たぶん,マザコン,といわれる以前の問題になってしまうでしょう。文化の違いですね。
ところで,母乳育児を行っている方が母乳を止めよう,と思うきっかけはどういうことでしょうか。
●離乳食をなかなかたべてくれない。食べる量が増えない
●母乳より牛乳のほうが栄養がありそう
●離乳食も食べるようになったし,そろそろ解放されたい
●ママさんとベビちゃんが離れなければならない時期がきたから
●精神的にも体力的にも疲れてきたので,粉ミルクを使いたい
ママの思いはいろいろとあると思います。
母乳を止めて粉ミルクにかえる場合には,そのまま少しずつ移行していけばいいと思います。
母乳から接種する「食事」としての栄養は,粉ミルクで充分代用することができます。
もし,離乳食が始まったから母乳を止めよう,と考えているならば,まずは,母乳の役割について確認してみてください。
母乳は,栄養を取る「食事」の代わりだけではなく,水分補給の役割も負っています。
ベビちゃんは,哺乳瓶やストローマグまたはコップ,スプーンなどで水やお茶を飲むことができますか?
これができれば,もし母乳を止めようとママさんが考えても,まずは第一条件は突破です。
もし,まだ母乳以外に水分が取れないようならば,別の手段でベビちゃんが水分を取れるようになってから,母乳を止めるようにしてくださいね。
水分補給ができて,離乳食もいただけるようならば,母乳を止めてもよさそうですね。もちろん,早くやめればいいというものではありません。
その子にあった母乳の離れ方があると思います。
そして,離乳食を食べる量が増えないから,母乳を止めようかと考えている方,もしお時間があれば,地域の役所などの保健師さん(福祉保健センターや保健センターに常駐)や助産師さん,子育て支援をされている方(保育園の先生など)に一度ご相談されてみてください。
母乳が好きで,母乳を飲む量が多いから離乳食が進まない場合もありますが,食が細く,必死で食べて必死で足りない分を母乳から補っている場合もあります。
まずは,一度,誰かに相談されてみてください。
理由はどうにしろ,いつ母乳を止めるかは,ママさんとベビちゃん次第なのです。
一組一組のママさんとベビちゃんによると思います。
ちなみに,我が家の場合は,9ヶ月くらいで急に怪獣君のほうが急に授乳を嫌がるようになりました。特に人のいるところ(授乳室など)ではあからさまに気まぐれママの胸を隠して,「いやいや,いらない」と,顏を遠ざけて拒否の姿勢を貫きました。
で,そのまま卒乳するのかと思っていたのですが,11ヶ月くらいから,また急に母乳をほしがるようになりました。離乳食の量が極端に変わった覚えはないのですが,それから1歳9ヶ月で断乳のようなことをするまでは,ずっと離乳食と一日1回の授乳(寝るとき)が続きました。どうして母乳育児が終わったのかは,追々。
(2)卒乳と断乳
母乳を止めると一口に言っても,卒乳と断乳があります。
卒乳とは,ベビちゃんが「いらないや」
と自分で思ったり,自然に飲む回数が減り,最後には欲しがらなくなるっという状態です。
断乳とは,ママさんが「やめよう」
と決めてベビちゃんと戦う日々を選ぶ状態です。もちろん,戦わず,断乳してみたらあっさり「いらない」というベビちゃんもいるようですが。
①卒乳
卒乳といっても,完全に,自然に卒乳できる場合もありますが,少し,ママの努力が必要になるもののようです。
例えば,離乳食の量を増やしていって,なおかつ,定期的に水分を上げてお腹がいっぱいな状態にして,離乳を促す。
母乳が欲しそうな時間になったら,母乳に目が行かないよう,外をお散歩したり,楽しい遊びをしたりする,などです。
あと,ママさんが一緒にお風呂に入らないようにしたり,母乳の時間になるとパパさんに面倒を見てもらってママさんが外出したりと,いろいろと努力もされるようです。
こうして,ベビちゃんが「あれっ,母乳ってなんだっけ」と思うまでひそやかな努力をされて卒乳される場合があります。
また,ある程度理解のできる年齢まで授乳をし,「もう,おにいちゃん,おねえちゃんだから,授乳はいついつで終わりにしようか」とお話をして,納得の上で授乳が終わる卒乳があります。これは,とっても平和的な解決ですね。
②断乳
断乳は,ママさんなどの考えや離乳食などとのバランスから,欲しがっているけれど,やめようとママさんが考えて授乳を止める状態です。
よく昔は,乳房に怖い顔を書いたり,からしやわさびを塗ったり,赤チンを塗ってママさんがおけがをしたといったりしたようです。
これは,日々ベビちゃんとの戦いになる場合もあるので,ママさん,余力をつけておきましょう。あとは,卒乳でも書いたような,なるべくベビちゃんが授乳を思い出さないようにする努力をして,泣くのをひたすら耐えて,歌を歌ったり,絵本を読んだり,遊んだりしてベビちゃんとママさん自身の気を紛らわせる努力をします。
気まぐれママの周りには,断乳のつもりで授乳をやめたら,次の日からあっさり欲しがらなかった子。ママがお薬を飲むので,授乳を一時的にやめようと思ったらそのまま授乳が終わってしまった子,ママの努力のもと卒乳した子,ママと知恵比べの末,断乳した子などさまざまです。
ちなみに,気まぐれママの弟は完全母乳でしたが,「はい,今日から牛乳ね」と,コップで牛乳を上げたら,後引きもせず,そのままその日から母乳を欲しがらなかったそうです。あっさりした性格なんですね。
それから,気まぐれママのパパつまり,気まぐれジイジは手間取ったようです。気まぐれ大ババの話しによると,断乳をしようと怖い顔を書いたら,布巾をもってきてふき取ってから飲んだそうです。からしを塗っても同様。悪戦苦闘の末,赤チンを塗って,「ママさんおけがしちゃっていたいの」といったら,やむなく授乳を断念したそうです。これは,二昔前くらいのお話ですね(^_^;)
では,怪獣君は・・・というと,それは,母乳育児(後編)をお楽しみに。