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楽しく子育て,みんなで子育て~気まぐれママのブログ~

絵本、布おむつ(布オムツ)、離乳食、手作りおもちゃ、子育て(育児)の話したいこといっぱいです。

心を育てる ~こぐま社 社長のお話を伺って

2006-07-08 01:17:51 | 一緒にたのしみたい絵本
 今日は,「こぐまちゃんおはよう」や「しろくまちゃんとほっとけーき」などでおなじみの絵本の「こぐま社」の社長さんのお話を伺ってきました

 とっても心に残ったので,徒然と語ってみようかと思います

●イマジネーション(想像力)
 
「私たち(親)は『字』が読めます。だから,字を読みます」
 「こどもは,絵を見ます」
 「絵を見ながら,想像を膨らませていきます。イマジネーションです」

 字が読めない分,べびたちは,絵を見ながら,お話を想像していくのだそうです。
だから,絵本を読むことは,こどもたちの想像力を成長させるのだそうです。

 たしかに。そう思います。ただ,読んでくれている人の声を聞いているだけではないのですね。怪獣君やお友達を見ていても,自分で本を持ってきて,ぱらぱらと一生懸命ページをめくって自分たちで見ていることがあります。
 もしかして,読んでくれたママやパパの声を思い出しながら,もしかして,絵から自分なりのお話を想像しながら見ているのかもしれませんね

●コミュニケーションと想像力
 人との関わりも想像力が必要,だとおっしゃっていました。
 相手の気持ちを考える,ということは,相手の立場を想像し,相手の気持ちを考えること,です。そこには,たしかに,イマジネーション,想像力が必要となってくると思います。
 ですから,人のコミュニケーション能力をしっかりとさせるには,小さい頃から,想像力を培うことが大切なんだそうです。

●聞くこと
 すべては「聞くこと」からはじまります。
 人とのコミュニケーションも。
 赤ちゃんは,胎児の時代からママやパパの話に耳を傾けています。「聞くこと」の始まりです。そして,人はその人生の終わりまで「聞いている・聞こえている」そうです。
 「聞くこと」は人の始まりであり,終わりまで続くものです。
 そのくらい,大切なことなんだそうです。
 ですから,「読み聞かせること」は大切だそうです。子どもに語りかける手段の一つとして,コミュニケーションの第一歩として,絵本を一緒に手にとり,読み聞かせをしたいと思いました。

●よい本とは?
 私も,一番伺ってみたかったところでした
 「その子の成長や性格に合った本が,一番いい本です
 とても,感動しました。
 つい,「今は何歳くらいだから,この本かな」とか,「内容的にはこの本がいいのではないか」とか,ついつい考えてしまいます
 けれども,「その子が好きな本が一番いい本」だそうです。
 好きな本は,こどもは何度でも読むことをせがみます。親が飽きてきて,つい,棒読みのように読んでしまうくらい,気に入った本を持ってきます。そういう本が,その子にとって,一番いい本だそうです。
 どのような絵本を気に入るかは,お母さんなど身近な人がよく観察し,見極めることが必要です。いろいろな絵本を図書館や子育てを支援する施設などで借りて手にとり,子どもがどこで目を輝かせるのかを探し,その子の好みの絵本を知ることが必要ですね。
 それから,あとは,ちょっとの忍耐力。本当に,気に入った絵本は,何度でも,いつまでも繰り返し読まされます
 「いつまでも,その子が楽しめるように読んであげてください」
 ちょっと,いつもの自分を反省しました

●刺激も大切
 刺激があることも大切だそうです。子どもに刺激がある,仕掛け絵本など。
 私は,ついつい仕掛け絵本が好きで,怪獣君によく読んでいます。
 穴に指を入れたり,仕掛けをめくったり。確かに,楽しそうです。


 以前,サイトでもご紹介した,「くだもの」(作・平山和子,福音書店)という絵本があります。今では,怪獣君はこの絵本を持ってきて,自分の好きな「いちご」や「ばなな」をパクパクと食べるまねをします。そして,お友達やぬいぐるみの口に手をもっていって,分けてあげる動作もします。そんな風に,いつのまにか,こどもは想像し,それをコミュニケーションに組み込んでいき,その想像力が後に「人の気持ちを考えられる」ことにつながるとしたら,小さい頃から絵本に親しむことは,とてもとても暖かい気持ちになれることなのかもしれないと思いました。

 今日の講演は大変ありがたいお話でした
 気まぐれママは気まぐれママなりに「絵本」とはどういうものか,「絵本を読むことは」「絵本の読み聞かせとは」ということを考えてきましたが,すこし,考え方が変わったように思います。

 ぜひぜひ,みなさんも,ベビちゃんに合った,ベビチャンだけの「一番よい絵本」が見つかるといいですね。

仕掛け絵本は大人も楽しい

2006-05-20 04:37:22 | 一緒にたのしみたい絵本
 最近の楽しみは,ベビに読みたい絵本を探して書店をふらふらすること。
立ち読み禁止は当然だけれど,大型書店では,こどもが座って読むことのできる机やいすを用意しているところも。休日ともなると親子連れで席はいっぱいになっています。本好きに育ってね。と心の中でささやきつつ,ベビが喜びそうな絵本を探します。

 絵本を選ぶ基準は,
 1 絵がどうか
   かわいいのはもちろん,暖かいイメージの挿絵の絵本や,色彩のはっきりしている絵本を選びます。まずは,ベビに注目してもらわなければなりませんから。
   わたしが大好きなのは,いもとようこさん の絵です。ベビちゃんがいるご家庭ならご存知の教育テレビ「いないないばあ」の童謡などにイラストを書いている 絵描きさんです。ほんわかとしてとても暖かい絵です。我が家には,いもとようこさんが描いている絵本がいっぱいです。ぜひ,一度みられてみてください。
 
 2 言葉遣い   もちろん,お話の内容も大切ですが,まずは言葉遣い。たとえベビ用の絵本でも,言葉遣いが丁寧でやわらかいものを選んでいます。初めはママやパパ,ジージバアバの声で読み聞かせるのですから,できるかぎり美しい日本語で語り掛けたいですよね。

 3 内 容   物語か,生活習慣などを中心としたものか,ベビの心地よさを追求したものか,どんな目的で,どんな状況でその絵本を読んであげたいかにより,絵本の内容を決めます。
   a物語    上野与志作「くまごろうさんってね」など,ストーリーが暖かく,声に出してベビに読み,ベビと一緒に想像を膨らませたい物語かどうか。ベビをひざに乗せて,本を持ってベビの耳元で読む。最初はページをいたずらするかもしれないが,それもコミュニケーションのひとつ。「絵本さん,いたいいたいよ」といってかわすくらいの余裕があるといいですね。  
   b生活習慣など
   「こぐまちゃんしりーず(こぐま社)」。「こぐまちゃんおはよう」は,顔を洗って歯磨きをして,朝食を食べて金魚にご飯をあげて・・・と,いわゆる生活習慣を物語りの中心に持ってきています。表紙で,「おはよう」といっしょに挨拶をし,こぐまちゃんと一緒に歯を磨く。そんな風に,日常のあたりまえだけど,毎日毎日言ってるのにいつまでたってもできない,といらいらするよりは,絵本を利用して親子のコミュニケーションをとりながら,自然に生活習慣が身についていけばいいと思います。
   cベビの心地よさ
    谷川俊太郎作の「もこもこもこ」,平山和子作「くだもの」など,音や色を楽しむための文字や絵,音の羅列。きむらゆういち作「だあれだだれだ」など,仕掛けで子供の気持ちをつかむものなど。言葉の繰り返しや仕掛けはベビにとって心地よいようです。

 4 仕掛け 
  「はらぺこあおむし」は,穴に指を入れてあおむしのお食事風景を想像でき,「くまごろうさんってね」のようにページが大きく開いたり,「ぴよちゃんのおともだち」のようにページにある紙をめくるともぐらさんが寝ていたり。ベビがどれだけ夢中になれるかを考えることも必要だと思います。読むママやパパも一緒に楽しめればなおさら,いいですね。

 こんな感じで,ベビの絵本を選んでいきます。
 初めは,とたとたと走り回るのを見ながら読んでいた絵本も,今では,自分で絵本を持ってきて,読んでくれといい,ひざの上に座るようになりました。絵本好きに育ってくれているようです。
 それはとてもうれしいのですが,家事をするひまもないくらい,繰り返し読まされるのが玉に瑕です。まあ,それも一時。今しか読んであげられない,と思えば,部屋が汚いくらい,何さ,です。
 まあ,それはさておき,とくに仕掛け絵本は大人が見ても楽しい。本屋さんに行くと,ページが割れるものや観音開きになるもの,布製の絵本や音の出る絵本。ページがパズルになっているなどさまざまな変わった絵本があります。大人も夢中になりそうです。
 ベビに読んであげるのもいいですが,私たちが楽しむこともできそうな,絵本。心の安らぎに,一冊,思わず人に伝えたくなるような絵本と出合えるといいと思います。

 ちなみに,我が家の怪獣君に人気が高い絵本をサイトで紹介しています。
 興味をもたれた方は,本屋さんをのぞいてみてくださいね。
  
  http://members.goo.ne.jp/home/withinfo

怪獣がおとなしくなる時

2006-02-18 00:09:15 | 一緒にたのしみたい絵本
 わが家の怪獣(1歳)がおとなしくなる時。
 それは,大好きな絵本を開いているとき。
 お気に入りは,いもとようこ さんの絵。
 縦にしたり,横にしたり。
 
 わざとではなく,ページをめくり損ねて切れてしまうことはあるけど,そんな時は,
「ご本さん,イタイイタイしちゃったね。ごめんなさい」と一緒に本に謝ってみる。
 彼なりに何か感じるものがあるらしい時もあるし,ふん、とそっぽを向くときもある。
 
 それでも、気まぐれママは,怪獣君が自分で絵本を取り出してくるのを見ている。
気まぐれママもパパも本が大好き。きっと怪獣君も絵本を楽しみたいんだろうな,という気持ちで見守ることにしています。

 お夕食が終わって,お風呂に入るまでの間の時間が,絵本のお時間。
 気まぐれママのお膝に座って一緒に読んだり,自分で床においてめくってみたり。

 今日はどれにしようかな。

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 絵本が破けないようにするのも危なくないし,いつまでもきれいな本でいられます。
 でも、わが家では,「本は破れるもの」だから、大切にするもの,と教えたくて,そのままにしています。

 こんな風に,ゆったりとした気持ちで一緒に絵本を読めるのはいつまででしょう。
 私は,ほんのわずかな時間だと思います。
 だから、今日もいっぱい遊んで,お休み前の一時は,怪獣君と絵本を楽しみます。