プーケット津波情報総合 (スマトラ沖地震)

Webや口コミで収集した情報のまとめです。「一覧」のカテゴリーに各種情報のまとめを置きました。

旅行会社の対応

2004-12-28 16:59:50 | 口コミ情報 (安否情報以外)
ちゅっちゃんさんのページの掲示板から旅行会社の今後の対応に関する情報を引用いたします。

主催旅行会社の対応は TRAVEL VISION にも記載されています。

(以下引用)

旅行各社の今後の判断等(プーケットのみ)
投稿者:ちゅっちゃんになり代わりラマン
投稿日:12月28日(火)13時45分53秒

間違っている可能性もありますので、参考までに。
予約をしている人は、必ず会社に問い合わせてくださいね!

(JTB、JTBトラベランド)
プーケットについては、1月11日出発分までツアーを催行する。
ツアー申込者にはホテル等の状況を伝え、顧客の要望に応じて変更は受け付ける。
ツアー申込者からキャンセルの申し出があった場合は、取消料を免除する。
1月12日以降出発分については、1月4日に決定。

(近畿日本ツーリスト、ユナイテッドツアーズ)
プーケットについては、2005年1月15日出発分まで、利用ホテルに応じて催行可否を決定。
主催旅行では、10ホテルの利用ツアーを催行、13ホテルの利用ツアーを催行中止とする。
催行ツアーの申込者には、ホテルの状況やアクティビティの状況などを伝え、
ツアー申込者がキャンセルを申し出た場合は取消料を免除する。
明日以降、海外旅行部および現地バンコク事務所から担当者をプーケットに派遣し、
現地状況の把握を行う。1月16日以降出発分については、1月7日に決定する。

(日本旅行)
プーケットについては、12月29日出発分までツアー催行中止を決定。
12月30日以降出発分は追って決定。

(阪急交通社)
プーケット主催旅行については、12月29日出発分までツアー催行中止を決定。
主催旅行で、ツアー申込者からキャンセルの申し出があった場合には、
2005年1月10日出発分まで取消料を免除する。

(ジャルパック)
プーケットについては、12月29日出発分まで催行中止を決定。
12月30日以降出発分は、12月28日に決定する。
取消料は通常通り収受する。

(ANAセールス&ツアーズ)
プーケットについては、2005年1月8日出発分まで催行中止を決定。
1月9日~31日出発分までは出発日変更・コース変更について取消料免除で変更に応じる。
1月9日以降出発分については1月5日に決定する。

(HIS)
プーケットについては、2005年1月6日出発分まで催行中止を決定。
1月7日以降出発分については1月4日に決定する。

(クラブメッド)
プーケット・バカンス村については、2005年1月15日出発分まで催行を中止。
ツアー代金は全額返金。施設に被害が出ており、至急の回復を目指し、
本国フランスから緊急対策チームを派遣、調査を進める。

更新が遅くてごめんなさい

2004-12-28 16:40:50 | 雑記
今までリンクで対応してきたサイトや掲示板と、そこに記載されている情報をまとめようかと思っています。

トラックバックで情報を提供してくださった方々、ありがとうございました。この場にて御礼申し上げます。

仕事の合間に更新しています。更新が遅くてごめんなさい……

安否情報

2004-12-28 02:20:59 | 記事スクラップ
毎日新聞より
スマトラ地震:
動物ツアー受難 スリランカの日本人観光客

波に洗われた海岸地域は何も残っておらず、街には多くの遺体が散乱している。大波は、海から離れた国立公園内で動物観察をしていたグループをも襲った。インド洋沿岸を急襲した大津波による被災状況が27日徐々に明らかになる。日本人はツアー客だけで少なくとも20人の行方が分からず、個人での旅行などを含めると不明者はまだまだ増える見込みだ。被害の大きさと比べて少ない情報に家族らは不安を募らせた。

◇波の壁 12人襲う

スリランカで行方が分からなくなっているのは、旅行代理店「大陸旅遊」 (東京都新宿区、谷奥徹男社長) が主催した「タイ・スリランカ野生動物と瞑想 (めいそう) を共にする旅」に参加した19人のうちの11人と同社の男性添乗員 (44) の計12人。19人は男性9人、女性10人で、3歳、8歳、12歳、13歳、16歳の子供5人も含まれる。居住地は、東京都10人、神奈川県6人のほか、大阪府、埼玉県、兵庫県各1人。

19人はこの添乗員とともに21日に成田空港を出発。タイを観光した後、24日にスリランカ入りし、1月1日に帰国予定だった。津波は26日、一行がヤラ国立公園内にある動物保護区で、車に乗って象などの動物を観察するサファリ形式の観光を楽しんでいた時に襲った。

コロンボに滞在している同社の提携会社の男性マネジャーによると、現場は海岸から約1.6キロ離れているが、高さ約6~15メートルの津波が襲ったという。難を逃れた8人は翌27日、現場から車で約5時間かけてコロンボ市内のホテルに入った。ホテルの日本人スタッフによると、8人の中には重傷で病院に運ばれた人もいる。一行は一様に暗い表情で、「行方不明の人の無事を信じて希望を持って頑張りたい」などと語っていたという。

大陸旅遊の本社には、ツアー参加者の家族らが駆けつけ、近くのホテルで待機した。現地スタッフから27日夜、参加者の可能性がある7人の遺体が見つかったという情報が届き、家族に伝えられたという。同社は、希望する家族には早く現地に行けるよう準備を進めている。都内で27日会見した谷奥社長は「生存者がいるので期待もしているが、最悪のことも考えねばならない」と話し、現地に向かった。

ヤラ国立公園は、コロンボの南東約300キロに位置し、広さは約1260平方キロある。常緑樹の森林が茂り、一部はジャングルで、象やヒョウ、クマ、ワニ、シカ、水牛や多種類の鳥が生息している。多くの仏教碑があり、仏教徒の巡礼場所となっている。【工藤哲、早川健人】

◇プーケット島一帯 旅行者11人が行方不明 

国土交通省などのまとめでは、スリランカ以外ではタイのプーケット島一帯で日本からの旅行者11人が行方不明となっている。

このうち「日本旅行」のツアーに参加した2人は、カオラック地区のホテルに滞在していた。福岡市の「ジャルトラベル九州」の団体旅行に参加していた福岡市の女性 (27) は、カヌーに乗っていて津波に襲われたという。東京の「A&A」のツアーに参加していた男女は、同島からピピ島への日帰りツアーに出かけたまま連絡がつかないという。【大平誠】

◇日本人学校の教員と家族 5人と連絡取れず

文部科学省に入った連絡によると、タイとインドの日本人学校の教員とその家族の計5人と連絡が取れていない。

バンコク日本人学校の教員でプーケット方面に休暇で滞在していた4人のうち、ピピ島に夫婦でいた男性教員の妻との連絡が取れていない。津波の直前までホテルにいたとされる。

また、ニューデリー日本人学校では、やはりピピ島に滞在中の男性教員とその家族計4人の安否確認ができていない。

◇個人旅行 問い合わせ殺到

外務省には27日、安否確認を求める旅行者の留守宅からの問い合わせが500件以上寄せられた。その多くが航空券や宿泊施設を独自に手配した若者を中心とした「個人旅行客」とみられる。冬休みとも重なり、問い合わせの窓口となった海外邦人安全課の約10台の電話は、途切れることなく鳴る状態だという。

大手旅行会社「HIS」 (東京都新宿区) は「個人旅行客の正確な状況を確認することはできない」と打ち明ける。個人旅行客の大半が利用する格安航空券では、航空便の目的地しか把握できない。利用者の多くは到着地にとどまらずに、別の場所へ移動して旅行を楽しむことが多い。団体旅行と違って、国内をどのように移動するのかもわからない。到着地で安い航空券を購入して、その国を足場に別の国に向かうケースも多い。旅行業者が加盟する「日本旅行業協会」 (東京都千代田区) も「人数の推定すらできない」 (広報室) と話す。

被災地のうちモルディブは団体旅行客が中心だが、タイ・プーケット島やスリランカは個人旅行客も多い。そのため、「滞在場所を知っている家族から問い合わせがなければ、我々には分からない」 (HIS広報担当) というのが実態だ。政府も「できる限り現地の警察や病院を足で回り、情報収集に当たるしかない」 (外務省幹部) と頭を悩ませている。【前田英司】

◇当時の様子生々しく アキレスけん切った柳沢さん

津波に襲われてアキレスけんを切り、バンコク・プーケット病院の5階の個室に入院した東京都豊島区の私立大学職員、柳沢裕之さん (46) は27日午後10時ごろ、当時の様子を生々しく語った。

柳沢さんは26日午前10時ごろ、プーケット最大のリゾート地、パタンビーチで木製のパラソルつきチェアに腰掛けていた。周囲の人が「ロータイド (引き潮だ) 」と叫ぶ声が聞こえ、約50メートル先に浮かんでいたはずのブイが砂上に見えた。さらに数百メートル奥まで潮が引いたため、立ち上がると、遠く沖の方から茶色い低い波がサーッと押し寄せてきた。

「津波は大きな波のイメージがあったので安心していた」というが、低い波が腰の高さになり、ホテルに戻ろうと砂浜を渡り、道路まできたところで茶色い濁流にのまれ、足を取られた。左足に痛みが走り、アキレスけんが切れていた。

水上バイクに乗っていた英国人の老夫婦がホテルまで運んでくれ、応急処置を受けた。病院には救急車で午後3時前に運び込まれたが、生命の危険な人が優先のため、手術は27日午前7時まで待たされたという。2時間に及ぶ手術後に東京の両親に電話をし、父の武雄さん (77) に「迎えに行こうか」と声をかけられ、ほっとして涙が出てきたという。

22日から1人でプーケットを訪れ、28日に帰国予定だったという。柳沢さんは「全く揺れを感じなかったので、警戒のしようもなかった。ビーチが込んでくる1~2時間後だったら、もっと悲惨なことになっていただろう」と話した。【プーケット宍戸護】

毎日新聞 2004年12月28日 2時07分

津波被災体験談 (12/28 01:45収集分)

2004-12-28 01:48:30 | 記事スクラップ
中国新聞地域ニュースより
インド洋地震 無事祈る関係者の声 中国地方 '04/12/28

スマトラ沖地震津波でインド洋沿岸が被災、混乱し、中国地方に住む被災国の出身者や旅行代理店は二十七日、連絡が取れない家族や知人、顧客の無事を祈り続けた。

広島市中区のスリランカ料理店「シギリ」は、母国を気遣う店員のために一日中、現地のラジオ放送をインターネット経由で流し続けた。シェフのシリル・エドモンドさん (48) は「母国にいて地震に遭った覚えがない。被害者がまだ増えるんだろうか」と、不安がっていた。

山口大医学部 (宇部市) の特別研究員ヤミニ・アルチェルレンさん (40) も同国出身。「親類や友人の様子がまだ分からない」と、何度も電子メールを送っていた。

JTB福山支店 (福山市) は、十九日にスリランカに向かった福山市内の男性の安否が分からず、外務省に照会。各地の代理店に、インド洋沿岸への旅行を年末年始に計画していた客からの問い合わせ電話が相次いだ。

津波が襲ったタイ・プーケット島で遊覧船を営む伊東浅太郎さん (68) =広島市安佐北区=は当時、バンコクにいて命拾いした。「電話が通じにくい。自慢の砂浜がえぐれ、プーケットは当分、立ち直れないのでは」。電話がつながり、所有する船約十隻の無事を知って、一息ついていた。

■「ヘドロが道路一面」 東広島の河野さん

マレーシアにあるシャープの現地法人に出向している東広島市の河野瞬市さん (47) は二十七日、中国新聞の電話取材に対し、住んでいるペナン島に津波が押し寄せる様子などを語った。

河野さんは二十六日午前九時 (日本時間同十時) ごろ、震源地から東に約六百キロのペナン島の二十階建てマンション最上階の自宅で揺れを感じた。

午後一時半ごろ、いつもはくっきりしている水平線が白く霧状になった。三十分ほどで津波は海岸線に到達。マンションの下の住宅街の敷地や道路は海水とヘドロに覆われたという。

河野さんは「津波が高さ三、四メートルの防波堤を乗り越えた所があった。もし歩いていたらと思うと、ぞっとします」と恐怖を語った。

各記事の整理&保存 (12/28 01:45収集分)

2004-12-28 01:47:19 | 記事スクラップ
NEWS EVEより (動画あり)
プーケット島では復旧に向けた動きも

津波の大きな被害を受けた現場では朝早くから夕方まで、ガレキの撤去作業など、復旧に向けた動きが始まっています。

しかし、海岸に近い場所だけでなく、海岸からやや離れた店舗やホテルでも大きな被害を受けている他、波によって打ち上げられたり、横倒しになった車などが町中のあちこちに放置してある状況で、復旧にはまだしばらく時間がかかりそうです。

「2階に逃げるのに精一杯。 (店の再開には) 約1ヶ月かかる」 (日本料理店の従業員)

タイ政府のまとめによりますと、プーケット周辺での被害はこれまでに死者が800人以上、ケガ人も7000人を超えています。

夕方には再び津波が来るのではと恐れた地元の人々が海岸近くの地域から離れようとする騒ぎもあり、今回の津波が人々に与えた恐怖を物語っています。

ところで、日本人も10人程度が高波に飲まれた可能性があるとみられていますが、この他にも所在の確認できない日本人旅行者もいるということで、日本大使館で所在の確認を急いでいます。

しかし、団体でのツアーではなく、個人での旅行の場合、所在を確認するのは難しく、日本人が何人、津波に巻き込まれた可能性があるのか、全体像を把握するのには今しばらく時間がかかりそうです。 (27日 23:07)

各種掲示板

2004-12-28 01:09:12 | 過去ログ
▼旅行関連サイト・旅行業者の掲示板
andanteのプーケット便り (現地の口コミ情報豊富。おすすめ)

旅のクチコミ情報 (12/27 17:45時点では特に情報は書き込まれていませんでした)

旅行のクチコミサイト (12/27 17:45時点では特に情報は書き込まれていませんでした)

▼個人Webサイト (ホームページ) の掲示板
ちゅっちゃんさんのページ (安否情報が集まっています。おすすめ)

タイ語で遊ぼう♪ (安否情報あり) ←追加

海と旅

▼2ちゃんねる
海外旅行@2ch

人的被害のないことが確認されたダイビングショップ

2004-12-27 23:33:44 | 安否情報
ダイビングショップ関連の口コミ情報をまとめました。

人的被害のないことが確認されたダイビングショップは以下のとおりです。
・アクアランド
・カタダイビングサービス
・ダイビングアウトレット
・ダイブアジア
・マリンクエスト
・マリンプロジェクト
・ほうぼう屋

ダイブアジア (ブログ)
ダイブアジア (掲示板)
現地のスタッフから連絡があり、ダイブアジアのスタッフは全員無事が確認されております。

アクアランド津波被害状況
こちらのスタッフ、ショップ、アクアランド主催のツアーに御参加頂いているお客様は全員無事です。

カタダイビング掲示板
カタダイビングに関しましてはお客様&スタッフ一同元気でおります。

ほうぼう屋
当店の取り扱う『シミランクルーズ』にご参加いただいていたお客様は、全員無事(ケガも無し)、安否を確認済みです。(当店のスタッフも無事です。)

▼以下の掲示板にも情報がありました。ダイブアジア、カタダイビングともお客様もスタッフも無事とのことです。
Buddha View Dive Resort
羅針盤
ダイブアジアのブログにリンクしています。

MARINE QUEST
お陰様でマリクエはゲストもお店もスタッフもボートもすべて無事でした。

ダイビングショップへのリンク集

津波被災体験談 (12/27 23:10収集分)

2004-12-27 23:14:54 | 記事スクラップ
asahi.comより
津波2波、ホテル倒壊 スマトラ沖地震で目撃者証言

「潮が遠く、遠く、遠く引いていった。満月のときの干潮かしらとみんなが不思議に思っていると、『水の壁』が押し寄せてきた」--タイ・プーケット島のパトン・ビーチで大津波に遭遇した女性はそう語った。インドネシア・スマトラ島沖の震源から6千キロ以上離れたアフリカ東岸まで到達した津波の姿を、本紙の取材や外国通信社電などから再現する。

波が引く「予兆」は震源地近くのスマトラ島北端のナングロアチェ州でも起きた。ランチョク村に住むズルハムさん (35) は26日午前8時 (日本時間午前10時) すぎの余震の直後、「沖に引いていた海水が一気に押し寄せ、3メートル以上になった」と話す。

同10時ごろ、約600キロ離れたプーケット島のバンタオ・ビーチにいた東京都内の女性 (41) も「カニや魚が置き去りにされた」という。沖合の海の色が茶色に染まるのを目撃した人もいた。

専門家によると、津波は大洋を渡るとき時速700キロ以上に達する。

マレーシア・ペナン島沖で漁をしていたジャミールさん (54) は陸に向かう白波に気づいた。

「とても美しいが、普通の高さじゃない」と息をのんだ。3~4波に分かれて津波が同島を襲った。

スリランカでも、同国南岸のハンバントタ付近に2波が押し寄せ、ホテルなどを倒壊させた2波目は5メートル近くの高さに達した。震源と反対側の西岸に面した保養地カルタラでも2.5メートルの高さになったという。

プーケット島の建設作業員シダさん (32) は「1度目は5メートル、2度目は10メートルの高さがあった」と証言する。

バンコク在住の会社員二村浩高さん (43) は、同島の北約60キロのビーチで、バリバリバリという音とともに「20メートルの高さの濁流のような波」を目にした。海側に点在するコテージの壁や屋根がめくれあがっていた。「竜巻か」と思ったが、次の瞬間には「逃げられない」。とっさに子供2人に浮輪をかぶせ、両脇に抱えた。

同島の東にあるピピ島に滞在していた都内の会社員三浦真樹子さん (30) は、ホテルの4階にいて、約6メートルの高さの下の階まで波が来るのを見た。同島のホテル従業員は「津波はあちらからもこちらからも押し寄せ、島の中心近くでぶつかり合った」と話した。

「ゴーッ」「オーッ」「爆弾の破裂音」。海岸にいた人々は、津波の音をさまざまに表現する。「海を見慣れた住民はすぐに逃げたが、海水浴客は尋常でない波に見とれていた」と逃げ遅れた原因を話す人もいた。

スリランカのコロンボでは「津波を見よう」という見物客が波打ち際に集まった。現地の男性は「穏やかだったのでそのまま泳いでいると突然大きな波をかぶった」と語った。(12/27 23:03)

JoongAngIlboより
<南アジア大災害>海辺の人がホテルまで流される

27日にタイ南部のプーケットから仁川 (インチョン) 国際空港に戻ってきた人たちは、皆疲れ驚いた様子だった。 彼らが伝えるプーケットの光景は、恐怖のるつぼだ。

27日に大韓航空・アシアナ航空・プーケット航空で仁川国際空港に帰国した人は全部で827人だった。

◇修羅場と化した現地ホテル=「プーケット・マリンホテルに泊まっていた。 午前10時ごろ突然津波がホテルを襲い、1~2階は海水に漬かった」。家族と一緒に冬の旅行をして帰ってきたアシアナ航空のキム・ソングック副機長 (40) の話だ。 キムさんは「押し寄せる海水の勢いがどれだけ強かったことか。海辺で遊んでいた人たちがホテルまで流されて柱にぶつかってうめき声を上げ…筆舌に尽くしがたい」と付言した。

大韓航空KE638便で帰国したパク・ジュウォンさん (17、女、在米同胞) は「朝御飯を食べようと下の階に下りたら、海水が押し寄せてきてホテルにいた人たちをさらっていった。 大声を上げる人がいないくらいあっという間の出来事で、後で見たら子供やお年寄りがぷかぷか水に浮いていた」と当時の状況を生々しく伝えた。

◇恐怖の海辺・空港=津波が押し寄せた際、逃げ道や対処法を教えてくれる人はいなかったという。 海辺やリゾート地にいた旅行客は、ばらばらに散らばりながらひたすら山に向かって走った。

ソ・スンボムさん (32) は「道路が遮断されていたのはもちろん、携帯電話や電気などが使えず、孤立状態だった」と話した。

イ・ミョンソンさん (64) は「心臓が震えて今でも言葉にならない」と述べた。彼女は津波を直接目撃しなかったという。だが26日午後9時30分に空港に到着して出発を待っていた彼女は1時間後突然空港職員が声を上げながら逃げる姿を見た。 「倒され、踏まれて…。空港で死ぬところだった」。彼女は約20時間待った末に飛行機に乗ることができた。

「後で聞いた話だが、滑走路が海に沈むといううわさを聞き、空港職員が乗客を捨てて逃げたそうだ」 (チョン・ヨンチョル、29) 。

「空港にいたタイ人職員が、外国人旅行者に避難しろと案内放送もせず、適当なことだけ言って先に逃げた。 しばらくしてガイドから『プーケット中心部で津波が発生した。逃げろ』と言われて避難した」 (ユ・ビョンジョ、42) 。

金基讃 (キム・ギチャン) 記者 <wolsu@joongang.co.kr >

2004.12.27 20:03

nikkansports.comより
タイから帰国の観光客、恐怖語る

猛スピードの津波が建物をのみ込んでいく。「どす黒い波がどこまでも追い掛けてきた」「頭の中が真っ白になった」。スマトラ沖地震で津波の被害を受けたタイの観光地、プーケットから27日、成田空港や関西空港に帰国した観光客は、こわばった表情で恐怖の瞬間を語った。

仕事でプーケットにいた東京都葛飾区の会社員 (52) は、高速道をタクシーで空港に向かう途中に津波を目撃した。

「地面が揺れる感じで津波が迫った。海岸から数百メートル離れていたが、頭の中が真っ白になった」。海岸に立つ平屋の民家より高い波が押し寄せ、家がのみ込まれるのが見えたという。

「映画のシーンのようだった。無事に帰国できただけで幸運だが、地元の知り合いとは連絡が取れない」と心配そう。

東京都の40代の会社員女性はビーチにいた。「海岸線が一気に2、30メートル引いた後、ものすごいスピードで津波がやってきた。高さはひざ上ぐらいだったが、ビーチの屋台はすべて流された。現地の人も津波と分からず、潮の引いた浜にカニを捕りに行く人もいた」。

津波が押し寄せたホテル1階は泥だらけになり、2階にあるロビーにはけがをした観光客らが運び込まれた。「出血している人もいて、野戦病院のようだった」と疲れ切った表情。

家族5人で帰国した千葉県市川市の中学1年川瀬裕之君 (13) は「波頭が線のように見えたと思ったら一気に波がさくを越えて海岸線の店をのみ込んだ。怖かった」。

「海岸を散歩していたらどす黒い波が押し寄せてきた」と興奮気味だったのは兵庫県西宮市の教員高瀬少輔さん (59) 。多くの人が叫ぶ声で津波に気付いた。「これはまずい」と、夢中で約300メートル逃げたがどこまでも追い掛けてきたという。 (共同)

[2004/12/27/19:10]

nikkansports.comより
迫る高波、プーケットでは歓声が悲鳴に

「突然、海岸の水が沖合まで干上がった。海底で魚が跳ねているのを見て、子供たちは大喜びだった」。次の瞬間、地元の老人が「戻れ」と大声を上げた-。迫ってくる高波。「きゃー」。子供たちの歓声が恐怖の悲鳴に変わった。

スマトラ沖地震の津波による被害を受けたタイ南部プーケット。内陸部のプーケット・タウンでは、在タイ日本大使館の臨時詰め所には27日朝から、知人の所在確認や、旅券などを紛失し証明書を求める多数の日本人が詰め掛けた。その1人の東京都調布市、会社員田村淳さん (38) は、疲れ切った表情で戦慄 (せんりつ) の体験を振り返った。

田村さんは25日に妻と2人の子供とプーケットに到着。津波があった26日午前は家族で海岸にいた。

「引いてきた潮が満ちるような感じで波がやって来た。止まるかと思ったらどんどん来た」。ただ走って逃げるしかなかったという田村さん。4人は高台のホテルに駆け上がったが、それでも波はどんどん追ってきた。気が付くと田村さんと妻は足に切り傷を負っていた。

「ホテルの自室に戻ると、荷物は全部流されていました」。部屋の金庫のパスポートや現金は全部盗まれていた。持っているのはカメラとわずかな現金だけだった。

水着とTシャツだけの田村さんらは途方に暮れたが、住民が金を貸してくれたため服を買い、近くにあったホテルの大部屋の台所でようやく眠れたという。「人々の好意には本当に感激しました」と話した。

大使館臨時詰め所で渡航証明をもらい、28日早朝に帰国する田村さんは「荷物はなくなったけれど、お金を出しても買えない写真が残ったのはせめてもの救い」と話し、手元のカメラを見せた。 (共同)

[2004/12/27/18:59]

NEWS EVEより (動画あり)
ビーチを襲う津波、M9.0のつめ痕

観光客で賑わうタイ・プーケット島のパトンビーチ。しかし、次の瞬間、大きな津波がビーチを襲いました。

この衝撃的な映像はオランダ人の観光客が偶然に捉えたものです。映像は波が打ち寄せては引き潮となり、再び大きな津波となって、ビーチを飲み込む様子を捉えています。

波は街中に入り込み、人々の自由を奪いました。

「急に引き潮になった。おかしいなと思ったら、急に波が来た。足をだいぶ切った」 (津波に巻き込まれた男性)

「流されて助けてもらった。 (Q何で助けられた?) 船です、ボート。 (Q何百人も流されている状態?) わからない、全然見ている余裕ないし」

プーケットではこの津波に飲み込まれ、日本人約10人が行方不明となったのが目撃されています。

また、大津波はマレーシア有数のリゾート地、ペナン島をも襲いました。ヤシの木ほどの高さとなった津波はホテルのプールを次々と叩きつけます。

震源地に近いインドネシアのアチェ。マグニチュード9.0という巨大地震は激しい揺れとともに、地面の至る所にも大きな傷痕を残したのです。 (27日 16:48)

各記事の整理&保存 (12/27 23:10収集分)

2004-12-27 23:13:45 | 記事スクラップ
asahi.comより
日本人20人の安否不明、ボランティア7人も連絡取れず

外務省の27日午後4時の発表によると、津波に巻き込まれた可能性のある日本人がタイ・プーケット島周辺で8人いるほか、スリランカでもツアー客ら12人の安否が分からなくなっている。また、国際協力機構 (JICA) は同日、スリランカ、モルディブ、タイに派遣されているボランティア計7人と連絡がとれなくなっていることを明らかにした。

外務省によると、プーケット周辺で津波で流されて行方不明になっているのは、計5家族の大人4人、子ども4人。子どもはすべて小学生以下。いずれも津波に流された様子を、家族などが目撃していたという。

スリランカ南部のハンバントタでは、大陸旅遊 (本社・東京都新宿区) のツアー客と添乗員の計12人の安否が確認できていないという。

同社は27日午後、東京都内で記者会見を開き、「タイ・スリランカ野生動物と瞑想 (めいそう) を共にする旅」ツアーの20人が、スリランカ南部で被災したと発表した。8人の無事は確認されたが、添乗員1人を含む12人の安否は分からないとしている。20人の内訳は、東京都11人、埼玉県1人、神奈川県6人、大阪府1人、兵庫県1人。3~16歳の子ども5人が含まれている。

このほか、在スリランカ日本大使館に現地警察から入った情報では、コロンボの警察病院にアジア系9人の遺体が収容されているという。同大使館員が27日夕 (現地時間) に病院に行ったものの、身元を確認できなかったとしている。

一方、朝日新聞社が国内旅行社23社に確認したところ、27日午後8時半現在、日本からタイ、スリランカ、モルディブなどに計1352人が旅行しており、スリランカでは大陸旅遊の12人、タイ・プーケット島周辺でも2社3人の安否が確認できていないという。 (12/27 21:58)

NIKKEI NETより
スマトラ沖地震、津波の死者2万人超える

【ジャカルタ=岩本陽一】発生から1日たったインドネシア・スマトラ島沖地震・津波の被害は27日、さらに拡大した。各国政府などの情報を総合すると死者は2万人を超えたもよう。過去に例が少ない海溝型地震の被害は東アフリカまで広がっており、被害の全体像は依然不明だ。邦人の安否確認も難航、日本外務省などによると、日本時間午後7時時点で25人と連絡が取れていない。一方、日本の緊急援助隊医療チームがスリランカに出発するなど、国際支援も動き出した。

各国政府機関や警察などによると、各国の死者はインド約5600人、スリランカ約1万2000人、インドネシア約4900人、タイ約860人、マレーシア約40人、モルディブ約40人など。死者の8割程度が観光客といわれる。

被災地のうち、東南アジアを代表するリゾート、タイのプーケット島周辺では、連絡が取れなくなっている邦人が在タイ日本大使館の一等書記官と長男を含め11人いるが、行方は依然、つかめていない。現地では、バンコクの日本大使館から派遣された職員が情報収集を続けている。 (22:01)

静岡新聞より
死者2万1千人超す

【コロンボ27日共同】26日に起きたスマトラ沖地震による津波の被害は各国で拡大し、ロイター通信によると、インド洋沿岸約10カ国で死者の合計は27日、2万1500人以上となった。犠牲者はさらに増える可能性が大きい。
津波の死者数としては、約2万2000人が犠牲となった1896 (明治29) 年の明治三陸地震に並ぶ最大規模の惨事となった。
ロイター通信が伝えた各国の死者はスリランカ約1万人、インド約5700人、インドネシア約4900人、タイで839人など。東アフリカでも死者が出た。
日本の外務省は27日、タイ南部プーケット周辺で在タイ日本大使館の一等書記官、吉野貞行さん (41) と長男ら計5家族8人が行方不明と発表した。

読売オンラインより
タイ・マレーシア、政府首脳が救助陣頭指揮

【シンガポール=花田吉雄】インドネシア・スマトラ島沖で起きた地震で、タイ、マレーシアでは有数のリゾート地で多数の犠牲者を出し、政府首脳が現地に赴き、救助・復旧作業の陣頭指揮にあたるなど対応に追われた。

両国とも観光が重要産業となっているだけに、今後の観光客減少を懸念する声も出ている。

タイでは、海岸沿いの南部8県で被害が出ており、同国保健省によると27日現在、死者は計431人、負傷者4100人以上にのぼっている。

タクシン首相は26日夜、被害の深刻なリゾート地プーケット島入りし、パニックに陥った住民らに平静を呼びかけ、被災者を見舞った。同島に近い人気リゾート地ピーピー島では、取り残された観光客救出のため、タイ海軍の艦船や空軍ヘリも出動、少なくとも200人を救助した。

マレーシアではペナン、クダなど4州が津波に襲われ、死者52人が確認されている。なかでも、有数の観光地ペナン島では33人が犠牲となっているほか、依然として100人以上が行方不明のままだ。

アブドラ首相の指示で現地を視察したナジブ副首相は記者団に対し、「建国以来、最大の自然災害だ」と強調。政府は、ペナン、クダ州の沿岸地域の住民に避難命令を出し、漁業の操業中止を求めた。

両国とも2003年には新型肺炎 (重症急性呼吸器症候群=SARS) で観光客が激減したが、今年は持ち直し、観光業界もホッとしていたところだった。両国にとって痛手なのは、いずれも海外観光客が多いリゾート地で最悪の被害を出したことだ。

昨年のタイの外国人観光客1000万人のうち、プーケット島には270万人が訪れた。今回の大惨事で、ホテルなどリゾート施設の多くが壊滅状態となり、すでにキャンセルが殺到しているといい、同地の観光協会では「観光客数は3割減るだろう」と話している。

マレーシアは、欧米や中東諸国向けに積極的な観光キャンペーンを展開中で、今年1―10月の観光客数は1300万人と前年比で6割も増加した。

だが、ペナン島では、がれきが散乱するなど景観が一変。あるリゾートホテルの支配人は「ニュースを見たり噂を聞いたりして、キャンセルする客が多くなるのでは」と心配している。

(2004/12/27/20:45 読売新聞 無断転載禁止)

各ダイビングショップより

2004-12-27 19:40:25 | 過去ログ
アクアランド津波被害状況
こちらのスタッフ、ショップ、アクアランド主催のツアーに御参加頂いているお客様は全員無事です。

カタダイビング掲示板
カタダイビングに関しましてはお客様&スタッフ一同元気でおります。

ほうぼう屋
当店の取り扱う『シミランクルーズ』にご参加いただいていたお客様は、全員無事(ケガも無し)、安否を確認済みです。(当店のスタッフも無事です。)

▼以下の掲示板にも情報がありました。ダイブアジア、カタダイビングともお客様もスタッフも無事とのことです。
Buddha View Dive Resort

安否未確認は23名

2004-12-27 19:03:59 | 過去ログ
ちゅっちゃんさんのページの掲示板から安否に関する情報を引用いたします。

(以下引用)

タイ関係の旅行会社からの情報です。
投稿者:ちゅっちゃん
投稿日:12月27日(月)18時25分11秒

現時点での主要旅行会社17社の安否未確認人数は23名まで減少しました。
内訳は、モルディブがゼロ、スリランカが14名、プーケットが9名です。

津波でタイ国王の孫死亡

2004-12-27 18:39:12 | 記事スクラップ
心よりお悔やみ申し上げます。タイ国民への心理的ダメージが大きくなるのではないかと心配しています。

SankeiWebより
津波でタイ国王の孫死亡、遺体を収容

タイの救助当局者は27日、スマトラ島沖地震の津波が襲ったタイ南部でプミポン国王の孫のプン氏 (21) の遺体を収容したと明らかにした。

プン氏は国王の長女、ウボンラタナ王女の息子で、母親の王女とともにプーケット北方のリゾート、カオラックに滞在。26日朝、水上バイクに乗っていた際に津波に見舞われ行方不明となった。

ウボンラタナ王女は無事だった。 (共同)

(12/27 17:43)

現地の状況

2004-12-27 18:33:04 | 口コミ情報 (安否情報以外)
ちゅっちゃんさんのページの掲示板から現地の状況に関する情報を引用いたします。

(以下引用)

現地代理店からの情報です。
投稿者:ちゅっちゃん
投稿日:12月27日(月)17時53分41秒

街は落ち着きを取り戻しています。

ダイバー100名が行方不明をロイターがいい加減な報道を流しているみたいで、
心配のメールをたくさんいただいています。
そのような情報は、一切はいっていませんし、
日系SHOP,日本人会に確認しましたが、現在報告はないです。
シミランでの事故報告も、いまの時点ではありません。
安否が確認とれないのは、港の桟橋が破損して帰港できない (または大幅に遅れている) 、
カオラックホテル (ほぼ全滅) 、パトンビーチのホテルが閉鎖のところもでているので送迎できない。
もちろんホテルも満杯 (GHも含めて) 。
あと昼頃の情報として、サラシン橋の安全が確保しきれずプーケットへの輸送ができないので、
タクアパ県の公共施設にて一時集合しているとの電話連絡がありました。
被害状況は、まだまだつかみきれていないですが、情報に誤りが多々あるのは確かです。
現在のプーケットでの最新の死亡者数は70名弱と報告されています。
100名ダイバー死亡なんて・・・・・ (苦笑)
安定していますので、報道のほどではないというのが率直な意見です。