プーケット津波情報総合 (スマトラ沖地震)

Webや口コミで収集した情報のまとめです。「一覧」のカテゴリーに各種情報のまとめを置きました。

各記事の整理&保存 (12/27 23:10収集分)

2004-12-27 23:13:45 | 記事スクラップ
asahi.comより
日本人20人の安否不明、ボランティア7人も連絡取れず

外務省の27日午後4時の発表によると、津波に巻き込まれた可能性のある日本人がタイ・プーケット島周辺で8人いるほか、スリランカでもツアー客ら12人の安否が分からなくなっている。また、国際協力機構 (JICA) は同日、スリランカ、モルディブ、タイに派遣されているボランティア計7人と連絡がとれなくなっていることを明らかにした。

外務省によると、プーケット周辺で津波で流されて行方不明になっているのは、計5家族の大人4人、子ども4人。子どもはすべて小学生以下。いずれも津波に流された様子を、家族などが目撃していたという。

スリランカ南部のハンバントタでは、大陸旅遊 (本社・東京都新宿区) のツアー客と添乗員の計12人の安否が確認できていないという。

同社は27日午後、東京都内で記者会見を開き、「タイ・スリランカ野生動物と瞑想 (めいそう) を共にする旅」ツアーの20人が、スリランカ南部で被災したと発表した。8人の無事は確認されたが、添乗員1人を含む12人の安否は分からないとしている。20人の内訳は、東京都11人、埼玉県1人、神奈川県6人、大阪府1人、兵庫県1人。3~16歳の子ども5人が含まれている。

このほか、在スリランカ日本大使館に現地警察から入った情報では、コロンボの警察病院にアジア系9人の遺体が収容されているという。同大使館員が27日夕 (現地時間) に病院に行ったものの、身元を確認できなかったとしている。

一方、朝日新聞社が国内旅行社23社に確認したところ、27日午後8時半現在、日本からタイ、スリランカ、モルディブなどに計1352人が旅行しており、スリランカでは大陸旅遊の12人、タイ・プーケット島周辺でも2社3人の安否が確認できていないという。 (12/27 21:58)

NIKKEI NETより
スマトラ沖地震、津波の死者2万人超える

【ジャカルタ=岩本陽一】発生から1日たったインドネシア・スマトラ島沖地震・津波の被害は27日、さらに拡大した。各国政府などの情報を総合すると死者は2万人を超えたもよう。過去に例が少ない海溝型地震の被害は東アフリカまで広がっており、被害の全体像は依然不明だ。邦人の安否確認も難航、日本外務省などによると、日本時間午後7時時点で25人と連絡が取れていない。一方、日本の緊急援助隊医療チームがスリランカに出発するなど、国際支援も動き出した。

各国政府機関や警察などによると、各国の死者はインド約5600人、スリランカ約1万2000人、インドネシア約4900人、タイ約860人、マレーシア約40人、モルディブ約40人など。死者の8割程度が観光客といわれる。

被災地のうち、東南アジアを代表するリゾート、タイのプーケット島周辺では、連絡が取れなくなっている邦人が在タイ日本大使館の一等書記官と長男を含め11人いるが、行方は依然、つかめていない。現地では、バンコクの日本大使館から派遣された職員が情報収集を続けている。 (22:01)

静岡新聞より
死者2万1千人超す

【コロンボ27日共同】26日に起きたスマトラ沖地震による津波の被害は各国で拡大し、ロイター通信によると、インド洋沿岸約10カ国で死者の合計は27日、2万1500人以上となった。犠牲者はさらに増える可能性が大きい。
津波の死者数としては、約2万2000人が犠牲となった1896 (明治29) 年の明治三陸地震に並ぶ最大規模の惨事となった。
ロイター通信が伝えた各国の死者はスリランカ約1万人、インド約5700人、インドネシア約4900人、タイで839人など。東アフリカでも死者が出た。
日本の外務省は27日、タイ南部プーケット周辺で在タイ日本大使館の一等書記官、吉野貞行さん (41) と長男ら計5家族8人が行方不明と発表した。

読売オンラインより
タイ・マレーシア、政府首脳が救助陣頭指揮

【シンガポール=花田吉雄】インドネシア・スマトラ島沖で起きた地震で、タイ、マレーシアでは有数のリゾート地で多数の犠牲者を出し、政府首脳が現地に赴き、救助・復旧作業の陣頭指揮にあたるなど対応に追われた。

両国とも観光が重要産業となっているだけに、今後の観光客減少を懸念する声も出ている。

タイでは、海岸沿いの南部8県で被害が出ており、同国保健省によると27日現在、死者は計431人、負傷者4100人以上にのぼっている。

タクシン首相は26日夜、被害の深刻なリゾート地プーケット島入りし、パニックに陥った住民らに平静を呼びかけ、被災者を見舞った。同島に近い人気リゾート地ピーピー島では、取り残された観光客救出のため、タイ海軍の艦船や空軍ヘリも出動、少なくとも200人を救助した。

マレーシアではペナン、クダなど4州が津波に襲われ、死者52人が確認されている。なかでも、有数の観光地ペナン島では33人が犠牲となっているほか、依然として100人以上が行方不明のままだ。

アブドラ首相の指示で現地を視察したナジブ副首相は記者団に対し、「建国以来、最大の自然災害だ」と強調。政府は、ペナン、クダ州の沿岸地域の住民に避難命令を出し、漁業の操業中止を求めた。

両国とも2003年には新型肺炎 (重症急性呼吸器症候群=SARS) で観光客が激減したが、今年は持ち直し、観光業界もホッとしていたところだった。両国にとって痛手なのは、いずれも海外観光客が多いリゾート地で最悪の被害を出したことだ。

昨年のタイの外国人観光客1000万人のうち、プーケット島には270万人が訪れた。今回の大惨事で、ホテルなどリゾート施設の多くが壊滅状態となり、すでにキャンセルが殺到しているといい、同地の観光協会では「観光客数は3割減るだろう」と話している。

マレーシアは、欧米や中東諸国向けに積極的な観光キャンペーンを展開中で、今年1―10月の観光客数は1300万人と前年比で6割も増加した。

だが、ペナン島では、がれきが散乱するなど景観が一変。あるリゾートホテルの支配人は「ニュースを見たり噂を聞いたりして、キャンセルする客が多くなるのでは」と心配している。

(2004/12/27/20:45 読売新聞 無断転載禁止)