every word is just a cliche

聴いた音とか観た映画についての雑文です。
全部決まりきった常套句。

Taico Club KAWASKI

2009-09-25 | TECHNO
TAICO CLUB KAWASKI
ベストアクト!

★James Holden
個人的にはノーマークだったということで、リッチーのような髪形になったHoldenさんをベストに押したいと思いマス。
これぞBorder Communityというようなプログレッシヴなハウスを中心にニューウェーブまで織り込んだHoldenのルーツが垣間見えみえそうな興味深いセットでした。
寒い夜を抜け汗ばむ陽気になった川崎の工場地帯に映える音でもありました。
こんな感じで普段自分からは積極的にならない音と戯れられるのがフェスの醍醐味でございます。



★OMAR-S
次点! しかし、もう一回聴きたいという観点ではNo.1っす。
待望の初来日ということもあり、今回のTAICOの個人的目玉は彼でした。デトロイトに訪れた際も見逃してるしぃ。

Motown Minimalなど呼ばれデトロイトからのベーチャンへの返答(第二世代)としては先頭を走っている彼ですが、むしろシカゴハウスの延長線にいるのだなというDJでした。
何しろ「いちばん新しいレコードでも95年くらいで~す」というシカゴハウスの嵐。
FXHEからの諸作品は言わばその嵐で巻き起こった砂塵(喩えじゃなくてビーチステージに吹きすさぶ海風で砂が半端なく舞い上がってた)で、その砂の渦に引き込まれるような"沼"状態さえ生み出しているという。

繊細さはないし、出来不出来も激しそうなプレイすたいるでしたが、一番激しく踊らされました。


★Monolake

圧巻という言葉が相応しいのがMonolake。
Function Oneを四方にセッティングしたサラウンドに圧倒される。

ハットはもとより、キックやベースといった低域までもぐるぐるを回る。
スピーカーとの位置によって大分聴こえ方が違ったので、真ん中でズーッと居たら四の五の言わずにベストに選んだのかもしれない。
流石の注目度だったので、真ん中をキープするのはキツかったです(位置による聞こえ方の違いを味わいたかった部分も有り)。




他にも明け方のTheoやIno Hidefumiなども楽しみました。
見逃したSleeparchiveやSacha Diveも気になる…。


来年はシルバーウィークないけどどうなのだろ?
東扇島は寒さ対策さえすれば、かなり快適なロケーションなので、今後もこの地でのパーティが増えますように願います。

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