every word is just a cliche

聴いた音とか観た映画についての雑文です。
全部決まりきった常套句。

KNOW YOUR RIGHTS

2009-03-19 | 音楽NEWS
ダンスミュージックの社会的地位向上をはかり、もって日本の音楽産業の発展及び音楽文化の向上に寄与することを目的とした団体=Federation of Dancemusic Japanのインタビューが載っていたのでご紹介いたしますです。

日本ダンスミュージック連盟 インタビュー


今Mix CDや DJ Mixがものすごく増えていますが、それらを作ったDJやRemixerはアーティストなのか演奏家なのかという位置づけも曖昧だったんですね。それを FDJとしては音制連を通して単なる演奏家ではなく、彼らはアーティストだというところを主張して、それをCPRAの解釈としては我々の主張に足並みを揃えて統一していこうと動きにはなってきているので、Mix CDを作った場合でもMix CDに入っている楽曲だけに分配されるんじゃなくて、それをコンパイルしたDJ、RemixerもFeatured Artistという言い方なんですが、ちゃんと認識される方向になりつつあるという段階です。それは権利者(DJやRemixer)の側では多分明確にはわからなかった部分だと思うんですが、そういうところもこれからきちんとやっていくつもりです。

漸くといった感じでしょうか。




DJの地位というのもようやく世間一般的に認められてきたところではあると思うんですが、未だに職業分類表には「DJ」という職種は載っていないんですよ。日本のトップクラスのDJで年収一千万単位を稼ぐ人もいますし、世界を見れば1ギグで五百万というスーパースターも存在しているにも関わらず職業分類表には載っていない。つまり一般的に認知されていても認証されていないということなのかなと思うんです。それはもちろんDJ側の意識の問題もあるし、風俗営業法の問題もあるとは思いますが、FDJがそういった部分に対してもアプローチできたらなと思いますね。

DJだけで食っている人って、日本では"FEW"だと思うんだけど。
日本のトップクラスのDJで年収一千万単位ってDJのギャラだけでなのかな?
多分制作含めてだと思うんだけど。
1千万も稼げるって捉えるか、トップでも一千万しか稼げてないって捉えるかだけど。。。。

この手のジャンルってこういう団体に対する抵抗が多い(インタビュー中で使われた言葉をつかうと個人主義な人)と思うけれど、いざっていうときにこの手の団体があるとないとでは大違いなんだろうとは思います。

音楽を聴くという状況に関しては悲観的なことは無くて、芳醇になっていくんじゃないってお気楽な発言もできるんですが、音楽で喰うということに関してはドヨーンとならざるを得ません。


そうすると何が問題かというと、限界超えて音楽を生み出そうという人がどんどんと少なくなっていくわけです。

人は弱い生き物なので何らかのプレッシャーがないとなかなか自分の器を越えていけませんからねぇ。

閑話休題。

この手の音楽ってウハウハと儲かることもそうないだろうから、本来得られる権利をちゃんと行使できるような環境づくりというのは大切なことですね。

FYI的にエントリーしました。


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