風に乗れ -Winddriven Current-

ワイヤーフォックステリアのナイトさんとORIXを応援する日々
“Challenge Together @KOBE”

今日までのジョー

2012-09-30 | Bs現場レポ2012 
今年1年,優勝には手が届かなかったものの激しい首位争いを繰り広げたオリックス2軍に対して,
最終戦を見届けようと思い,鳴尾浜に。
いつもの感覚で来てみたところ,試合開始2時間前から周囲の駐車場は満車で入場待ちの列。
球場入口は入場制限で門が締め切られ,それでも長くなる人の列が。

夏休みでもこんなことはなかったのに,と思いきや,どうも前日に引退会見をした城島選手が
プロとしての最後の試合出場をここで行うらしく,人が集まったようで。


あまりにも人が押し寄せたため,外野スタンドを開放する異例の事態に。
でも外野席へ出入りするためには,通路とはいえない隙間を通る上,ハシゴを上らなければならず
入場するだけでも30分以上を要し,それでいて立ち見。



それでいて,城島がキャッチャーとして先発出場した1回表はしっかり三者凡退に打ち取られ,
1回裏は,その城島に先制タイムリーを打たれて花道を飾ってやる,お膳立てはバッチリのオリ。




その1回裏ノーアウト1,2塁で城島は岡崎と交代してベンチへ。
ベンチに下がる際には,自身のお子様から花束を受け,実際これが彼の引退セレモニーに。
ダイエー時代に城島のバッティングを確立させた新井監督とも握手が交わされました。



そして胴上げを7回。


まぁね,城島の全盛期といえば,2003年のあり得ないフルボッコ1-29の試合をはじめ20点取られてデフォルト,
10失点以下なら逆に「よく抑えた」と言ってたレベルの戦力差を感じたダイエーの中心打線にいました。

あの半袖の太い腕っぷしからレフトへの弾丸ホームラン。
そしてキャッチャーに座ると盗塁阻止ばかり考えて落ち着かない腰。
それをことごとくお膳立てしたオリックス・ブルーウェーブ。
悔しい思いを沢山させてくれた選手ですが,それだけの実力をもってしての全力プレーは逆に良かったと思います。
お疲れ様でした。


で。その状況をポジションにつきながら,ただ見守るしかないオリックスナイン。

オリックスの野球は小粒揃いで,その戦力をどう扱うかに面白さがあったわけですが(仰木さん時代)
それだけに社会人出身のすでにプレースタイルが確立された伸び代の少ない選手を多く雇う傾向にありました。
さらに今はトレードなどで移籍してきた選手が多くなり,スター選手を生むのが難しくなっているのかもしれません。
とにかく引退を宣言できるまでのスターになるため,自身の力を向上させるほかないでしょう。





初回の攻防では圧倒的に阪神優勢の試合でしたが,先発古川は1回裏を1失点でしのぎ,
2回表には荒金の四球,山崎ショートエラー,齋藤タイムリーで同点に。




来季へ掛ける思いを感じる中堅・ベテラン勢の踏ん張り。



中でもこの試合で一番観客を沸かせたのは,3塁線へのライナーに横っ飛びでキャッチしたサード山崎浩司。
さらに,一二三君に左中間を破る長打を放たれるも,森山~柴田~山崎の連携で3塁打を阻止。



坂口は代打で1打席出場。
バットを振る分には脱臼した肩の影響はなさそうです。



試合は2回裏にあっさり勝ち越しを許すと中盤以降まったく動かず,
8回には2番手高宮が追加点を献上。阪神先発秋山に翻弄されるオリ打線。(神3-1オ)



9回表,先頭の赤田がセンターへヒットを放って切り込みを入れ,
荒金が倒れるも進塁打となり1死2塁。



すると由田慎太郎が右中間を破るタイムリーで1点差に。(神3-2オ)


北川もヒットを放って1死1・3塁に。



ここで続く打者,山崎浩司に対してベンチからの指示はスクイズ。


しかし打球はピッチャー秋山に素早く処理され,ホームに突っ込んだ由田はアウトに。
これで2死1・2塁。


続く齋藤はセンターへのライナーも捕球されてゲームセット。





試合後はお約束のランニング。



元気に明るくやってくれれば,見てるこっちも気分が明るくなります。
その頃,1軍の試合経過を見れば,宮崎・深江・マエストリ・佐藤が大活躍。

森脇監督代行になってからの試合運びも表情も,2軍との連携も持ち味が生かされているように思います。
特に2軍でくすぶっていた宮崎が,迷いのない思い切りのいい打撃を披露できたのは何よりです。
決して,1軍で活躍していけないと区別されるべき人ではなかったわけです。



試合後は外野席から再びハシゴを降りて出口に向かう予定で長蛇の列に並んでいたのですが,
本当に時間がかかりラチが明かなくなったことと,雨が降ってきて滑り落ちる危険があるためか,
グラウンド経由で出口に向かうよう誘導されました。
あと,ハシゴの昇降だとスカートの女性も困りますし(周囲の男性も困るでしょうし)。


まさに「え?!さっきまで試合をしてたグラウンドに降りられるの?」ツアーって感じ。
鳴尾浜の天然芝も踏めたのはラッキーでした。


Tigers 3 - 2 Bs
これでオリックス2軍の1年,ウエスタンリーグが終了。
とはいえ,引退するまで野球をし続けなきゃいけないのが選手達の使命。
公式戦でなくとも,これからも野球は続くし,彼らを応援し続けるのは変わりません。


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お時間とお気持ちに余裕がありましたら・・。



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1 コメント

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ファームの力も結集して (pripri)
2012-09-30 22:22:25
ジョーさんフィーバーで大変な中での観戦記ありがとうございました。ファームで頑張っている人もいるからこその1軍でもあるわけですからね。それにしても、集まり過ぎですよね。
宮崎選手の初球ホームラン、偶然ですがマリンで見ることが出来ました。結果的にリレー完封でしたし、貴重なものを見せていただきました。
深江選手、佐藤投手(ストレートは1級品ですね!)も素晴らしく、きっとファームにも力を持て余している選手がいるのだろうと思いました。
一人一人の力がかみ合えば・・・来年こそは、ですね!
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