それでも説いていく
2006-12-26 02:03:12 / Weblog
今日は、自分に問いかけてみます。
わかりづらいところは、聞き流してくださいね。
時々、十字架ではりつけにされたあのお方のことを思い描きます。
あのお方が言われていたことは、聞いていた人々には理解できず、最終的には届かなかった。
だから、とうとう最後には、磔という大変酷い仕打ちをしてしまった。
あんなに多くの人々の為に説いてまわっていたのに、最後には理解できないからと。
当時の人々は、自らの手で拒み、遠ざけてしまった。
今でこそあのお方は世界中に知られている大変なお方ですが、当時は見た目は普通の人間で、話の内容が他とは異なり、奇跡といえるようなことをした一人物だったのかもしれません。
あのお方について理解できない存在からの妨害はすさまじく、虎視眈々とねらっていた者もいたようです。
仮に、僕があの時代あの場所にいたとして、道ばたで説いている人が後に世界中に知られるものすごく大変な存在とは、夢にも思わないことでしょう。
当時の人々のあのお方への感覚とは、こんなようなものでもあったのだろうか。
ものすごく心に響く事を話すけれども、まさかあのお方が、後に世界中の心をつかむ存在になろうとは。
因果の法則から言えば、最後に磔になったのは、それなりの理由があったということになります。
その存在が、過去に不徳をなしたから、報いを受けた？
つらい報いならば、肉体と心の痛みを伴います。
あのお方は、肉体や心の痛みを伴ったけれども、それを与えた人々に憎み恨むどころか、「わからないのですから、どうかゆるしてあげてください」と仰っていました。
肉体と心に痛みはあるのだけれど、それにより、さらに願いとゆるしの思いが強くなっています。
愛がさらに強くなっています。
結果として、愛がさらに発揮されるというのは、どのように解釈すればよいのだろうか。
苦しみが苦しみを呼ぶのではなく、苦しみがよりいっそうの愛を表すことにつながっています。
自分の苦しみが、他への哀れみにも変わっています。
僕のような凡人に適用される因果の法則とは、質がちがうような気がします。
イエスさまが「エロイエロイラマサバクタニ」（わが神、わが神、どうしてわたしをお見捨てになったのですか）という言葉を述べられたのを知ったとき、神はイエスさまを見放してしまったのだと思いました。
よく考えてみますと、誰から教わったわけではなく個人的な解釈ですが、神はイエスさまを見捨てたのではなく、犠牲をともないつつも愛を持って説いているイエスさまをないがしろにする人々にあきれ果てて、早々に天に戻そうとしたのではないのだろうか。
それでもイエスさまは、人々に愛を引き続き説いていきたかったので、「神さま、わたしはまだ人々に説いていきたいのに、なぜ、こんなにも早く天にかえらなければならないのですか」と言いたかったように思われてなりません。
言い換えますと、イエスさまを早く天に戻してしまうと、地上にのこる人々への使命が中途でとまり、救われる人が減ってしまう。
恐らく最初の計画では、イエスさまは寿命が来るまで説くことになっていたのかもしれません。
それに対し、人間はイエスさまの事を受け入れるどころか、一番酷い刑にしてしまった！
愛と光の存在はあきれ果ててしまったのでしょう。
「あなたさまの使命は予定より早く終わりにしますので、早く天に戻って来てください」 ということでもあった？
因果の法則はイエスさまというより、むしろ、愛を拒む人々に適用された？
「人々には、さらに愛を受けるだけのもの（因果）をみずからの行いで放棄してしまったのですよ」と。
話によりますと、イエスさまのような使いはそれから幾度となく天から使命を果たしにこられた。ところが理解できない存在が、過去と同じように磔のようなことをしてしまう。
それでも使いはあきらめずに何度も生まれては説いていく。
なんという人間への愛の強さ！
何度でも地上に来られるのは、それぞれの人間が業の深さに気が付いて、その葛藤に苦しんでいるから、必死に救いの手を差し伸べているのだと受け止めます。
クリスマスはイエスさまの誕生を祝うことであり、イエスさまに思いをはせる日であってもいいのではと、思い浮かぶことを書いてみました。
メリークリスマス ！
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「 こういう人たちが精神病として扱われた場合は悲惨です。 大ゲサにいえば、キリストをはりつけにするような愚かな行為といえるかもしれません。 」
「 今の社会システムはこのような規格はずれの人を否定するメカニズムが働いているようです。 現在、世界を支配している精神は、このような高次の意識の目覚めを望んでいません。 」
キリストをはりつけにするような愚かな行為...
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