新装開店前

やる気10.1%

ジェネラル・ルージュの凱旋

2009-07-10 14:56:40 | 映画
チーム・バチスタの栄光は映画版を流し見した程度。
でも全然すぐ入り込めた。たぶんNo知識でイケる。

もともと医療系サスペンス映画の今シリーズ。
でもこれはどちらかというとサスペンス系医療映画。
現代医療問題への真摯な姿勢のほうが目を引く。

一番良かったのは堺雅人の迫真の演技。
もう彼一人で点数鰻上り。同姓だけどありゃ惚れる。
将来有望な俳優さんだと思います。

随所に散りばめられている小ネタやギャグも面白い。
そういう部分は阿部寛と竹内結子の組み合わせはベストかな。

<総評> 90点
シリーズのファンのヒトもそうでないヒトにもオススメ。
あ、原作至上主義者は除く。
兎に角堺雅人の演技が超イチ押し。

グラン・トリノ

2009-07-10 14:48:06 | 映画
クリント・イーストウッド最後の作品。

頑固なお爺さんと隣に越してきた普通の中国人の青年の話。
派手なドンパチあるわけでもなし、美男美女が登場するわけでもなし。
地味。本当に地味。

ただイーストウッドの情熱というものをスクリーンから常に感じる。
様々な社会問題を糾弾してきた彼だが、ある意味この作品で
訴えたいことは一番普遍的に蔓延してる、彼自身が戦後社会を生きてきて
一番感じてきたことなのかもしれない。

自分は自動車にはとても疎い。
でもグラン・トリノの重厚感、その意味は十分に理解できた。

<総評> 100点
地味だけど是非全てのヒトに見て欲しい。
きっと自分の価値観を変える、見つめ直すだけの大きなものがあるはず。

スラムドッグ$ミリオネア

2009-07-10 14:39:31 | 映画
行ってきました、アカデミー賞。

流石アカデミー賞というか。
話の組み立て方、魅せ方が神がかってる。
一歩間違うと大混乱しそうな組み立てを上手く演出でカバーしている。
盛り込みすぎなくらい入れた訴えたいことも上手に消化している。

俳優人もとてもいい。
上手いのは勿論主役3人の子供役と大人役が非常に似ていて違和感がない。
(日本人以外が見たら結構違うものかもしれないけど)

エンディングも好き嫌いあるみたいだけど個人的には○。
はじけすぎ一歩前でとても洒落てると思う。

<総評> 90点
エンターテイメントを存分も盛り込みつつも社会問題もキチンと消化している。
流石アカデミー賞。ただ心に響くものが少し弱かったかな。
でもやっぱり万人向け。超オススメ。

インスタント沼

2009-07-10 14:33:25 | 映画
B級映画だと分かっていて飛び込むB級映画。
それが三木肇作品。

自分はこの作品は麻生久美子ファンとして行った。
テンションアゲアゲの麻生久美子なんて滅多に見れるもんじゃない。

映像はチープでくっだらないギャグ満載。
でも話の筋や訴えたいことは終始一貫している。
脱線しかけてもギリギリのところで舞い戻る。

勿論B級映画には変わりないのでオススメではない。
ギャグもキャラも全てがヒトを選ぶと思う。
ただ内容をチラっと見て、何かピンときたヒトは行ってみて欲しい。

<総評> 60点
自分個人の満足度は80点。
でも選ぶ。それは仕方がないし、たぶん監督も分かってる。

路上のソリスト

2009-07-10 14:25:36 | 映画
原題は「The Soloist」。
邦題によくあることだけど内容的には「路上の」はいらない。

話の中核である精神分裂症の扱いや貧富の差問題はとてもいい。
ただ主人公である記者・スティーブとソリスト・ロペスの性格が
非常に個性が強いところが評価の分かれるところだと思う。
二人の性格を飲み込めない人は即×になるはず。

<総評> 80点
お話はとてもいい。ただ万人受けは難しい作品。
ハリウッドみたいな臭いのではなくてもいいから
もう少しだけ演出を考えてもよかったかも。