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東京のスキマ

日常の生活で、ふっと感じる悦楽

銀座 想像力を掻き立てられる窓

2007-07-25 03:03:27 | ビジュアルブックマーク
夜々銀座交差点付近を通ると、ふっと三越百貨店のレストランの窓に目をやる。
そこだけくっきりと浮かび上がる窓に映る人影は、ときとして、とても素敵な構図を創ることがあるからだ。女性が一人で珈琲を飲んでいる姿など、思わず見入ってしまうほど美しかったりする。
今日は景観は、旅行中だろうかー4人の白人。日本最後の晩に銀座見物が終わりホテルに帰る前のひと時をまったりとして楽しんでいる・・・・?
銀座ってある意味、現実を強く意識させられる街だったりするが、ここは妙に想像力を掻き立てられる不思議な窓。

天現寺 謎のアンテナ?2基

2007-07-17 00:24:46 | ビジュアルブックマーク
山頂や日常とちょっと距離感のあるところに、空に向けて大きなパラボラアンテナを発見すると思わず見入ってしまう。こうした所は、大概その用途がわかりにくかったりするから、なおさら興味をひかれてしまうのだ。
ここは、天現寺の小高い丘のような場所に設置されているパラボラアンテナ。
これで、どこに向けて、何を、誰が、ネットじゃくて、なぜ電波で搬送しているる?しかも2基もある・・・次々に溢れてくる???に台風の低気圧のせいもあり、遠足の前の日のような気分になってしまう。

赤坂 梅雨の遠景

2007-07-12 09:28:44 | ビジュアルブックマーク
梅雨の1日雨を降らしたどんよりとした雨雲が、夕刻のひとときにこんな色になった。赤坂御所ごしにみる西新宿の高層ビル街。

新宿 光の箱

2007-07-08 01:34:42 | ビジュアルブックマーク
新宿ミロードの入口にある光仕掛けの箱。
人が触れると光が有機体のように反応する。離れてみると走馬灯のようでもある。
どういう意味があるのかわからないが、通りすがりに触れて反応を確かめる人が多い。
しばらく観察していると男と女では、その光の反応が微妙に異なる点が興味深い。男のラフな反応には機械的に不器用に光が反応しているが、女性への反応は概して優しく、光がまとわりつくように反応している。さらに、女性の中でも光を巧く操る人とそうでない人がいる。こういうところでも物事への才能の差というものがでてしまう。女性が光のシルエットになって巧く光を操っている姿は必見。この美しい光景を想定して、造られた箱なら素晴らしい。

六本木 バベルの塔

2007-07-04 00:52:11 | ビジュアルブックマーク
そのビルをはじめて観たのは、首都高速を虹橋へ向けて走っているときだった。コカコーラのボトルのような深緑色のガラスで覆われたビルの壁面が、陽光を浴びて七色に輝き、とても綺麗だった。
ところが、下からこのビルを見上げると、美しかった輝きは硬質でエッジの鋭い光に変わり、見る者に強い威圧感を与えている。
こうした威圧感を放つ高層ビルを見ると、自分はふっと「バベルの塔」をイメージしてしまう。さらにこのビルの未完成のような造形が、イメージをさらに強めていく。

バベルの塔は、旧約聖書の創世記だったか?ー天にまで届く塔の創造に対する人間への天罰として崩壊ーといった内容だと記憶している。ところが、最近それが違う説があることを知った。
人間が塔に集い1単一言語しか使わないこと対して、神があえて多種の言語を与え混乱をきたし人々を世界へ散らし、結果それが世の繁栄を築いたという説。バベルは元々の混乱という語源でもあるらしい。
「バベルの塔」を「混乱の塔」と捉えると日本の著名なビルは、おおかれ少なかれ「バベルの塔」の資質をそなえているかもしれない。
六本木ヒルズにしても、彼らが天下を目指し過ぎたからではなく、言語:法規の捉え方の差異から、混乱し放りだされたと、とんでもない解釈する方が、今となっては、ちょっとは彼らにも未来があるような気もするのだが・・・
さらにノストロダムス的な解釈なら、創世記の時代から、彼らの没落は予言されていたことになるのかも・・・・

晴海の七夕

2007-07-02 02:32:57 | ビジュアルブックマーク
晴海の旅客ターミナル。人気がなくひんやりとした空気。外の虹橋を前に七夕の飾り。
曇りの日の晴海には色がない。全体がグレートーン。七夕の飾りもそのグレーにすいこまれるような画になってしまった。

数寄屋橋 メタルスーツ

2007-06-28 02:16:46 | ビジュアルブックマーク
クルマが渋滞にはまると、メタルスーツに変身して壁をすべるように走りぬける。日産の新型車のTVCM。
数寄屋橋のソニービルでは、この変身したメタルスーツが、ビルの壁面に登りつめ、ターンをして降下にはいる一瞬の間をフリーズ。
真下から望むと、なかなかの迫力。今にでも自分に向って降下してくるような感覚にちょっと興奮してしまう。
アクションは、次の動作に移行のときの静止、タメのシーンを切り取るのが一番美しいということがよくわかる。まさに寸止め演出の美学。

六本木 普通になったレストラン

2007-06-23 05:35:09 | ビジュアルブックマーク
打合せ場所に指定されて、ーおいおい、いまどきハードロックカフェかーと思ったが、久々に入ってみると普通?のレストランになっていた。雰囲気も料理も思ったよりよかった。
ここは、かつてはホットスポットで並んで入ったものだが、それもいまや笑い話しのようだ。レストランとの接し方として、普通というのが一番かもしれない。雰囲気や勢いに呑まれるより、こちらから抑えこめるぐらい:普通に思えるぐらいがちょうどいいかも。ただただ勢いがある店は、実は客・店双方によくない。
まわりを見渡すと、外人が結構多い。彼らにとってもここがスタンダードということだろうか。


奥多摩 微笑

2007-06-18 03:48:03 | ビジュアルブックマーク
奥多摩へバイクで走りに行くと、帰りにこのYOKOHAMAタイヤの顔に見送られることになる。この顔を見てほっとして帰る。軽く心のどこかで、挨拶のようなことをしていたかもしれない。バイクに凝っていた時分、少なくとも自分は、そういうことを繰り返してきた。
その中には、ほっとできない、ちょっと想い返したくない出来事もある。一緒に走った人が事故にあい、帰りは一緒でなかったり、転倒してバイクを壊し、だましだまし走りぬけてこともあった。軽トラの助手席で、修理費で頭が一杯になりながら通過したこともある。

十数年振りに会う微笑み、再会してはじめてその存在を強く感じた。

福生 アメリカのテーマパーク

2007-06-15 00:42:52 | ビジュアルブックマーク
国道16号線で福生へ入ると、景色が一変し、ここが基地の街であることがわかる。 基地需要でまかないきれなくなり、街が日本客に向いたことで、今や福生はアメリカのテーマパークのような赴きだ。
郊外にありがちなファミレスやパチンコ屋に占有されることなく、独特の文化の香りを残しているところが福生がおもしろいところだ。

コーヒーを飲むために立ち寄ったカフェ。腕にタトゥを入れたウエイトレスが言葉少なめに接客する。
ショーカードのスペルが間違えている。アメリカ人って本当によくスペルを間違えるから、ある意味これは本格的ってことかも。

新宿 上空200mからの軌跡

2007-06-07 13:05:42 | ビジュアルブックマーク
都庁の展望室。
ここからの望む東京のパノラマは、自分の仕事圏と生活圏とが表裏にきっちりと分かれる。
山の手側を望むと、目の前に拡がるのは生活圏で何回かの引越しの変遷をたどることができる。
反対側は仕事圏がそっくり収まり、顧客のビルや仕事場となった各拠点を結んでいくと空想の網の目が複雑に絡んでいく。

観光客で賑わい、おみやげ屋からはノイズ・・・本来は写真の方から連想するような、東京での自分の軌跡を日没とともに、ゆっくりとたどれるような静かな空間であって欲しい。

丸の内 昭和の長イス

2007-06-05 08:52:06 | 東京の椅子
丸の内の明治生命館のロビーの長いす。
ここは重要文化財で土日のみ一般公開されている。(平日この1Fのフロアーは営業しているところがすごい。)
日曜の雨の午後などに訪れ、この長イスですごす時間は、妙な美術展にいくよりずっとまし。どんなに長く居ても人に迷惑をかけなければ注意をされることはない。
このイス、やや小ぶりで、実はすわり心地には違和感がある。これは昭和中期のイスの硬いスプリングの特徴が再生されているからだと思う。
浅くまさに腰掛るか、あえてやや深めにすわり背に体重を任せるような座り方が正しい。
この座り心地から昭和を想う人もいるだろう。本来はそういう人と一緒に座りたい長イス。

三田 鏡面

2007-06-02 13:38:38 | ビジュアルブックマーク
三田に新しくできたオフィースビルのロビー。
黒の床面が見事に磨きこまれている。ガラスウォールの先の斜面の植栽が映りこんで、まるで湖面に浮かび上がった森。ゆっくり歩くと水の上を歩いているようだ。
周りの人は何も感じないよう、そればかりかちょっと邪魔そうな顔をする。
こんなに美しくても、人は毎日身近に接していると何も感じなくなってしまう。

ビルのスタッフが何気にこちらを見ている。「この床面の輝きは見事ですね」とあえて話しかけてみる。途端、笑顔に。そうこの人こそが、この床面をモップを操りながら丁寧に磨き上げていている方なのだ。まさに枯山水庭園の熊手を使って石と砂利で自然を表現するの住職のような方に違いない。

この床面がする、ちょっとしたイタズラは、もうひとつのブログ「Wanpaku」をご覧ください。http://wanpaku-mat.blogspot.com/

青山 黄金色の水球体

2007-05-31 09:39:44 | ビジュアルブックマーク
青山通り沿いの美容関係のビルにある噴水。
不自然にガラスに囲まれて入り口に並んでいる。おそらく、吹きさらしで水霧を撒き散らしてしまい、後々ガラスのおおいをつけたのかもしれない。
これでは、噴水の楽しさや美しさを感じないばかりか、おおいのせいで景観的にもマイナスに振れているかもしれない。
それでも1日の中で強い西日が差し込む、その時だけはご覧のように、この噴水は光り輝く黄金色の水球体が浮かび上がる。このときだけはその存在感は強く、それが一時の煌きだからこそ強く惹かれてしまう。

青山 ジャンプ台

2007-05-25 00:28:24 | Fun to Drive
六本木方面から、青山通りへぬける急勾配の坂。
どのクルマも坂でノロノロとしたくないから、加速しながら上りきる。
馬力のあるクルマでは速度を緩めないと、そのままジャンプ?と一瞬でも感じられる程の急なのぼり坂だ。

バイクだとその感覚はさらに強まる。
自然と重心が後輪にかかり、前輪の接地が極端にあまくなり操舵が軽くなるのがわかる。まさにジャンプをする寸前のような浮遊感をあじわえる。
多くのライダーが同じような感覚に捉えられるとすると、きっとその何人かは、この坂を全開で抜けながら、心の中で「ジャンプ!」って叫んでいるに違いない。

*こちらの下りについては、もう1つのブログWanpakuをご覧ください!