Manilog ~ マニログ

台湾,旅行,グルメ,Barry Manilow大好きなsenchanです。
フジのX-H2で写真も撮っています

茶壷 - 養壷(ヤンフウ)

2005-08-22 | Taiwan
この死ぬほど暑い夏でも私は温かい烏龍茶をほぼ毎日欠かさず飲むようにしています。
↓が私の簡易茶器セット。

↑左が茶海で手前が茶壷(いわゆる急須)、後ろが清水焼の茶碗です。茶碗は本当はかなり邪道で小さな茶杯で飲むべきなのですが、何度も注ぐのが面倒で、京都の清水寺に行った時に買いました。茶海は茶壷で淹れたお茶の濃度を平均化するために使う茶器で、ここから茶杯に注ぎ分けます。

養壷(ヤンフウ)という言葉が台湾にあります。文字通り「茶壷を育て上げること」。 茶葉の成分や香りを茶器に染み込ませ移してあげて、表面を布や茶葉で磨いて光沢を出し、茶壷を買ったときより美しく、美味しくお茶を入れられるようにさせることを言うそうです。

本当は養壷筆を使って宜興紫砂の茶壷を養壷(ヤンフウ)するのが正式のようです。実際、養壷がていねいにされている茶壷で飲む烏龍茶は格別な味がします。土鍋の原理と似ている言えば似ていて、茶芸店で飲むお茶が美味しいのもこれが一因です。台湾なんかでは、茶壷を「飼う」なんて言い方をすることがあるとものの本で読んだことがあります。

茶壷もいろいろな茶壷があって、凝りだすと、お金がかかってしようがないので、普段自分が使いやすいと思うのが一番ですね。一応私のも時々磨いていはいるんですけどね・・・。だいぶ年季が入ってきたようです。と言うより・・・手入れが行き届いていないようです。ちなみに、台北で買って来たものです。

因みに台湾ではお茶を淹れて客人をもてなすのは、家長(男性)の役割です。

因みに、PartII(笑)、日本では畳と女房は新しいほうが良いと言いますが、中国では、友達と茶壷は古いほうが良いと言うそうです。

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Comments (7)
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