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末廣(京都市中京区)

冬季限定(11月~3月末)の「むしずし」をギリギリセーフで堪能す!


京都市中京区寺町二条上ル要法寺前町711  
             「末廣」   【1780】



地下鉄「京都市役所前駅」を下車し市役所正面に出て、寺町通を御所方向へ約500㍍上った左手に佇む、ブルーグリーンの文字看板が映える、総二階の京町家が目印の京寿司専門店です。



創業は天保年間ということですから、ゆうに200年を越える超老舗店であり、元々は煮売屋として商いを創められ、寿司の提供は明治時代になってからだそうです。   また店頭には昔と変わらぬ「おいなりさん」や「箱寿司」のサンプルが、さり気に飾ってありましたよ。



出前またはテイクアウトが半数以上を占めるためか、店内にはテーブルが3つしかなく、7.8名も入れば満員御礼となります。



厨房と客間を分ける仕切の設えに、ときを重ねた独特の趣とともに威厳を感じるのは、おやじだけでしょうか。



お品書き①
名代の鯖ずしから冒頭のいなり、箱寿司と、伝統を頑なに守る京寿司の数々がラインナップされています。



お品書き②
ひっくり返した裏面には、「京都寿司のれん会」に所属するお店が紹介されています。



「むしずし(並) 1,600円」

「熱いですから気をつけて」と運ばれてきた、年季の入った小ぶりのどんぶりの蓋を開けると、ふわっと湯気とともに仄かな甘い香りがあたりに立ち込めます。



所謂ぬくい(温かい)ばら寿司のことで、どんぶりに酢飯、穴子、海老、紅葉麩・ガリ、銀杏、グリーンピース、錦糸卵が盛りつけられ、せいろで約10分蒸されています。   そのため酢が円やかになり、ほくほくとした食感が楽しめ、錦糸卵の下に散りばめられた細切りの穴子の旨味も手伝って、あれよあれよという間に完食してしまいました!  旨い!


冬の風物詩であるこの蒸し寿司は、京都独自の伝統食の一つといえ、寒い時期に訪れた際には是非とも味わってほしい逸品といえます。  それにしても焦ったなぁ、、実は2日前に伺った時、臨時休業で今シーズン駄目かと一度は諦めたんですよ。  セーフ!

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