京都市右京区 「梅宮大社」 (古都探訪・74)
梅宮大社は氏社(うじしゃ)の一つで、名門氏族「源平藤橘」の一つ「橘氏(たちばなうじ)」の氏神として知られる、右京区に坐す名社。
写真は1828年に再建された楼門で、祀られている大山祇神は「酒解神(さけとけのかみ)」とも呼ばれることから、奉納された酒樽が門上に並ぶ。
拝殿。
こちらも1828年再建で京都府指定登録文化財となっている。
軒下には巨大な絵馬が。
本殿。
1700年の再建で、三間社流造、屋根は檜皮葺。
梅宮神社を一気に全国区にしたのは、境内に飼われている10数匹のネコがマスコミで取り上げられてから。
最近では本年5月に、NHK-BSの番組「岩合光昭の世界ネコ歩き・京都の四季」で紹介された。
番組に登場する動物写真家で有名な岩谷光昭氏は、頻繁に訪れているという。
思い思いの場所で、思い思いの格好でのんびりと過ごす。
*ネコたちを無理に触ったり抱っこしたり追いかけることは慎みましょう。
その名のとおり梅の名所として知られるが、この時期神苑(しんえん)の花菖蒲、紫陽花が見ごろを迎える。
神苑は池泉回遊式の庭園。
早春の梅に始まり、桜、ツツジ、菖蒲、紫陽花、紅葉、椿と四季折々楽しめる。
池の中島には茶室の池中亭(ちちゅうてい)が凛と佇む。 この茶室は「芦のまろ屋(あしのまろや)」とも呼ばれ、百人一首にも詠まれている。
その茶室をぐるりと囲むように花菖蒲が乱舞する。
本殿裏手の勾玉池周囲では色とりどりの紫陽花が競演する。
photo by OLYMPUS OM-D EM-5Ⅱ
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